両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 大助への道 釣り堀での結論・・・かも

 前々回から大助を如何に釣り上げようかと検証を続けているのですが、なんとか1日1枚は混じるようになってきました。ということはやはり釣り方を変えると大助が釣れるという事実でしょう。


 検証した結果としてヘラブナを寄せすぎると小型ばかり集まってしまう事実です。人が少ない日はある程度別とすべきでしょうが、人の多い休日などで回りの釣り人より多く集めてしまうと小型が多くなる事です。
 それは休日で人出の多い日はただでさえヘラブナは警戒しているはずで、特に百戦錬磨の大助になると余計に警戒心は強いと考えるべきでしょう。そんな警戒心の強いまた警戒すべき休日で、回りの釣り人より多く集めてしまうことは、余計に小型ばかりを集めてしまう結果となるようです。
 今まで警戒心が高まる休日でも何度も何度もリャンコで釣り上げたことがあるのです。それ程集めに集めているのですから、大助なんて近寄ってこれなかったのではと思うのです。


 そういう意味で考えますと1日の釣果の目標を落とす必要があるのではとなるのです。今までは1日50枚を目標にして対応していたのです。現に50枚を超える日が何度もあったのです。ところが尺2を超えるような良いサイズが全くと言って良いほど釣れなくなっていたのです。


 今回多い日には47枚を釣り上げてしまいましたが、それは土曜日でもあり人が少なかったがための現象です、それでも43㎝あまりの大助を1枚を釣り上げる事が出来たのです。その前は37枚に落ちていましたので、人が少ないから10枚余分に釣れたと考えられます。また今回は24枚と撃沈してしまったのですが、今までにない多人数の人達が池に入りましたので、警戒心も高まっていたに違いないと思うのですが、このときも43㎝あまりの大助が1枚釣れたのです。


 ではいったい何をしたかです。1つは集魚効果の薄い餌を使ったことがなんと言っても第一要因でしょう。集魚効果の高い餌を使いますと明らかに寄っていることが確認できるほどになりますが、如何に集めすぎないようにするかを工夫する餌の組み立てです。
 本来ヘラブナ釣りは1枚でも多く釣り上げる事が良しとしているはずですから、当然他の釣り人より釣り上げる事を目標にしていたのですが、その結果サイズが全く伴わない釣果となっていたと考えました。


 次に感度の悪い浮きに変更です。しっかりとした当たりが出る浮きに変更したのです。今まではホンの黒節程度の小当たりでも取れるような高感度の浮きを選択していたのです。結果として極小の食い当たりも表現できましたので、当然比例して釣果が伸びる結果となっていたと思うのです。


 次にハリス長です。如何にアピール度を増すかによってヘラブナの関心を引き、餌に対する興味を持たせることで、食わずにいられないような演出をしていました。結果としてやはり早当たりが連発するようになったのです。まさに入れポンが続くのですから楽しくて仕方ありません。それこそ幾ら待ったとしても30秒以内に当たりが出るようになったのです。
 当然浮きの動きも活発になってしまいますので合わせ回数が増えてしまいます。同時に餌打ち回数が増えるのですから、余計にヘラブナが集める結果となっていたのです。


 また少しでもヘラブナが集まっているポイントに届かせるかも重要になりました。ホームグラウンドの淀の釣り天狗池には、波除けパイプが敷設されていますのでその際がポイントとなります。その為には適した尺数の竿を選ぶ必要があります。
 ということは反対にパイプ際から離れたポイントを狙うことで、結果として大助の確率が上がると考える事が出来ます。このように大助への道としては竿の選択も重要だろうと思うわけです。


 これらの複合作用としては如何に釣れないようにするかという、釣りとしては甚だ矛盾した考えに基づいて攻めることが、大助への道だろうとの結論に達したのです。
 この考え方が合っているかどうか、またヘラブナ釣りとしての合理性があるのかどうかはわかりません。大会をしないでゆっくりと休日を楽しむのだとすると、数釣りを楽しみたいと思うのですが、大助大会をしている限り数釣りでは勝てませんので、こんな変なことをしなければならないのです。


 反対の言い方をしますと、大助対応の釣りをしなければ数釣りが出来るということになるのです。はっきり言いましてより多く釣り上げる方が簡単だと思ったのです。勿論限度があるとは思いますけが。


 多く集めて関心を高め食いやすい状態に持って行くと数は釣れるのですが、それより集めないことが大助への道だとしても、大助もヘラブナに違いないのですから、全く関心を示さないような釣り方をしていると、大助どころか小助も全く無視されてしまうことになってしまいます。実は先日の実験で寄りを極力少なくしていたのですが、最終段階では全く無関心となってしまって当たりが消えてしまったのです。これはなかなか辛いところがありますので、程良い当たり回数に留めることに専念する必要があるわけです。そんなことわかっていても出来るわけないですよねぇ。


 大助は釣りたいが釣果も伸ばしたい、釣果を伸ばせば大助が釣れない、大助を釣りたければ釣れないようにする。結果全く釣れなくなってしまう。このジレンマからはどうすれば脱却できるのでしょう。