ヘラブナ釣りで当たりが出るまでの時間
ヘラブナ釣りでは、先ずは寄せてからといわれていますが、野池は別として管理池や釣り堀では第一投目から釣れて来ることも珍しくはありません。第一投目の投入から当たりが出るまでの時間で、その日の調子が占えると私的には思っているのですが、1日を通して餌の投入後に当たりが出るまでの時間は、私的には第一投目が1番長く待っていると思います。
といっても5分も10分も待っていたことはないのですが、感覚的には長くても3分程度でしょうか。それはそれは長く感じてしまいますが、もし先行の釣り人が隣や向かいに釣り座を構えていたとすると、多分長くても2分以内に当たりが出ると思います。
真冬の厳寒期は第一投目で待っていても当たりは出ませんので、さっさと打ち返して食い気が出るようにするのですが、春の水が温む時期からは2分から3分待つのが関の山で、それで一投目の当たりが出ない場合は、打ち返して食い気を誘うようにしています。
春になるとヘラブナの動きも活発になるので、意識して寄せようとしなくても集まってしまいます。先日も寄らない上ずらないから調子が悪いと話されていたのですが、上ずらない工夫をされていて上ずらないのであれば良いのですが、単純に打ち返した結果上ずらないのだとすると、餌打ちの回数が少なすぎるのではないかと思ってしまいます。
コンスタントな餌打ちを繰り返すことで、近くに居るヘラブナは食い気が出てきますので、少量であったとしても否応なしに上ずってしまいます。それを嫌う釣り人多いのですが、私は一向に気にしないでどんどんと打ち返して、食い気を起こさせてしまいます。
その結果、長くても1分以内に当たりが出るようになりますので、カラツンであろうが空合わせであろうが、打ち返すテンポを崩さずに釣り続けます。
ただその時、調子よく当たりが出ていてもある瞬間から当たりが止まってしまう事があります。またはフワフワした当たり方が続いてしまい、食い当たりを待つようになってしまいます。カラツンが続くと余計にしっかりとした食い当たりを見定めるために待ってしまうのですが、そうすると調子よく当たりが出ていたものが、突如として間遠しくなってしまうことがあります。
決め当たりが出ないと待ってしまうのは致し方ないのですが、それを待つことにより調子を落としてしまいます。実は先日の失敗は、釣り方のテストと同時にカラツンから決め当たりを待ってしまうことをしてしまいました。
これは1日の釣りを組み立てる上で大いに反省すべきところです。
朝から調子よくポンポンと釣り続けていたにもかかわらず、どうしてもカラツンは嫌ですので、しっかりした食い当たりを待ってしまうのですが、その結果釣果は半減どころか3分の1か4分の1程度に落ちてしまいます。
カラツンを合わせてしまうのは釣り人としては当然で、合わせて釣れてくるか来ないかは結果でしかないわけですから、当たりと思って合わせるのですが、カラツンを面倒と思わずに、打ち返すタイミングだとして打ち返す事を繰り返して、当たりを継続させるのも方法ではないでしょうか。
ただヘラブナの動き過ぎによる糸ズレ当たりだとすると、少し落ち着かせるためにまぶし粉を減らすか、少し床休めをして落ち着かせてから再度組み立て直すのが良いと思うのですが、ついつい釣り人の性なのか個人的な卑しさのためか、ついつい釣り続けてしまい結果として調子を落としてしまいます。
調子よく釣り続けていると、長くて1分以内に当たりが出ると思っていますが、1分待って当たらなければさっさと打ち替える。そうすることで食い気の維持が出来ますし、通りかかったヘラブナを足止め出来ます。
早い当たりは床に餌が落ち着いてから10秒程度でしょうか。次が20秒、30秒、40秒、50秒そして1分後には打ち返します。
食い当たりが出ていなかったとしても、最低限触りは出ているはずです。もし触りすら出ていないのだとすると、決定的に打ち返す回数が少ないと判断出来ます。
じーっと浮きを見つめて当たりを待っている釣り人が居ますが、私には真似が出来ません。早い当たりを出してチクッとした食い当たりが続くと、カラツンだとしても気持ちいいものと思っています。
動かない浮きを偶然食ってくれるのを待つのは、修行僧宜しく我慢の釣り待ちの釣りでしょうか。
日曜釣り師としては、貴重な日曜日を有意義に過ごすためにも、早い当たりを出る工夫を繰り返しています。
そういう意味では打ち返す回数だけでなく、両うどんの底釣りだとしてもまぶし粉をペレット単体を続けるのではなく、ペレットも数種類ありますし粉砕の粒の大きさも工夫すべきでしょう。場合によっては添加する内容もアレコレと工夫する必要があります。
メーカー推奨はあくまでもメーカーの研究とインストラクターによる意見でしょう。それは私の釣り方や攻め方と同じとは限りません。やはり自分の釣りスタイルに合ったまぶし粉やうどんを研究してこそ、その日の成果となると思っています。
もし私の攻め方を他の釣り人が真似をしたとしても、同じ結果とはならないと思うのです。それは釣り方や仕掛けに竿の操作も違っているからです。
普遍的な餌や釣り方はないと思っていますが、最低限餌打ちの回数による結果は同じように現れると思います。
数十秒の内に当たりを出すこと!これを心がけるだけで釣果は変わってくると思うのですが、独りよがりの意見ですかねぇ(笑)
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