ヘラブナ釣りは年中途切れることのない釣りだと思いますが、当然雨の中でも強行するのがヘラブナ釣りでもあるはずです。しかし雨の日の不快感は雨そのものに濡れるとかではなくて、竿を伝わって滴ってくる水滴が袖口から脇にまで入り込んくる。その気持ち悪さというかあの不快感はまさに閉口ものでしょう。

　その滴るのが嫌で色々と工夫を考えたことがあります。最初に考えたのは袖口から入らなくするゴムの袖です。ただこのタイプは手を下にしていると入らないだけで、腕を上に上げると侵入してしまいます。

　雨の日にし使わないのだからもっとプロユースであれば侵入が防げるものはないかと探しますとこんなものがありました。阪神素地は鮎用のタイツや靴も作っているメーカーですが、水産用ですから万全のものです。ただヘラブナ釣りにはおやおげさすギルのです。

　色々と試行錯誤してたどり着いたのは至極簡単にその滴りを防ぐ方法があったのです。それは竿を竿受けに止めるときに使う円形の竿止めリングゴムです。これを竿の握りの上でも良いのですが、握りから30㎝程度竿先に付けておくと水滴が滴ってこないのです。理想的には間を開けて2個取り付けると完璧ですが、竿の尺数によって径が違いますので各サイズを用意されると良いと思います。体裁を気にした細いリングより太めがお薦めです。これはホントに有効で竿を上げてやり取りしていても全く袖に侵入してこないのです。

　野池の場合は別でしょうが釣り堀でこの竿止めリングをされている方は希です。体裁もあまり良いものではありませんが、たったリングを1個か2個取り付けるだけであの不快感が解消できるのですから、我ながらしてやったりと思っています。
　雨の滴りも夏場ではまだ気にならないのでしょうが肌寒い時期では釣りそのものが嫌になってしまうほど不快ですよね。パラソルやテントを張っても竿は雨に濡れているのですから、釣り上げれば上げるほど不快感が増してしまいます。

　数百円で解決できるこの方法を是非お試し下さい。梅雨に入ると間違いなく重宝すると思いますよ。