両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣りと黒鯛とスズキ釣り 11月15日(日)

 次の連休には海釣りに行こうと決めていたのですが1週間早めての釣行と相成りました。やはり水温が低下する前にもうひと頑張りして爆釣してやろうと思ったからです。
 もう一つは水温低下と共にサイズアップするのですが、当然数が釣れなくなってしまいますので、それはそれで退屈な釣りになりかねませんから、やはり釣りは釣れてこそ面白いのであって、太公望のように糸を垂れているだけで満足だなんて、そんな仙人の域へは遠く及ばないのであります。


 月に1度の海釣りを再開して何ヶ月かになりますが、海の魚の場合とヘラブナの当たり方に違いがありすぎて、どうしてもヘラブナ釣りの癖が出てしまって上手く合わせることが出来ないのです。


 ヘラブナの釣りの場合はホンの1節程度の当たりを間髪入れずに合わせなければ、カラツンとなってしまうのですが、海の魚の場合は使っている餌にもよるのでしょうが、しっかりとくわえ込ませなければカラバリばかりを引いてしまうことになります。


 それがわかっていたとしても釣り始めの段階では、どうしても当たりがあれば即合わせをしてしまってあ~あとなるわけです。手が覚えたタイミングですから頭で理解していたとしても、そのようにならないのですから困ってしまいます。


 当たりがあってそのままスーッと浮きが海中に引き込まれるのを待ち、もう一段食い込んだところを合わせると、場合によっては飲み込んでしまっているのですが確実に針かかりします。ただ飲み込まれてしまうと針が上手く外せずに殺しかねませんので、リリースするのにはできるだけ口に掛けたいのですが、カラバリを引くよりは良いかとついつい飲み込ませてしまって、持ち帰る魚が増えて困ってしまいます。


 釣れる対象魚や使う餌の工夫でもう少しなんとかなるのかも知れませんが、根が貧乏性なものですから、海の魚は持ち帰って食べたいと思うわけです。日頃食べないヘラブナを釣っているのですから、海の魚だったとしてもリリースすれば良いのですが、それもある程度の大きさになると、勿体ない精神が頭をもたげてしまいますので、丁重にクーラーへとお入りいただくわけです。


 それがしっかりしたサイズであればストリンガーに掛けて泳がしておくのですが、それ程でもないサイズで針を飲み込まれてしまいますと、死んでしまった魚を海に捨てるわけにも行きませんので、お腹の中に入っていただきまして明日の命の糧となるわけです。


 もう11月の半ばとなってしまいましたのでこれが最後の海釣りかと思うのですが、もし良い釣りが出来ましたら翌週の連休にも再挑戦して見たいと思っていました。


 しかし防寒対策をしっかりとっての釣行だったのですが、予想していたより寒くて完全防寒で挑みましたが、まだ少し油断があったのでしょう寒くて寒くて日本海方面はバカに出来ません。もし来週にも行く事になるとすればもっとしっかりと防寒対策をする必要を感じました。


 前置きが長くなってしまいましたが、瑞電夜の帳が早くなりましたので夏より2時間早く釣り開始する必要がありました。それも含めていつもより多い目の餌を持ち込んだのですが、いつもと同じより少し早めに使い切ってしまったのです。
 その理由の1つがはやりまだまだ餌取りが多かったことです。1月前よりは海水温も下がっていましたので、釣り上げた魚が温かいとは感じなかったのですが、それでも小型サイズに餌をとられることが多くありました。ただ当たりそのものは減った印象ですから、やはり確実な水温低下と共に魚が移動しだしている事を感じます。


 そんな釣り難いと感じたのですが、私が苦労している横目に紅がポンポンとチヌを釣り上げるているではないですか。私が1枚釣る間に4~5枚釣り上げています。そのなかには良いサイズも混ざっていたのですから恐れ入ります。


 夏には小型だったクサフグも良いサイズに成長しています。クサフグも成長するとトラフグとそっくりになりますが、背びれのところに大きな黒い斑点があるので区別がつきます。実はこのクサフグも美味しく食べられるのですが、当然素人料理は命の危険がありますので絶対に禁止です。調理師免許やフグ取り扱い免許を持っていたとしても、このクサフグの知識がなければ調理は禁止です。そのクサフグは内臓だけでなく皮にも毒がありますので、トラフグより怖いですから決して食べないようにして下さい。


 チヌもまだまだこのサイズが多く釣れて来ますので、まだ水温が高いといえるのでしょう。


 そんな中にとても良い手応えがある魚が掛かりましたが姿を見る前に痛恨のバラしです。悔しさ満載だったのですが、またまた良い当たりがあり今度は姿も見えて、とても良いサイズだとわかります。ただ暗い海のため網で受け損ねてまたまた痛恨のバラしと全くついていません。今日は紅に負けたと思っていたのですが、最後の最後に写真のセイゴを釣り上げ面目を保てたので納竿と致しました。
 しかし先週には紅に44.3㎝の大助を釣られていますので良いところがありません。今回も数では負けています。フグやアジなど外道ばかり釣り上げているのですから、負けは確定していたのですが・・・。これでは12月のヘラブナ大会も負けそうな予感がします。


 釣り終えた乾燥としてはやはりサイズが良くなって来ている印象があります。ただまだ10㎝程度のアジが餌取りとしていますので困りますが、そのアジを餌にして大型スズキを狙ったのです。結果は・・・最後まで元気いっぱいで泳ぎ回っていました。


 来週は連休ですがどうも雨が降る様子です。もう海釣りは納竿するかそれとももう1回釣行して今年の釣り納めとするか、1週間天気予報を睨みながら決めようと思います。


 しかし日本海の空はとっても綺麗ですね。京都では見られない天の川がくっきりと見えます。星の数が全く違うのですからあの夜空を見上げに行くだけでも、わざわざ日本海にまで行く価値があります。
 機会があれば是非ゆっくりと空を見上げてみて下さい。夏場より空が澄んでいますので寄り多くの星が輝いているのがわかります。