両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 池・沼・湖

 ヘラブナ釣りは淡水湖と相場が決まっていますが、一部は汽水が混ざるところもあります。その淡水が流れていると川と呼びます。この呼び名が一つのポイントではあるのですが、この話はまず定義について取り上げたいと思います。


 ヘラブナ釣りをしていますとOO湖・OO沼・OO池へ行かれていると思うのですが、その湖は本当に湖でしょうか。沼は池は・・・実は案外いい加減に名称がつけられています。


 特にダム湖は人造ですから基本池と称する事になっているのですが、困ったことに最深部が5m以上の水深があれば湖と称することになっています。また5m以内であれば沼と表現します。そして池は湖や沼より狭い事が条件ですが、人工的に作ったものも池と称するのです。


 では日本で一番大きい湖は誰もが知っている琵琶湖ですが、実は滋賀県の460本もの川が流入しているのですが流出は瀬田川1本です。瀬田川は宇治川と名前を変え宇治川・木津川・鴨川・桂川の4本が合流して淀川と名前を変え大阪湾に注ぎます。3県にまたがって海に注ぎますので一級河川になります。つまり琵琶湖は川の途中の水が淀んだ部分となりますので、本来は川のはずです。河川法という法律があるのですが、河川法上の扱いは琵琶湖は一級河川ですから、一級河川琵琶湖というのが正式名称となっています。
 ということは琵琶湖は川?湖?・・・・?


 滋賀県には溝のような小川もあるのですが、全てが1級河川である琵琶湖に注いでいますので、どんなに小さな川でも一級河川となり滋賀県には2級河川は存在しないのです。
 つまり琵琶湖は形状は湖ですが河川法上は川となるのです。そうなると日本の中には案外湖は少なくなってきますが、琵琶湖の最深部は103m余りあり平均水深も41.2mですから相当深い湖となります。


 第2位の湖としては霞ヶ浦ですが、見どうして湖と付いていないかは元々海だったからと解釈出来ます。霞ヶ浦は案外浅くて最深部でも7m程度でもう少し浅ければ沼扱いになります。


 第3位は北海道のサロマ湖ですが、経常的には海が砂州によって仕切られたようですから、汽水域があるので湖との表現もなんだか腑に落ちません。しかし最深部が19.6mありますので湖の条件に合っています。


 印旛沼は関東方面では有名な釣り場だと思いますが、最深部はなんと2.5mしかありません。平均水深では1.7mですから沼と称するのか正解です。


 では釣り堀は如何でしょう。私の良く行く釣天狗池は人造ですから池と呼びます。とが軒の清風池は人造湖ですから池で良いような気がするのですが、実は住宅街の雨水調整のために作られていますので当然下流に排出しています。ということは側溝の大きなものとの解釈が出来しまいますが池出いいのでしょうね。


 では川を網で仕切って釣り堀にしているところは何というのでしょう。例えば岐阜県にあるつつじ池がそれです。大江川のワンドを網で仕切っているだけですから、川であって池ではないはずですが・・・。


 まぁ深く考える必要はないのでしょうが自分の行きつけの釣り場が、池か湖か沼かはヘラブナ釣り師としては知っていても良いような気がするのですが、どうでも良いですかねぇ(笑)。