両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 底に高低差のある池での底釣り

 冬期に入ってとても釣り辛い季節になったわけですが、そんな冬期でも攻め方次第で快調に釣れる池があります。反対にとても釣り辛くなってボーズ覚悟の釣り池になる場合があります。


 つたない私の経験でしかないのですが、快調に釣れる池の特徴は池の底が全般に平坦でありオダや沈殿物が少ない釣り場のようです。つまりヘラブナにとって捕食しやすい環境が整っているのかどうかでしょう。
 関西の釣り堀で箱池と及ばれていた多くは自然池ではなく、人工の囲った池いわゆるプール状の池となっています。その為に排水のための傾斜が作られていることを除くと全体に平坦に作られています。
 その平坦さが故に小さなうどん餌でも見つけやすいのでしょう。冬期といえどもうどんで50枚台の数を稼ぐことが出来ます。勿論井戸水などの供給がされてある程度の水質浄化が図られていることも条件で、雨水程度しか給水されていない池では水質悪化のために、やはりヘラブナのコンディションが悪く釣れ難い池となっています。


 もう一つとしては自然池があります。元々の農業用水として使われていた池であったり谷をせき止めていたりと、決して底の状態が良いとはいえない池があります。そんな底の状態が良くない池はやはり底釣りには向いていないのでしょう。上手く食わせることは至難の業で小さなうどんを食わせるには、相当なテクニックを要求されているようで、私には全く無理!と断言できるほど当たりがもらえないのです。


 そんな底が良くない池で無理に釣らなくて良いのですが、どうしてもそんな池に行く必要があったりします。そんなときにどのように対処すれば良いのでしょう。


 一つは底の状態などお構いなしに食ってやろうとす、ヘラブナそのものに極端な食い気をもたらせることでしょう。良く底釣りでヘラブナを釣り続けていると床が掘れて浮き下が変わったなんて話を聞くことがあると思うのですが、まさに底にあるヘドロ状のものが舞い上がった証拠でしょうが、実はそんに掘れるほど底にヘドロの溜まった状態のところで食うことは少ないのです。とても食いにくい底ですからそれでも食ってやろうとする盛期には釣れるでしょうが、冬期になるとさっぱりなんて事が起きかねません。
 そこで集魚材たっぷり餌を使うことでむさぼり食わそうって算段です。当然集魚材としては多数売られていますので、どれが適しているかは自分の釣り方に合っていて信頼を置いて攻められる餌を使うことでしょう。但し集魚材を使いすぎると上ずって仕方ないなんてことになりかねませんから注意が必要です。


 もう一つは底に沈み込まない軽い餌を使うことでしょう。ダンゴ餌では浮かぶほどの軽い餌でありうどん餌では小粒に徹することでしょう。底が少々悪くても沈み込まなければ食ってくれる確率が上がるって事です。なんか情けない釣り方になりますが、数はそんなに稼げないのですが案外一番釣れる方法だったりします。


 集魚材を使って食い意地の張っているヘラブナを集めようとしても、不思議と集まってくるヘラブナは針の餌を食いつかないのです。これは一体どうして事かです。
 根本的に食いやすい餌の状態になってないということにつきます。それは底の状態の悪さがやはり起因していると思うのですが、ヘラブナの性質を理解することでもう少し対応できるのではないかと思うわけです。


 集まってきているヘラブナはやはり塊の餌にではなくて漂っている餌に対して興味を示している事実です。
 といって針に餌を付けなければ釣れないのですから、針の回りに餌を漂わせるになんて事は出来ません。実はそんな釣り方をしているのが段差の底釣りです。
 段底の釣り方は上針が大きくて大きな塊のダンゴ餌を付けて、下針は小型を付けて底に置くわけですが、上針から漂い落ちた餌が分散して底に溜まることで、下張りの小型餌を間違って食わせてしまおうって方法です。宙釣りでダンゴ餌を漂わせて角麩を食わせるなんて事も、まさに誤食させる釣り方となるわけです。


 私の行っている釣り池はバランスの底釣りですからそんな段差の底釣りかではません。そこで如何に食わせるかとなるわけですが、それはそれは苦労するばかりでこれで良いとなかなか決められずにいいますが、いつまで経っても浮きが戻らない餌では釣りが成立しないのは間違いなさそうです。
 しかし理想的に餌作りが出来ないのは全く経験不足でしかないのですが、どうしたらバチッと決まる餌作りが出来るのでしょうねぇ。