ヘラブナ釣り 浮きの浮力となじみ巾
始めにお断りしおきまかすが、今回取り上げる内容については、あくまでもバランスの底釣りですから宙釣りや段底などとは違うかも知れません。あくまでも底釣りの場合に出る当たりについての話となります。
浮きは色々と使い分けては試すようにしているのですが、夏場や魚が活発に動く時期になるとジャミも活発に動き出して浮きに余計な当たりが出ますが、ジャミなどが餌を突いて浮きの上下動に激しく動くと当たりが取り辛くなって困ってしまいます。
そのため浮力の高い浮きでジャミ程度の当たりは無視できる鈍感浮きがとても使い易かったのです。ジャミ当たりの中でしっかりとした節当たりが出ると、間違いなくヘラブナの食い当たりでですから、良いタイミングで合わせが効きますので良く釣れたのです。
ところが鈍感浮きではなじみが少なくて、あるときからとても使い難い浮きとなってしまったのです。
底釣りの基本は床取りが確実に取れていることと同時に、浮きになじみ巾が確実に出る事が絶対条件で、そのために底釣り特有の小さな当たりが捉える事が出来ます。
そこで底釣りの定番である羽根素材で返りが良い浮きを使うようになりました。確かに余計な動きも大きく出てしまうのですが、餌の状態や食い当たりの出方なども満足出来る浮きとして使い続けるようになっています。
ところが不思議なことに返りが良いということは、浮力が高いのですからなじみ巾がそれ程大きく出ないのです。そこで節の間隔が狭いタイプの浮きに変更することでなじみ巾が出るようになったのです。
実はこれはひとつの錯覚で何もなじみ巾が増えたわけではないのです。読まれている途中で気がつかれたと思いますが、節の間隔が広く塗られている浮きは、その間隔が15㎜程度もあります。この浮きで1節程度のなじみだとしても、節の間隔が狭いタイプになると6㎜程度の細かい間隔で塗られています。
仮に同じ浮力だとしても節間が広い浮きだと1節のなじみしか出ないとしても、狭い間隔の浮きでは2節から3節のなじみ巾となるのです。ということは同じ浮力でも理想的ななじみ巾が出せることになるのです。
こんなことはいちいち解説しなくても誰でも知っていることでしょうが、私にとってはなるほど💡!!と思ったのです。そこで巾の広く塗られている浮きの途中にマジックで黒線を追加したのです。たったそれだけでなじみ巾がしっかりと出る浮きに変身できたのです。
そしてもう一つ浮力の高い浮と少ない浮きに出る食い当たりについてですが、長くなりましたので次のブログにも持ち越すことと致しましょう。
先ずは節の間隔が狭い浮きを是非使って見て下さい。不思議と食い当たりが大きくでると感じるはずです。実は人の視覚は面白いのですが、全ては脳の身勝手な解釈から出ているのです。その話題も次の機会に取り上げましょう。
ってことで今回は節の間隔の狭い浮きを使って見ようって事でしたが、宙釣りでは余り関係のない話かも知れませんね。
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