両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 池主にお願い

 昨今のヘラブナ釣り師人口が減っている中で、釣り堀経営はなかなか難しい局面になっていると思いますが、自ら首を絞めないためにも色々な工夫をして貰いたいと思うのです。


 外部から利用者目線で見ていますと色々なところが目に付いてしまいます。1番困りますのが駐車場事情でしょうか。
 ヘラブナ釣りは他の釣りより持ち込む道具がとても多いと感じています。ヘラバッグもとても大きくて持ち歩くには大変でしょう。私などはヘラバッグではなくてアルミケースや入りきらないものはサブバッグで代用していますが、それ以外に竿ケースもサイズ別に2ケースと釣り台や餌バッグなど、それこそ引っ越し荷物のように増えています。
 それらを釣り場まで持ち込むのですが、駐車場からポイントまでが近ければそんなに苦にはならないのですが、比較的離れていたり途中キャリーでは運べないような段差や階段であったりと、なかなか難しい地形条件だったりしますのでどうしても足が遠のいてしまいます。
 改めて土地を購入するなどは到底出来ないでしょうから、せめて導入路の整備は整えて頂きたいと思うのです。


 次にトイレ事情でしょうか。釣り池によっては水洗トイレが整備されていて清潔に保たれています。男女別のトイレも用意されているところもあるのですが、今時汲み取り式の和式トイレであったりして不衛生極まりないのです。男でも敬遠したくなるのですから女性釣り師はもっと行きたくないでしょう。水回りの整備は高価になりがちですが、やはり女性客目線は必要ではないでしようか。


 次に池そのものの管理です。全てではないにしろヘラブナ釣りをされない池主が池を管理されています。どうしてもヘラ釣り師の思いが伝わらないようで、理解が少ないように感じます。ヘラ釣り師に寄り添った池の運営が出来ると、もっともっと釣り人が多く訪問する池になると思うのです。
 それはサービスの面に現れてきます。訪問する釣り師が減ったためにサービス内容が改悪されていきます。大助に対する賞金サービスや月間賞や年間賞などの廃止、食堂施設の廃止に休憩設備の撤去、釣り桟橋の整備不良、放流魚の減少、貸し出しタマの未整備、池の水管理に魚の病気に対する対応など、釣り師側から見ると敬遠したくなる対応をされているのです。


 つまり流行らぬパチンコ店のように儲からないから出玉を減らす。その結果客が勝てないパチンコ店として減っていきます。そうするとまた余計に出玉を減らすような対応をして、少しでも目先の利益を求めてしまって結果倒産してしまうようになります。
 釣り堀とて同じ事で訪れる釣り師が減っていくことで池のサービスを改悪すると、少しでもサービスの良い池に釣り客は移ってしまいます。そうすると余計にサービスを減らして少しでも利益を残そうとしてしまって、またまた釣り人が減るような悪循環に陥ってしまいます。


 そんな池の多くは釣りをしない池主が経営しているが為の無理解でしょう。最低限一般経営能力さえあれば、そんなバカげた対応はしないのでしょうが、元々の池主の高齢化によって2代目3代目の池主が加わることで、元々の経営や長年蓄積されたノウハウすら受け継がず、目先の利益追求に陥ってしまって余計に首を絞める結果となっているように見受けます。


 単純に外野から見ている限り決して儲かる商売ではないと思うのですが、それでも釣り人側に寄り添った運営をして頂くことで、釣り人の減少にある程度歯止めが出来ると思うのです。ただ反対に一気にサービス面をなくしてしまって釣り代を減額する事で、年金生活者でも気楽に訪問出来る池とすると、また集客効果が出ると思うのですが見ている限りそんな様子も見て取れません。


 正直釣り人も高齢化の一途をたどっています。この先10年のスパンで見ると釣り池の経営は悲惨なものでしょう。それでも残り少ない人生を有意義に楽しませて頂くためにも、池の存続と楽しい時間を提供して頂くことで訪問しやすい池となるのではないでしょうか。
 釣り池と釣り人はどちらが上でも下でもなく、互いに理解して助け合いながら毎日曜日を楽しく過ごせることを切に願うのであります。また高齢者や年金受給者は日曜日である必要はないのですから、平日にも訪問しやすいような料金体系を作るのも1つの方法でしょう。


 ホンの少し釣り人に寄り添って頂くと改善出来る点も多いと思います。釣り人も無理な要求を出すのではなくて、互いにその池の存続を真剣に考えた意見を出し合うことで、残された人生を有意義に過ごせるのではないでしょうか。


 とはいえ取り敢えずトイレ事情だけは改善して欲しいトップに来ますね。