両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 うどんの太さ

 冬期のハリスの太さは、ヘラブナの吸い込みの悪さから極力細い方が良いとの意見があります。
 人間的思考でいえばその通りなのかも知れませんが、食い気があるヘラブナばかりではないのは間違いないのですが、食ってくるヘラブナである限りそれ程気にしなくても良いような気になってきました。現に打ち込みを続けると冬期といえども上ずるのですから、上ずるヘラブナは食い気があると解釈出来るはずです。
 餌についても同じ事で、吸い込みや食い気が落ちているヘラブナを相手にするのですから、出来るだけ小さなうどん餌の方が良いとの意見もあります。
 それも人間的解釈でしかなく、年中小餌を使っている人が冬期には他の釣り人より釣果を伸ばしているかといえばそうでもないように見受けます。別に統計的に確認したわけではないので何ともいえないのですが、うどんの太さの違いで釣果に違いが出ているかは、極端な差としては感じていないのです。
 うどんの太さもハリスの細さも、あくまでも人間的思考の中で作り出している物語ではないでしょうか。


 ヘラブナ釣り年数の長い釣り人は、自身の統計的経験値からその時期に適した仕掛けや餌を導き出されているとは思うのですが、今日という日の釣果の中で細ハリスを使ったら釣果が伸びた、反対に減ったなどの意見は聞かないのです。
 初めに決めた仕掛けで一日通している結果として、今日は釣れた今日は渋かった今日は良く釣れたなどの思い出話になっているように思います。


 昨日の1月27日(日)には、釣果が思わしくなかったので色々と試してみました。
 先ずハリスの長さは短めと決めていたのですが、針の大きさ、ハリスの太さ、ハリスの色を変えてみたのですが、冬期としてはあり得ない0.6号のハリスでも釣れてきました。当たりも冬期なので少ないのですが普通に送ってきます。
 ハリスの色も黒色を使ってみましたが、別に違和感なく釣れて来ました。針の大きさですが、2ランク差を付けてみたのですが違いを感じることは出来ませんでした。
 最後にうどんの太さですが、初めは冬期に合うだろう太さのうどんで釣り続けていたのですが、後半には最盛期の活発に動くシーズンに使っている極太を選んで見ました。
 なんと!冬期らしいうどんの太さより活発に当たりを返して来るではないですか。2~3枚は続け釣れてきたのです。
 うどんの差やまぶし粉の差があるかも知れませんし、時間的な要因が加味されたことも考えられます。後半には無風で快晴になった事も要因だったのかも知れないのですが、ハリスの違い・針の違い・色の違い・うどんの太さの違いを感じることが出来ない1日でした。


 今までハリスや針などをテーマに書いてきましたが、所詮陸上にいる人間の思考の中でしかなく、水中ではいったいどんなドラマが日々繰り広げられているのでしょう。
 現代的には、餌の近くに居るヘラブナの動きを、水中映像としてしっかり見たい衝動に駆られてしまいますが、案外全く見ない方が良いのかも知れません。
 相当昔の話ですが、子供の頃川で釣りをしていたときに、怖い大人達が割り込んできて網を入れ出しました。結果殆ど魚が居なかったのです(笑)。そんな魚の居ないところで釣り糸を垂れて、今か今かと浮きを見続けていたのですから、全く滑稽でしかなく幾ら待っていても釣れるわけがなかったのです(笑)。
 釣り堀ですからヘラブナが居ないわけではないのですが、全く食い気を起こさないヘラブナが、餌の回りを悠然と泳ぎ回っていたとすると、必死になって浮きを見つめ続けている釣り人の姿は滑稽でしかないわけで、その1人となっている自分が居たとすると、もうヘラブナ釣りなんてするかぁ!!ってなってしまいかねないですね(笑)


 次の大会は2月3日です。厳寒期まっただ中の釣りとなります。果たしてどんな取り組み方をするか模索しているところですが、大助が釣れるかどうかは単なる釣れた結果であって、大助を選んで釣るのは現実的ではないと思いますが、大会は長寸大会ですので大助サイズを釣り上げなければ勝てません。どんな作戦を組んで挑戦するか、またまた悩ましい1週間を送ることとなるのでしょうね。


 次は爆釣だ!・・・はナシね