両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 万里の長城は見えない

 ギネス記録の嘘とホントの中で見ていますと、ヘラブナ釣りに役立つものがなんとなく見えてきます。


 ギネスには万里の長城は人間が作った最大の構築物として載っていますが、ある説では月からも見えるのだと・・・。実はこれは全くの間違いで月から万里の長城を見ると、3㎞離れたところから髪の毛を見るのと同じですから当然月からは全く見えないのです。


 また金魚の記憶という記録もギネスにはあるのですが、ギネスに載っているのは魚は3秒の記憶が出来たということです。実は今では3ヶ月は記憶している事が証明されているのです。


 となると釣り上げられたヘラブナも金魚と同じフナ類ですから、3ヶ月程度の記憶は残ることになりますので、釣り針で痛みを感じているとするとその記憶が残りますので、次は簡単に釣り上げられないようにすると考えられるのです。


 ただ私の経験ですが、スレで釣れたヘラブナが今度は食いで釣れてきたのです。スレは異常事態ですから通常に釣れた場合以上にヘラブナにとっては大問題のはずですが、実際は気にならないのか餌を食ってきたのです。ということは傷みや危険の記憶はそれ程は残してないのかも知れないのです。


 反対に間違いなく習慣というか記憶力があると感じています。そういう意味では特定のことを覚える事が出来ると考えられます。その1つが餌が水面に落ちる音です。飼育環境で餌を撒くとワーッと寄ってくるのは、餌が撒かれたときの音を記憶しているからです。


 釣り堀でも同じ事で仕掛けを打ち込まれると餌が来たことを学習していますので、仕掛けが打ち込まれた事によって寄って来ます。その着水音を記憶していますので、実際に餌が付いていなくてもヘラブナに対する集魚効果を発揮しますので、集めたいときは着水音を大きくだし、寄り過ぎて釣りにくい場合はソッと餌を置くように静かに振り込みます。


 この論理を上手く使う事と釣り方にも変化をもたらすことが出来ます。例えば集魚効果が出にくいと感じた場合は、餌打ちを回転良く繰り返すと思うのですが、その時に実は餌を付けていなくても着水音を何度も響かせるだけで寄って来ます。


 反対にヘラブナが寄りすぎてしまった場合は、餌打ち回数を減らすことでその場から移動させることが可能になるのです。
 いわゆる床休め状態といえば良いと思うのですが、その間に他の釣り人が餌打ちを繰り返してくれると、その釣り人の方に移動しますので寄りすぎを解消することが出来るのです。


 ヘラブナの習性を上手く利用することで、ある程度のコントロールは可能と思うのですが、それも度が過ぎてしまうとコントロールは出来ないので、どんなことでも程々って事ですよね。