蝉が鳴き出していますのでもう梅雨明けだと思うのですが、気象庁はまだまだ梅雨は明けないとのこと、場合によっては8月までずれ込むそうですが、蝉が鳴き出すと梅雨開けだったはずで、そらの雲も入道雲的な夏雲に変わっています。確かに前線が北上しなければ梅雨明けにはならないのですが、コロナ騒ぎの後に水害なんてもういらないですよね。

　さて今回もヘラ竿をチヌ竿に持ち替えて押っ取り刀の様相で行って参りました。前回は10年以上振りの釣行だったがためか、運動不足がそのまま現れてしまって体中がへろへろバキバキになってしまいました。今回は果たしてどうなることやらですが、少し早めに到着してゆとりある釣行の計画です。
　次週であれば連休も多く休んでいられるのですが、そうも行きませんので梅雨の中休みを狙っての釣行と相成りました。

　実はスズキ釣りは雨か雨後が好機なんです。川から餌が流れ込むことも大きな要因なのですが、海水が少し薄まる状況では他の餌取りの動きが弱まるのです。その点汽水域でも活発な動きをするスズキには苦になりませんので、選択的釣行としては最適な時期とも言えるのです。
　今回は運良く行けば黒鯛も視野に入れています。実は前回の釣行で黒鯛が多数発見出来ているのです。不思議と当たりはなかったのですが少し作戦を変えることで、狙えるかも知れないと思うのですが、本格的に狙う程にはまだ模索しているところです。

　スズキ釣りは色々な方法があります。今ではルアーが一般的で良いサイズを狙うには最適でしょうが関西ではエビ撒き釣りが一般的です。もう30年以上前でしょうか。大阪の岸和田沿岸でエビ撒き釣りが一世を風靡した時期がありました。我も我と押し寄せて賑わいを見せていましたが今ではどうなっているのでしょうね。

　さて今回は夕方近くに現地に到着です。このポイントで誰かが釣りをしていたなんて見たことがないのですが、私のとっておきのポイントで何年も通っている秘密の場所です。地元の方も釣りをされて居るを見たことがないのです。何年も通い続けて誰ひとり釣り人に会ったことがないのですが、先ずボーズを喰らう事はないポイントです。とはいえ自然相手ですから1匹釣れただけなんてことも当然あるわけです。

　ヘラブナの時もそうですが何となく釣りそうなポイントはわかるものです。これは他の釣りでも同じ事で知らない磯に上がった時もどこをポイントにするか、川を見てもどこがイワナポイントかどこが鮎の友釣りポイントかは判断出来ます。同じように海でも判断出来るようになりますので、人が釣っているかいないかは無視して考えるようにしています。
　ある時大阪の北港へ釣行したことがあります。いつものように全く釣り人は見えません。釣りをした形跡すら残ってない場所で竿を出したのですが、思った通り良いサイズのスズキが釣れてくれました。
　但し持ち帰ってさばいたのですが油臭くて食べる事が出来なかったのです。これが原因で誰も釣りに来ていなかったのかも知れませんが、今では海も綺麗になっていますので案外食べられるスズキが釣れるかも知れないですね。

　さて今回は随分早く到着してしまいました。日が高くて暑くてたまりませんので日が傾くまで我慢していました。
　徐々に日が傾きだしてきましたのでそろそろと準備に入ります。早速釣れてくれたのが何と黒鯛でした。前回は全く釣れなかったのに状況の違いあるのでしょうね。

　続けてスズキの子供が釣れてきます。今日はなぜかスズキ系の当たりがとても少ないのです。前日まで雨が多かったはずなのに不思議です。

　そしてこの人も黒鯛を釣り上げます。

　この他に強烈な引きの大物をハリス切れで取り逃がす失態を演じてしまい、結局今回は黒鯛は3匹で終わってしまいました。

　その他に小型のスズキの子が釣れましたので一人1匹の塩焼きとなります。

　今回の釣行では浮き下などに課題を残すこととなりました。初めはいつもと同じ浮き下で始めたのですが、当たりが遠くて黒鯛が釣れてきます。その後一気に浮き下を縮めるとスズキの子が釣れてきましたので、結構上ずっていたのかも知れません。
　また前回までは全く駄目だと思っていた場所も、今回試してみて有効なことがわかりましたので、使いの釣行では責め場所が広がって事になるのですが、どう見ても釣れそうにないところですから誰も釣りをしているのを見たことがありません。
　そうそうもう一つ新しいポイトンも見つめました。そこは多数の人達が居るのですがアジなどを釣っている様子です。黒鯛狙いの人も居るのですが攻めるポイントを間違っていると思いました。人が少ないときに狙ってみるのも良いかなぁと思いましたがさてどうなりますか。

　ということで海釣りの1日となったのですが、来週は滋賀県の清風池でヘラブナ釣りです。水温も高くて釣り難いでしょうがどんな攻め方をしてみましょう。