両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り お弁当にはおにぎりが最適

 ヘラブナ釣りは1日を通して楽しむ釣り方だと思いますので、ランチはつきものと考えて良いでしょう。釣り堀などで食堂設備のあるところは食堂が利用できますが、野池や食堂設備のない池では当然お弁当持参となります。


 多くの場合はコンビニ弁当やおにぎりを購入される方も多いと思うのですが、最近何となく誤解されている風潮があります。それがフワッと握ったおにぎりです。口の中で解けるようなおにぎりが美味しいとされるようになったので、コンビニで売られているおにぎりも当然フワってしたおにぎりになっています。


 いつからフワッとしたおにぎりが美味しいとなったのでしょう。勿論寿司などではフワッとしている方が美味しくて、回転寿司のような締まった寿司は口の中で解けるようなことはありません。それは当然大人から子供までが利用しますので、箸で持ちやすいとか食べやすさからでしょうが、カウンターで戴くような寿司では箸ではポロッと落ちてしまうほどフワッとしていて、箸を使う場合は箸を使うからと先に伝えて、少し硬めに握って貰うのが正解ですが、せっかくフワッと握ってれる寿司は手で食べたいものですね。


 横道にズレてしまいましたが、おにぎりは好みもありますがある程度硬めに握った方が美味しいのです。何故硬めが良いのかですが、それも実は科学的に証明されているのです。農研機構の食品研究所が発表しているのですが、元々茶碗によそったご飯よりおにぎりが美味しいのはどうしてかから始まったもので、その研究の結果ご飯を握るとコハク酸が生まれることが解ったのです。


 このコハク酸は貝に含まれているうま味成分ですが、ご飯を握ることでご飯の表面にあるグリコーゲンや有機酸が分解されてコハク酸が生成されるのです。


 このコハク酸がうま味成分ですが、フワッと握っていてはコハク酸が生成されないので、茶碗のご飯をたべているのと同じになってしまいます。


 実はご飯を握って出来るコハク酸は安定的ではなく、時間と共に減少してしまいますので、食べる直前に握る方が良いのです。そこで釣り場で美味しいコンビニおにぎりを食べる方法ですが、食べる直前に袋の上から再度握るのです。たったそれだけで美味しさが倍増するのです。是非試していただきたいと思うのですが、その違いは塩おにぎりほど感じやすいので試されることをお薦めします。
 但しカチカチになるほど強く握る必要はなく、食べてもご飯がわれてしまわない程度の圧を掛けることです。


 味覚関して興味がある方は是非下記を読んでみて下さい。少々長くて難解な部分もありますが・・・


論文:食品機能研究領域 食認知科学ユニット 日下部 裕子
https://www.naro.affrc.go.jp/org/nfri/publications/pdf/sousetsu/kanko_sou48/p001.pdf