両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 雑談 魚好きなのに生臭いのは嫌い

 ヘラブナ釣りに限らず釣りをする人は魚が好きな人は多いでしょう。私などは魚に関する物は全て好きで、飼育もしていますしありとあらゆる釣りをしてきました。魚の姿を見るだけでも好きだったので水族館にも良く行きましたが、川があるとついつい魚が見えないかとの覗き込んでしまいます。


 当然食べるのも好きですから猫もまたぐように綺麗に食べてしまいます。そのため私は魚好きの部類に入っていると思っていたのですが、実は生臭さは苦手で特に自分で釣ってきた魚を調理すると、その途中に感じる匂いに食欲が失せて、出来上がった刺身や煮付けも殆ど食べられないのです。


 骨っぽい魚も苦手で、イワシの尾に近い部分は骨だらけで食べられません。煮干しやめざしだと骨も感じないのですが、生の塩や好き煮付けはだめです。ただ知り合いの強者はサンマでも頭から丸かじりしてしまうのですから恐れ入ります。


 秋のサンマは内臓の苦みが美味しいと喜ぶ人がいますが、サンマを食べるとき皮に鱗がないことに気がついていませんか?。サンマの多くは網で取りますので網の中で全て剥がれてしまうのですが、同時にサンマが否応なしに鱗を食べてしまいますので、お腹の中には鱗がいっぱい詰まっています。当然食べると口の中に鱗が残ってしまいます。


 サンマの内臓に赤い紐状の物を見かけたことがないですか。あれはサンマの内臓に寄生しているラジノリンクスという虫ですが、焼くと死んでいますので害はないのですが、勿論アニサキスも多く・・・何となく気持ち悪いのですが、内臓まで食べる人はその虫も一緒に食べていることになります。


 それと皮膚表面に黒く丸い跡を見たことはないですか。あれはサンマウオジラミが着いていた跡です。あの跡が多く付いていると安く売られていますが、私はシラミなんて食いたくないので極力綺麗な魚鯛を選んでいます。


 上手く魚が食べられる人は、骨の位置など魚の構造を良く知っている人で、測線に沿って背側腹側に分けると綺麗に骨が除けられます。ただ鮭は淡水魚特有の位置に骨があるのです。身をほぐしていくと出てきますが、身の間に隠れて骨があるのです。それこそその位置を知らなければ上手く除けて食べられませんね。


 ところでお刺身やお寿司もスマートに食べたいものですが、スマートさを気取りすぎて醤油もほんの少しか着けないのも美味しくないですし、反対にドバッと着けるのもみっともないですが、ドバッと着けなければ食べられない寿司は不味いって事ですけどね(笑)。
 刺身はまだしも寿司を箸で食べる場合は、魚を押さえるように箸で摘まみ横にして身に醤油を付けると美味しく食べられます。決してごはんには着けないようにすることがコツですね。
 まっ良い寿司屋なら醤油は刷毛でサッと塗ってから渡してくれますけどね。


 刺身に着いているツマはいつ食べれば良いのでしょう。食中りを防ぐための大根ですが・・・どうも好きではないんですよねぇ。ある寿司店ではツマはそのまま残して下さいと、そのツマを手巻き寿司のように海苔で包んで渡してくれます。この食べ方はなかなか美味しいですから是非お試しを!! 
 そうそう大根役者との名称は食中りしない・・・中らない(当たらない)から来ているとか・・・


 一応寿司や刺身は白身の魚から食べ事になっています。味の濃い魚や煮詰めが塗られている物は後の方で食べるのが正解とされていますが、実は好きな物から食べたら良いのです。それもあたかもこうあるべきなんていう人の方が、何かに縛られている考えの持ち主って事になります。好きなものを好きに食べれば良いだけで、こうあるべきなんてことは後付けでしかないと思うのですが如何でしょう。


 食に対するマナーは他人に不快感を与えないためのものでしかなく、それ以外は好きにすれば良いのです。ただ手を交差してしまう食べ方は感心しません。お刺身もなにも好きなものからとはいっても、手前から食べ進まなければ形を壊してしまいます。またひとつの皿にいくつも盛られている場合は、右利きを想定した盛り付けですから、右から食べると型崩れはしません。


 そうそうフグの刺身テッサは、大皿でも一人皿でも良いのですが、真ん中か食べるのが正解で、縁から食べると思って食べ出すと、綺麗に盛られているものを壊してしまいます。またバカみたいに何枚もすくい取って食べる人がいますが、フグの身は固いので薄造りになっているのですから、一度に多く口に入れると食べにくいだけです。


 私的に許せないというか、したり顔でこうすべきなんて言っているものの中で、軍艦巻きの醤油の着け方です。口直しのショウガ(ガリ)に醤油につけてチョンチョンと着けるのが良いなんてことを言う人がいますが、そんなのはもってのほかで甘酢のショウガの味が寿司に付いてしまっては味を壊してしまいます。
 確かに軍艦巻きでネタに醤油をつけるのは至難の業です。だったらご飯側にチョンと着ければ良いだけでいいですし、良い寿司屋なら醤油の必要な軍艦巻きにもチョンと醤油を垂らしてから提供してくれます。決してショウガを使って醤油を塗るのは辞めた方が良いと思います。せっかくの軍艦巻きを自ら味を壊してしまうのはいただけませんね。 


 勿論コレだって自由にすれば良いのです。ショウガの味を追加した軍艦巻きを食べても良いはずですからね。ただコレが正解だと思っている方は・・・それ違っていますから。寿司屋のオヤジも間違って教える人がいますので困ったものです。
 ただ私は生臭いものが嫌いですから、養殖ハマチなどでは臭いので敢えてショウガを寿司に乗せて一緒に食べることもあります。天然は待ちならそのまま食べられるんですけど・・・。


 なんか食べる話ばかりになってしまいましたが、ヘラブナ釣りでもコレが正解なんて決め付ける必要はなく、それこそ違反さえしなければ自由にすれば良いと思っています。昔はこうだったとかそんな釣り方はしなかったとか、ハッキリ言って時代は進んでいますし使用する餌も変化しています。竹竿全盛からカーボンに変わってしまっているのですから、釣り方も変わって当たり前です。


 ヘラブナのサイズも随分と大型化していますので、大助も30㎝から40㎝と呼び名が変わってしまっています。当然それに伴って仕掛けも太くなり、浮きの浮力も増えてしまっています。


 池の規定内であれば自由にすべきではないでしょうか。それこそ差別化であり独自の工夫でもありますからね。但しトーナメンターにもおられますが、横合わせだけは隣の釣り人に迷惑を掛けますので辞めた方が良いと思いますし、竿で水面を叩くような振り込み方もいただけないですね。どうして振り込んだ後に水面を叩くのでしょう。スッと竿を引くだけで道糸は沈める事が出来ます。その方がずっとスマートだと思うのですが、ホンの少しの時間も惜しいのでしょうか・・・・。私には解りませんね。


 話はあちこちに飛んでしまいましたが、最後に私は生臭いのが嫌いですから寿司は食べられても刺身は苦手な方です。そしてヘラブナの匂いも閉口もので、臭くなるので触りたくないんですよねぇ。そんなことはないですか?