猛暑が続いていた今年ですが、梅雨の時期が長くて猛暑の期間は案外短かったような印象を受けます。それでも連日の猛暑で命を落とす方もおられる方がいるのですから、尋常な暑さではなかったことが窺えます。そんな連日の猛暑がやっと落ち着いて日曜日には一段落しそうで、それも少なかった雨も降るかも知れないとのことですから、酸欠状態だった釣り池もやっと息を吹き返すかも知れません。

　雨の中の釣行はうっとうしいものですが、猛暑の中よりは過ごしやすく雨に濡れても気持ちが良いほどかもと思っています。とはいえ当然カッパを着て過ごすには暑すぎますので、曇り空といえども不意の雨除けと紫外線防止のためにパラソルと日焼け止めは欠かせませんね。

　ところが予報とは違ってすっかり晴れ渡っています。とはいえ朝の一時はやっと涼しくなったと感じる事が出来ました。

　
　それこそ日差しが強い日は命がけの釣行でした。まし今は新型コロナの影響もあって外出そのものが命がけです。ヘラブナ釣りも高齢化が進んでいますので、新型コロナだけでなく猛暑と同時に雨予報が出ると釣り人は減ってしまいます。そんなときにあえて釣行しようとする馬鹿な私ですが、まさに池を独り占め状態で爆釣してやろうとの算段で釣行してきましたが、誰しも思うことは同じと見えて大池の畑側にズラーッと並んでの釣行と相成りました。

　ところが反対に小池はたった二人です。最近小池はとても釣り難くなっていますので、人が少なくても入ろうとは思いませんでしたが、大助を狙ってあえ角を陣取った方も居ます。釣り終わって釣果をお聞きしたのですが、やはり10数枚で終わったとのことでした。

　今回の釣行では、人出が少なければ少し短めの尺数で挑む予定でいましたが、少しでも人が多ければ長めの尺数を出してやろうとの算段です。ただ10尺から13尺の中途半端なサイズは、近くに釣り人がいると調子が悪い印象があります。9尺以下に落とすか14尺以上を出したいところです。とはいえ釣る人は尺数に関係なく釣り上げられていますので、結局は腕ということになるのでしょうね。
　そうそう7尺から使える池ですが、縁近くは何か落ちているのか底掛かりをしてしまいますので注意が必要です。

　ただ当日の大池はとんでもない状況だったのです。先ずはコレを見て下さい。

　水面がざわついているのがわかるでしょうか。餌打ちする前から池全体でヘラブナが浮いているのです。口を水面に出していませんので酸欠とは思えませんが、どこといわずに一面に浮いているのです。この現象は8月に入ってから続いている様子ですが、前回は釣り始めると少し落ち着いたのですが、今回は全く状況が変わらないのです。
　実際釣り始めると打ち込んだ餌には全く興味を示しません。底釣りですから餌が着底してからは浮きがじーっとしているのです。そんな状況のまま30分以上餌打ちを続けてやっと反応が出て釣れ出します。しかし当たりかとても間遠いのです。無数に居るヘラブナは餌に関心がなく、少量のヘラブナが関心を示すのでしょう、忘れた頃にツンと当たって釣れてきます。
　同じポイントに餌打ちを続けますと当たりが続きません。行儀悪いのですが1m程横にずらして打ち込むとツンと当たります。そこで数枚上げるとまた当たりが止まってしまいます。

　午前中長竿を使っていたのですが芳しくありません。そこでランチ後2尺縮めてみます。またまた初めは当たりが出ません。それこそ全く無視を決め込むように当たりが出ないのです。仕方なくいつものように当たりが出まで餌打ちを続けます。それでなんとか当たりが出るようになったのですが、相変わらず水面に集まったヘラブナの様子は変わりません。これはいったいどうしたことでしょう。
　朝から浮いていたのですがその時に測った水温は27度でしたから、決して高水温になっているわけではありません。釣り天狗池は井戸水が常に入っていますので、水温が高くならないのだと思うのですが、それでも水が汚れていたのは間違いなく、釣り終わって竿を拭くといつも以上に汚れていました。

　うどん餌でしたが、まぶし粉の漬け方を工夫してなんとか当たりを出していたのですが、結果的に38枚止まりでしたのでやはり調子が悪いと感じます。いつも以上に浮きが動かないのです。ジャミによって動きすぎるのも閉口ものですが、浮きの見本市のように動かないのもストレスが溜まります。
　ただ不思議なことにいつもいつも小助ばかりの私ですが、今日は平均サイズが良かったのです。これはまさに体力のある大型のヘラブナが食ってきた証拠だろうと思いました。とわいえつものように大助は釣れず仕舞いですからやはり下手くそなんでしょうねぇ。

　次週は滋賀県の清風池です。先々週は酷い目に遭った清風池ですが、なんとか意趣返しをしてくる予定です。でも返り討ちに遭ってしまうのでしょうね。ハァ・・・