両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 当たりが消えたその時・・・1

 ヘラブナ釣りをしていて特に団子系の餌を使っていて、初めは良い当たりが出て釣れていたのに、徐々に当たりが出なくなったりカラツンになった経験はないでしょうか。そんな時の対策は何をすべきでしょう。


 実はうどん餌が成立する池であれば、朝から納竿まで同じうどん餌で成立します。これは餌に変化が起きないのと同時にまぶし粉程度では、ヘラブナの動きを極端に変えるほどではないためではないかと思っています。
 勿論まぶし粉に酔ってしまって当たりが出な句なることもあるのですが、ダンゴ餌ほど極端なことはないのではないかと思っています。


 では団子餌やグルテン餌の場合はどうして当たりが消えたりするのでしょう。私の考え方の1つは、団子餌の時間経過による変化です。釣り初めに団子餌を作るはずですが、その場合どの程度の量を作るでしょうか。仮に何度も作るのは面倒ですからある程度の量を作ってしまうと仮定します。


 釣り初めに作った餌は数分はそのまま放置するはずです。私の場合は釣り座の整理が出来た段階で餌を作ります。その課程ではまだ竿の用意はしていません。餌の準備が整ってから津小野準備に入るのですが、それは餌が十分吸水する時間を確保するためです。釣り出してから30分の間に餌は急激に変化をすると思うのですが、それは吸水してから上下を返したりして吸水量を均一にするためでもありますが、1時間後にはある程度安定した餌が出来上がっているはずです。


 しかしその日の天候によってその後の餌は変化を続けています。先ずは気温による変化でしょうか。真夏など餌がとても熱くて餌が煮えてしまうので、極端に柔らかくなったりすると思うのですが、反対に冬期は気温が低いために気温変化は起きにくいとしても、季節風による乾燥が起きてしまいます。勿論凍るような低い気温でも堅くなってしまいます。
 餌桶の上に何かの被いを掛けたたり桶を2重にしたとしましても、時間経過の変化は防ぎようがありません。


 つまり餌の変化によって想定していた餌の開き方に変化が起きてしまったがために、当たりが消えたりカラツンになってしまったと考えるわけです。それを防ぐためには1度に沢山の餌を作らないことが重要だと思っています。また初めに作った餌があまり反応が良くなかった場合は、量が少なく作っている場合は作り直しが早くできますので、我慢の釣りをする必要がないと思うのです。


 この時間経過の変化を見逃してしまうと、釣れなくなった当たらなくなったとぼやくだけになってしまいます。
 ベテランの方たちは作った餌を基本餌と使用する餌に二分させて、時間の経過やヘラブナの動きに合わせて、その度に基本へを足したりして調整を加え、食いが続くようの維持をさせていますが、私のような未熟者はなかなか上手くコントロールが出来ませんので、時間の経過と共に当たりが遠のいたり触りすら出ない、そんな状態に陥ってしまってしまうような餌の管理が出来てない事になるわけです。


 理想的には2時間程度で使い切る餌作りが良いように思います。勿論作り立てはまた使い辛いので、餌を使い切るまでに次の餌の準備をすると、また放置時間が確保出来ますので直ぐに使える餌になると思います。その放置時間も自分で決めた一定時間になるようにしなければ、その放置時間の差で違った状態の餌を作りかねません。


 たったこの餌の作り直す一手間を惜しむことで、釣れない餌で浮きを見つめてしまうような負のループに捉まってしまっているのです。


 具体的には時間と共に開きの遅い餌になっていたり、締まり過ぎる餌になっていたり、バラケ性が極端に減ってしまっていたりなど、ヘラブナが食いたくても食い難い餌に変化してしまったがために、当たらない釣れない餌になってしまっていると考えられます。
 釣れなくなったら我慢しないで無駄になったとしても、先ずは餌の作り直しをして見る事で解決するのではないでしょうか。