両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 反省が終わらない

 日曜釣り師としては毎日曜日に釣行を繰り返していますが、毎回納得できない点が出てきます。どうして当たりが続かないのだろう。どうして同じ当たりでカラツンになるのだろう。どうして口にかかっているのに空気を吸わせた瞬間にバレてしまうのだろう。どうして・・どうして・・どうして・・と疑問が次から次へと湧いてきます。その度にこうすれば良いだろうこうすべきだったと反省点を修正していくのですが、いつまで経ってもその修正は終わりそうにありません。


 当然季節の移り変わりがありますので毎回水温や天候が違っています。風の影響も受けることでしょう。雨の日だってかんかん照りの晴天の日もあるわけです。それを同じ調子で釣り続けることなんか至難の業でしょう。その天候など自然の要素をどの程度理解して取り程度考慮した釣り方をするか。
 例えば今盛んなルアー釣りがあります。ブラックバスの川や池での釣り、海でも鯛ラバでの鯛釣り、デカいルアーを使ってのヒラマサ釣り、重いジグを使った船でのルアー釣り、小さなミノーやソフトルアーでのメバル釣り、河口でのスズキ釣りは昔からあります。
 これらのいわゆる疑似餌は、当然自然な餌ではありませんので臭いは全くしないわけです。その昔ブラックバス用の香り付けがありましたが、今ではどうなっているのでしょうね。いずれにしても音と視認性を重視した釣り方になっています。
 潮の透明度や色合いや濁り具合など、その時々の状況に合わせて色や形を決めるのですが、巻き上げ速度やアクションのかけ方など毎投工夫を凝らせた釣り方をしています。そのルアー選びや巻き上げ速度のどれか一つでも選択間違いをすると、その日は釣れないなんてことが起きてしまいます。


 ではヘラブナ釣りの場合はそれ程にシビアーな対応をしているでしょうか。前回と同じ仕掛けに同じ餌、勿論針や浮きも同じものを使っています。それでいて今日は釣れないとかこの池は釣れないとか、自分の選択ミスを棚に上げて批判に終始していないでしょうか。


 誤解を恐れずに言うなればヘラブナ釣りはそれ程ぬるい釣りの世界だということも出来てしまいます。


 今日はどの竿の長さが良いだろう、仕掛けの太さや色はどれにしよう、針の色やサイズはどれを選び、浮きの浮力や感度はどれが良いなど、本当はその日その日で違っていてもおかしくはないのですが、この池の場合は15尺が良いとか10尺が最適だとか、ハリス長は35㎝がいいとか、どこかで決めつけてしまっていないでしょうか。


 ヘラブナ釣りの餌はそれこそ多数売られていますので迷い出すときりがないのですが、どの餌をどのようにブレンドするか、水分量や堅さにサイズと色々と工夫する余地は多数あるはずですが、なぜか決めつけてしまっているような気がします。


 ルアーのようにただ吊しているだけでは見向きもされない疑似餌と違い、ヘラブナが食べられる餌を使って釣っているのですから、少々の間違いがあったとしてもある程度の釣果が得られてしまいますので、どうしても工夫しようとする考えにならないのかも知れないのですが、ルアー釣りでは当たり前にしていることをどうしてヘラブナ釣りではしないのでしょう。
 やはり工夫しようとする貪欲さが足りないのかも知れないと思ったりします。
 私のような貪欲さを上品な皆さんは持ち合わせておられないのでしょうが、超ベテランの多いヘラブナ釣り界に於いても尚いい釣果をあげられている方は、やはり周りに悟られないといいますか、人知れず工夫をされているのだろうと思うのです。それも当たり前のように工夫を重ねられているはずです。
 超ベテランですら小さな工夫を重ねて釣果を得られているのですから、私のような初心者が何も工夫しないで良い釣果をあげられるはずもありませんよね。


 結果として毎釣毎釣反省点が出てきてしまって、終わりのない旅を続けているのがヘラブナ釣りのような気がしてきているのですが、そんな感覚はおかしいでしょうかねぇ・・・・