両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 尺数の変更で大助ゲット

 何度か書いていると思うのですが、尺数を変更するとどうして当たりが出るのか。または大助の確率が上がるのかのお話です。


 川久保名人の大助率は大変高くて毎釣少なくとも1枚は釣り上げられていると感じています。まさに名人の称号に相応しいと思うほど大助率が高いと感じていますが、その釣りスタイルが一般的な釣り方と少し違っていて広角釣法を特異とする釣り方のようです。


 古い人たちに広角打法というとジャイアンツの張本 勲氏を思いだすでしょう。3,000本安打を達成して殿堂入りした選手ですが、その栄光の元で野球解説テレビでの解説を続けられていたのですが、辛口批判が物議を醸して結果的には降格されてしまいました。失礼ながら老害と評されても仕方のない昔の理論や古い考え方は時代にそぐわなかったのでしょう。
 この場合の広角打法はライトやレフトへと広範囲に打ち方法で、あの王貞治氏や大谷翔平氏のように極端なライト寄りのシフトを取られていても、広角打法を取り入れずに自分の打ち方を守った潔い選手もいましたが、野手の守備を固定させずに隙を狙う広角打法はヒット率が高いわけです。そういえば来季からメジャーでは極端な守備の移動は禁止になりましたね。これで大谷シフトは取れなくなってしまいました。


 さてその広角打法ならぬ広角釣法は批判もあるのですが、結果として大助に繋がる釣り方であったのは間違いないと私的には感じています。だからといって私は真似をしませんが同じ効果を出す方法として尺数の変更があります。


 基本的には釣り座に対して直角に竿を出すのが基本的なルールですから、出来れば広角釣法は慎むべきだとは思っていますが、直角に竿を振っていても批判を浴びない方法が尺数の変更です。


 つまり広角釣法の良いところは一点にヘラブナを集めすぎることで、結果として集まりやすい小ベラを集めてしまうことになり、大助など警戒心の強い大型サイズのヘラブナが餌打ちポイントの中に寄ってこずに少し離れた位置にいると考えられます。その為に集めたポイントから離れた位置に餌を打つことで大助率が上がるとの理屈です。


 そこで仮に15尺の竿を出していたとします。餌打ちを繰り返して集まったことを実感できた段階で13尺に落とします。2尺の差がありますので浮きの立つポイントは90㎝から120㎝程度は離れることになります。つまり餌打ちポイントの外周を釣ることになりますので降格釣法ならぬ前後釣法となるのですが如何でしょう。


 ひとりひとりの釣り座の間隔はどの程度の距離があるでしょう。狭いところでは1.5mもありませんが平均的には2m程度は開いているのではないでしょうか。隣の釣り人が集めているヘラブナを横取りするのは簡単なことではありませんが、それぞれのポイントには小ベラが集まっていたとするとその中間当たりに大助が潜んでいるのではと想像できます。広角釣法では隣の釣り人までの間を釣るのですから、ポイントから100㎝程度を離すのが良いのではと想像していますので、尺数の変更も極端な差を着けない方が良いのではと思います。


 但しもし餌打ちポイントの中心部にまで大助が入ってくる状況に持ち込むことが出来たとすると、広角釣法で大助の釣り上げられたとしても単発の可能性が高いので、3枚4枚と大助を釣り上げるためには尺数の変更はしない方が良いとも考えられます。


 釣り堀だとしてもヘラブナの集まり安いポイントがあります。その集まり安いポイントではとても良く釣れるのですが、どうしても小助が集まりやすいので中途半端な尺数が大助を釣り上げるには適しているのではないかと思います。
 そこで登場するのが10尺11尺の尺数です。桟橋から中途半端に離れていますので桟橋から寄せることは無理でしょう。だからといって沖に集まりやすい新ベラなどには近すぎるポイントと思っています。結果として数釣りに適してない尺数ではないかと思っているのですが、だからこそ大助が・・・・無理ですかねぇ(笑)。


 しかしどうしていつもいつも川久保名人は大助を釣り上げるのでしょう。不思議でなりません・・・。。