両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 浮きサイズの迷い

 ヘラブナ釣り用の浮きを購入する場合は1本だけを買うよりも、同銘柄をサイズ別に揃える場合が多いと思うのですが、そのサイズ別に揃えたとしても実際は良く使う浮きは決まってくると思うんです。その場合にどのサイズを選んでいるかは、まさに感覚的に好きなサイズをスッと取っているように思うので結果として全く使わない浮きがあったりします。


 実際は使用する浮きはどのように選ぶべきなのでしょう。浮き箱からこれを使おうとするその数秒の間に判断していると思うのですが、いつも決まった尺数の竿であれば余計に使う浮きは決まってしまったりしますが、その場合でも使う浮きを変えるべきなのか同じで良いのかです。


 浮きはトップ-ボディ-足の3つの部品で出来上がっています。それぞれトップの太さやサイズに節の間隔そして素材の違いがあります。胴も基本クジャクの羽根か葦が基本で他にバルサやポリカーボネートもありますが、圧倒的に羽根と葦で作られていて太さや長さの違いがあります。そして足はカーボンか竹素材があり長さや太さの違いがあります。


 これらの組み合わせによって多種多彩のヘラ浮きが出回っていることになります。それをそれぞれどんなときにどんな方法で選べばいいのでしょう。それを単純に区別した場合として考えるとすると、何をどのようにしては判断しているのでしょう。


 先ずは釣り方で浮きの形状を変えている方が多いと思うのですが、宙釣りや深中にチョウチンや底釣りによる浮きの選択でしょうか。
 続けて選ぶ基準としてはそのポイントの水深が一つの判断となっているように感じます。その結果オモリがどの程度背負うことが出来るかも判断しているはずです。その結果として胴の張りも考慮します。そうそう使う餌によっても形状が変わってくると思うのですが、最後に浮きのサイズ全長が大きな判断となるでしょう。
 ではそのサイズを選ぶ基準はあるのでしょうか。ここで私の判断としては尺数の違いで選んでいますが、仮に竿が7尺であればチョウチンだとしても2m程度の水深であり、振り込むポイントも2m程度ですから全く重さが必要としないことになりますので、持っている一番小さなサイズで良いと思いますが、その竿が17尺に伸びたとするとチョウチンでも4m以上先に振り込み、そして水深も4m以上ありますのでそれなりの重りを抱く浮きが必要になります。


 あくまでもイメージでしかありませんが、7尺で全長20㎝程度から17尺で30㎝程度があれば十分と思うのですが、胴の太さを違わせることで重りの乗る量は明らかに違ってくると思います。ダム湖用として全長60㎝程の浮きがありましたが、今でもダム湖などを攻められる方は使っておられるのでしょうか。


 浮きの全長を決める場合の判断は、当然オモリの背負い方がとても重要になるのは大きなポイントだと思うのですが、浮までの距離がどの程度あるかで視認性もとても重要になります。そういう意味では15尺を超える辺りから徐々に長めの浮きが使いたくなります。まさに視認性が最大の要件ではないでしょうか。
 仮に8尺程度で目の前に落として釣っている場合に使っている浮きで、18尺で使ってみると殆ど使い物にならないと感じています。それは一つになじみ巾の問題があります。ベテランさんなどは落とし込みの場合、少々長尺の竿を使っても正確に振り込まれますが、私のように初心者ではどうしても浮きの真下から長尺になればなるほど遠くにポイントかずれてしまいます。増して振りきりで振り込んだ場合などアンカー状態が大きく出てしまいますので、8尺で使うような短い浮きでは水没してしまったりトップが殆ど出なくなっていたりしますので、やはり全長が長めの浮きかトップが長めの浮きを使いたくなります。


 仮に20㎝と30㎝と40㎝の浮きがあったとして、13尺までは20㎝が使えるでしょうし反対に40㎝では長すぎて使い難いでしょう。14尺から18尺までは30㎝で良いとして19尺を囲える辺りからは40㎝が見えてくるのではないでしょうか。
 実際は20㎝丁度ではなくて18㎝から25㎝程度でしょうか、30㎝についても27㎝から34㎝程度でしょう。40㎝では37㎝から45㎝程度でしょうか。


 全長に対して足の長さ胴の長さトップの長さと意味合いが変わってきます。全長20㎝でも足が5㎝胴が7㎝トップが8㎝の宙釣り用の浮きがあったとして、底釣り用は足が3㎝胴が10㎝トップが7㎝だとすると、乗るオモリの量は明らかに違っています。これらを瞬時に考慮して浮きを選んでいるのですから、案外ヘラ釣り師達は反射神経が良いのかも知れないですね。


 反射神経によって選んだ浮きによって、実は当たりが良く出るか反応が鈍いかが決まる場合があります。特にそれは冬期に多い現象なのですが、最後にマイブームを少し付け加えておきましょう。
 ある程度の中長尺の場合に上記のサイズよりやや短めの浮きを使うようにしています。その結果浮きの浮力が押さえられて当たりが出やすかったり、カラツン率を下げることが出来るからです。但しこれは今年の冬期の話であって毎年の事かどうかはわかりません。またこれからヘラブナが活発に動き出すシーズンですから同じ結果になるとは言い切れません。多分浮きが動きすぎて釣り辛くなってしまうと想像していますから、次はどんな浮き選びをすべきなのかまた少し迷ってみる事と致しましょう。