両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 宇宙には不思議が一杯

 ヘラブナの話に宇宙は何の関係もないのですが、少しばかり面白い話として取り上げてみたいと思います。


 宇宙はまだまだ未知の世界が広がっていて宇宙の広さすらまだ解っていないのですが、宇宙というと単純に地球が属している太陽系を思い浮かべますが、もっと身近には地球を周回する人工衛星があります。


 実はこの人工衛星の軌道はまだ宇宙ではないのです。その証拠に地球の引力圏内であり重力が存在しているからです。人工衛星で有名なのは気象衛星のひまわりですが、人が滞在できるものとしては国際宇宙ステーション「きぼう」があります。きぼうの中での作業を見ていると人が浮かんで見えますのでいかにも無重力に見えていますが、実際には地球に対して落下し続けているだけで、地球が丸いために落下し続けることで地球をグルッと回ってしまいます。それを周回軌道といいます。つまり落下するためには引力が働いている事を意味しているのです。イメージが湧きにくいかも知れませんが、人工衛星は起動時用で水平に打ち出されます。その人工衛星は放物線を描きながら地球に向かって落下し続けているのです。つまり自由落下をしていますので重さがなくなってしまうのです。


 自由落下で重さが減るのはエレベーターが急に下がると、ヒヤッとした感覚を受けると思いますが、あれは一瞬身体が浮いたことを感じているのです。これは身体に慣性の法則が働いているからで、エレベーターが動き出しても身体は静止したままになるのです。もしエレベーターが落下し続けるとその中にいる人は等速で落下しますので、重さを失い中の人は無重力状態となります。これを等速直線運動といいますが電車の中で飛び上がっても同じところに落ちるのもそのためです。電車と共に人も車内の空気も等速で移動しているからで、もし電車に屋根がなくて電車以上に飛び上がると同じところに戻ることは出来ないのです。それは電子屋の外の空気が電車と共に移動せず止まっているからです。


 さてその宇宙ですが今解っている宇宙の中で、地球や太陽そして銀河などをかき集めたとしても、全宇宙の僅か0.5%程度しかないのです。ただ面白い事にあのカミオカンデで有名になったニュートリノはとても多く1㎝四方に300個も存在しているのです。全宇宙の中にそれだけの存在を示しているのですが、ニュートリノそのものがとても小さいためにかき集めたとしても測れないほどの量でしかないのが面白く、ニュートリノのサイズを仮に直径1mmあったとすると、人間のサイズは銀河系の大きさで105700光年のサイズまで超巨大化してしまいます。こうなると訳がわからないサイズ感ですがニュートリノはとても小さいために、また質量もほぼ0ですからどんな物質も全て素通りしてしまいます。
 勿論人間の身体も常時通り過ぎているのですから、存在自体気がつくことはないのです。


 もしここまで読まれた方がいるとするなら脱帽ものですが(笑)。退屈な話ですがとても興味深いと個人的には思っているので先に話を進めますが、大きさで言うところの想像するサイズ感は、当然人が日常的に接しているサイズからの想像となるはずです。


 我々は日本に住んでいます。とても小さな島国だと誰しもが理解していますが、その小さな島国でも端から端に移動しようとすると並大抵のことではなく、端から端までは3500㎞もあるのですから簡単に移動はできません。時速100㎞で移動したとしても35時間を有します。高速道路の移動平均速度は100㎞を出していたとしても実際は70㎞程度ですから、実際には50時間掛かることになります。徒歩だと24時間歩き続けても700時間ですから約30日掛かることになります。この時間単位はまだ日常の範囲ですから解るとして、月までの距離だと38万㎞ですから、100㎞で移動したとして158日間かかります。300㎞ですすむ新幹線だと1270時間ですから53日間掛かることになります。この単位もまだなんとか理解できますね。


 ではもっと遠いあの有名なアンドロメダ星雲までの距離だとすると、6500万光年の距離にあります。光の底度は約30万㎞/S つまり秒速30万㎞ですから時速にすると時速1080000000㎞???。もう光速の段階でお手上げですが、その光の速度で移動したとしても6500万年かかる距離です。1世代25年程度ですから到着するまで何世代生まれ変わる必要になるのでしょう。ざっと260万世代・・・京都の老舗の田中伊雅仏具店は1100年を超える老舗ですがまだ第70代でしかありません。
 地球が誕生して約46億年ですから・・・計算するのは辞めておきます。


 何が言いたいかと言いますと人間が常日頃思っているサイズ感はとても小さくて極々微少だということです。男女合わせた人の平均サイズ感は1.6m程度ですが、宇宙から見ると存在していないのと同じだということです。
 ただニュートリノで解るように巨大な宇宙もニュートリノのような微少サイズから成り立っていることも解ります。・・・いや解った気になります(笑)。


 この解った気になる事はとても重要で、ヘラブナ釣りに於いてもどうすれば当たりが出るか、どうすれば数を釣り上げる事が出来るかも、実は解った気になっているかどうかです。


 この餌で釣れるに違いない、この浮きを使えば当たりが綺麗に出るに違いない、この竿を使えば上手く餌打ちが出来て取り込みもスムーズなはずだ。


 実は水中のことヘラブナのことなんて殆ど解っていないのですが、解った気になって餌はコレが最適だ、この浮きこそ意味がある、この竿でなければ駄目だとの思い込みや知ったかぶり。


 はい私のこのブログの中に書かれている内容なんて数少ない経験値から導き出したに過ぎず、いい加減な話でありただの思い込みでしかないことも解ってきます。
 ヘラブナの飼育を続けていたとしても解って気になるだけで、実際には全く解ってないはずで、どのタイミングで餌を食いどのタイミングで抱卵し、どのタイミングで産卵するのか。何となくの気温や水温が解ったとしても、はい今この瞬間に産卵しますなんてことは言えず、まして雌雄の区別は人は簡単にはできませんが、ヘラブナ同士では間違いなく雌雄を見比べて産卵行動に移すのですから、まだまた解って気でいるのは間違いない・・・ですよね。


 しかし解らないから良いのかも知れません。ヘラブナの声が聞こえたとすると釣りなんてしていられないですよね。(笑)