両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 季節の変わり目のペレット選び

 10月の後半となりそろそろ水温の低下も始まりますので、ヘラブナの食い方にも違いが出てきています。それに合わせて仕掛けもさることながら餌の状態がとても重要になると思うのです。


 団子餌に至っては難しすぎて私には手に負えないのですが、どこかでグルテンが有効になるときがありますので、そのタイミングを探りながら対応すべきでしょう。


 私のような両ウドンの底釣りをしていますと、うどんの硬さや性質そしてまぶし粉の選択で、その日の釣果に大きな違いが現れる場合があります。ただつい最近まで良い調子で釣れていたのですから、それを辞めて次に切り替えるにはなかなか思い切れなくて、手遅れになってしまう場合が多々あります。


 そこで上手く切り替えのタイミングが計れると、皆さんが苦労しているときに1人爆釣が演じられるかも知れません。というかそのタイミングを計って人一倍釣果を伸ばしたいのが人情ですよねぇ(笑)。


 実はそのタイミングを図れるかどうかは、先週の釣れ方を参考にする必要があります。1つは集魚効果の出方です。水温が高い時期は集まりすぎていたので、それを抑える必要があるのですが、それが徐々に集魚効果が現れにくくなっていると感じたかどうかです。


 実は集魚効果の出過ぎが災いする盛期には、あまり早く剥がしたくないのです。ただうどんが着底するといち早く剥がしたいのです。ここに大きな矛盾が生じるのですが、早く剥がれすぎると上ずりだけでなく湧くように集まってしまいます。コレでは底釣りは成立しなくなりますので、少々の上ずりは許せても湧くほどになるとお手上げで、どこに餌を打とうが底まで餌が保たなくなってしまいます。


 それが徐々に水温が下がるとある程度の集魚効果が出たとしても、湧くほど集まることは減っていきますので、餌は保ってそのまま着底します。基本まぶし粉は早く剥がれた方が良いのですが水温が下がり出すとジャミの当たりも減ってきますので、少しの時間はまぶし粉から剥がれずに附着する時間が欲しいのです。


 通常うどんとまぶし粉の関係は、うどんが濡れていることとまぶし粉が乾いていることです。乾いたまぶし粉がうどんの水を吸い込むことでうどんに附着します。これは糊やボンドを使ってものが吸着する理屈と同じで、糊を使って引っ付いているのではなくて糊を使って相手を引っ張っているのです。つまり吸着しているのです。


 もしうどんが乾いている状態でまぶし粉も乾いていると全く着きません。両方が濡れていても着いているように見えても水中に入れると一瞬で剥がれます。


 この吸着力の差はうどんそのものの粘着力とペレットサイズに関係しています。


 まぶし粉が細かいほど吸着力が強くて少々水に入れても剥がれませんが、粒が粗くなればなるほどうどんとの接着面が少なくなりますので簡単に剥がれるようになります。


 この付着力をコントロールする方法としてノリやドロが使われるのですが、附着させてから使用するまでの経過時間だけでもコントロールすることが出来ます。附着させて直ぐに使用すると簡単に剥がれ、30分放置すると簡単に剥がれなくなってしまいます。


 ノリやドロを使わなくてもこの経過時間を上手く利用することで調整できるのですが、意図せずに経過時間を取ってしまった場合は、想定している時間に剥がれなくなってしまいます。


 知らず知らずに剥がれ時間が変わっているのではなくて、意識して釣り人側がコントロールすることで攻めの釣りが展開できると考えています。


 そこで水温の低下が始まると何をすべきかが見えてきます。


 私の場合は集魚効果と食い当たりを早く出すためには、ペレットの粒サイズを変えることにしているのですが、その分岐点が今ではないかと感じています。ただこのところまだまだ暖かい日が続いていますので、思ったより水温の低下が見られません。先日も19度もありましたので、まだまだジャミの猛攻に遭ってしまいます。


 何れにしてもそろそろ分岐点に差し掛かっているはずですから、ペレットサイズを探る時期です。私は探るために何種類かのペレットを持ち込むようにしているのですが、ペレットサイズの違いで極端に食いが違いますので、それを実感して今どのサイズを使うべきかがわかれば、また楽しい釣りか展開できると思っています。


 そうそう浮きのサイズを交換するのは今です!!