両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 真夏の両グルテンの底釣り

 暖かい時期は団子餌が普通のことでしょうが、寄り過ぎ防止とエサ保ちを考慮するとグルテンも良いのではないかと思うのです。一般的には新ベラが放流されるようになる時期からのエサでしょうが、案外良い当たりが続いて釣れ続くエサだと思っています。


 寄り過ぎによる釣り難さはご存じの通りだと思うのですが、反対に寄りが悪すぎるのも釣果に結びつきません。実際盛り上がるほど寄ってしまった場合より、少なめに寄せていた方が的確な当たりで釣れ続くと思うのです。とはいえその程々の寄りを期待する為に開きの悪いグルテンを使ってしまうと、回りで釣られている団子餌のグループに寄せ負けてしまいます。
 やはりグルテン餌だとしてもある程度のバラケさせて、集魚効果を持たせるエサ作りが必要だと思っています。


 1つの方法はグルテン餌とマッシュを混ぜることです。元々グルテン餌はマッシュポテトにグルテンを混ぜてあるものです。その混合比によって開きが早い遅い硬いバラケる等の違いとなっています。元々グルテン餌には特徴を持たせてありますので、開きの遅いグルテン餌や早いグルテン餌を選ぶことが出来ます。


 次のURLをクリックするとマルキューのグルテンのページに飛びますが、その表を見るだけでも特徴の違いが理解出来ます。
https://www.marukyu.com/pop2/chinka/202001gluten.pdf
 表の左へ行けば行くほどがバラケ性が高く、上下は上が軽くしたが重い餌なります。つまり右下が重く開きが遅いグルテン「グルテン1」で、軽くて開きの早いエサは左上の「新ベラグルテン」だとわかります。


 仮に新ベラグルテンだと開きが早すぎるのであれば、グルテン1を混ぜれば良いことになるのですが、グルテン1は一番集魚効果の高いものがブレンドされていますので、求めているエサの特徴に仕上がるかどうかは微妙です。どちらかというと野池用でしょうか。


 またグルテン餌だからとグルテン同士をブレンドする必要はなく、もっと早く開かせたい場合は麩エサを混ぜれば簡単です。反対に開きを遅くしたければカルネバをブレンドするのも方法と思っています。
 また単純にマッシュポテトを混ぜるだけで、底についてから早めに膨らむエサが作れたりと、思い描いているエサ作りが出来ると思うのです。ただ私のような団子餌を使い慣れていないものにとっては、これがまた至難の業で毎回調子よく作れることがないから困ってしまいます。


 そこでもう一つの方法として餌のサイズ変更を試すのです。思ったよりバラケ性が強いエサが出来上がった場合は、団子餌程度の少し大きめに餌付けをして対応し、反対に開きが遅いと感じた場合は、針がギリギリ隠れる程度の小餌にすると、良い反応が出てカラツンを防げたりします。


 私自身決めつけての餌作りが出来ないものですから、団子餌とグルテン餌の両方を作ってしまいます。グルテンとバラケ餌を作ると必然的にグルバラセットの釣り方となるのでしょうが、私的にはどうしても当たりが遠いと感じてしまいます。
 理屈としてバラケ餌で寄せてグルテン餌に食わせようとするものですが、バラケに寄ったヘラブナがわざわざグルテン餌を選んで食ってくれるとは思えないのです。実際は食ってきますが私がもしヘラブナなら、バラケの漂っている餌に反応したのですから、わざわざ固まりであるグルテン餌を食ってみようとは思わないと思うのです。


 団子餌の場合は両団子で、グルテン餌であれば両グルテンで釣りたいと思うのです。両グルテンだとすると、グルテンで集まったのですからグルテン餌を食ってくれると思うのが、まさに単純明快で幼稚的思考ではあるのですが、マトを得ているように思い込んでいるのです。


 最近流行なのが団子餌とグルテン餌を単純に混ぜてしまう方法があります。これは水を加える前に混ぜるのではなくて、それぞれ別々の餌として作り上げてから荒く混ぜ合わせて、マーブル状態のまま針付けする方法です。
 これがまた不思議と釣れてくるのですが理屈がわかりません。団子餌とグルテン餌を荒く混ぜただけで釣れてくるのですから、両方の良いとこ取りをしているのではないかと、これもまた勝手な思い込みですがそのように解釈しているのです。


 結局下手くそだからこそ色々と試してしまうのですが、ベテラン諸氏や腕の良い方には全く無視して頂いていい話ばかりです。ああ!!元々私のブログはこうすれば良いとの提案や意見ではなくて、どうすれば釣れるだろうとの思考整理のつぶやきでしかないのです。
 色々と思ったこと感じたことを整理するための記録的な話です。ですからいつもいつもこうすれば良いとの結論が書けないでいます。今回のブレンド比率だって自信を持ってお勧め出来るものがないのです。


 全く別の話ですが、ある料理の作り方をお示しすることがあるのですが、決して材料に対して調味料の量はお伝えしません。調味料の種類はお伝えしますが大さじ何杯、カップ何CCなんことも言わないのです。それによって聞かれた方の好みの味に仕上げることが出来るのです。
 ヘラブナ釣りも同じ事で、餌のブレント比率をお伝えしたとしても、出来上がった餌に違いが出たりします。釣れる釣れないは餌だけに限らず浮きの形状、オモリバランス、ハリスの太さや長さ、針の形状に太さなど、それによって釣果にも違いは出てしまいます。
 私の好きな仕掛けの組み合わせはありますが、万人に適しているとは決して思わないのです。やはりそれぞれ個性がありますし釣り方の違いや当たりの出し方の違い、どんな当たりを良しとするかなども全く違っているはずです。


 今回も夏は団子餌と固定概念からグルテン餌も面白いですよって話で、それもただ団子餌では釣れない時があるからで、団子餌で調子良く釣れていたらグルテンなんか登場させる必要はないわけです。
 但し冬のグルテン餌の釣り方をしていると調子良くは釣れませんので、何某かの工夫がと餌のブレンドをしてその日に合った餌を作り上げる工夫が必要って話です。


 私はM気が強いのかも知れませんが、あれやこれやと悩んで次の答えを出すのが面白いと思っています。それがぴったり合ったときは至高の喜びとなるのであります。