両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 時代が変わった事を知る

 ある有名俳優のセクハラ暴行問題が世間を騒がせています。ある程度で沈静化するかと思ったのですが、益々ヒートアップしていく様子に私も時代と共に取り残された感が強くなっています。


 その有名俳優が銀座のクラブでのご乱行を何故か写真に撮られ、それが時間が経って世に出てきてバッシングを受ける状態になっています。


 どうして写真に撮られているのだろうとの不思議でもあるのですが、政財界の裏取引や上司部下などの会話が録音されて世に出て来ることがありますが、いつ誰が何のために録音や写真を撮っているのでしょう。
 まぁ政財界の裏取引の場合は正式な契約書は交わせないので、後に言った言わないの水掛け論が起こる可能性があるために証拠となるように残しているのでしょうが、基本お互いがそんなものは世に出ない事が前提になっているはずです。
 社内や役所内でのパワハラやモラハラなどでは対抗手段として証拠を残す意味もあるのでしょうが、それまでには余程腹に据えかねた事柄が行われていた結果でしょう。


 そうそう世界的にセクハラなる言葉はあるのですが、パワハラやモラハラという英語表現はないって知ってましたか。日本で出来た造語で日本語英語です。アメリカではパワハラのことをモビング(mobbing)といいます。動物が群れをなして獲物を襲う行為を意味しています。


 最近とても耳障りな言葉を耳にすることがあります多分ご本人には意識されていないのでしょうが、テレビだけでなく日常的に量が多い食事をボリューミーと表現しています。しかし英語にそんな単語は存在しないのです。完全な和製英語になりますので使わない方が良い表現です。正式にはBig portionsかHuge portionsまたはGenerous portionsですが、まぁ日本人にこんな表現をしても意味が通じないですけどね(笑)。portionは部位のことですがsがついて複数形となっていますが、日本語表現ではポーションと言いますからまだ解りますよね。でも正式には発音記号がpɔ'ːrʃənですからポーシャン(ヌ)との発音になりますので日本でビッグポーシャンヌでは通じないでしょう。単に量が多いとの日本語で表現すべきだと思うのですが・・・。


 話を少し戻しますが、その昔には花街やクラブ内でのご乱行が世に出ることはありませんでした。まぁそんなに酷い乱行はなかったともいえますが密室での行為が世に出ることはなく、増して花街での出来事は花街で納めるのが常識でした。
 もし行き過ぎた行為が行われようとしていたならば、クラブのママやお茶屋のお母はんが出てきて静止します。当然行儀の悪い客は出入り禁止になってしまいますし、その評判は花街中に行き渡りますので同じ地域には顔出しできなくなってしまいます。勿論下品を売り物にしている店は別ですけどね。


 今回はどうもクラブのママそのものも被害者だったようです、それもまた違う意味での写真であって後付けされた意味が報道と出てしまったようですが、ただクラブのママが毅然とした態度を取ってさえいればその後のエスカレートした行為は止められたはずです。
 実際祇園のお母はん達はとても怖い存在で、私なんか睨まれると縮み上がってしまうほどですが、そんなお母はんやクラブのママは過去の話になってしまったのでしょうか。
 あのみのもんたさんも今回の報道で銀座も落ちたものだとの趣旨の発言をされているようですが、私も同感だと感じてしまいました。


 確かにその昔は色々な事を許された時代でした。勿論その許されると捉える範囲も広かったのも事実です。政財界の大物が羽目を外すなんてことも良くある話です。あの宇野宗佑元首相が指三本の報道は神楽坂から漏れてしまったはずですが、この事件もまたお相手が宇野首相に電話をしたときに電話を掛けて貰っては困ると断られて、逆ギレした女性が暴露してしまいました。
 指三本は首相のくせにケチ!との評判が立ったのですが、実はこの女性とは3年余り続いた関係だったのです。その当時の相場は月30万円だったので相場だったのでしょうが、これが芸妓さんになるともう一桁上だったとの事ですが、私は全くその世界には疎いので聞きかじり程度で良くは知りませんよ!!。


 こんな首相と女性の話が漏れることも本来はルール違反だったのですが、女性の反撃に遭った形で首相の座まで追われるのが日本の現状なのかも知れません。でもその当時は大物政財界の人たちに女性がいることは公然の秘密でもあり、番記者達は良く知っている内容だったのです。


 祇園では外から見ると到底クラブやお茶屋と思えない建物があります。しかし格子戸を入るともう1枚の格子戸がありそこには黒服が立っています。一瞬で人物を見定めて招き入れるかお断りするかを決めてしまいますが、当然一見さんお断りの店ですから初めての訪問では入店できません。但し一見さんですからお断りしますとは言われず、予約で一杯ですから再度予約してからお越し下さいと断られます。勿論電話したところで紹介者がない場合は満員ですと断られてしまいますが・・・


 その店のもう1枚扉をくぐるとそこは煌びやかな店内が広がっています。ドレスを着た女性と着物を着た芸・舞妓達が席に着いているのです。一般客から隔離されたような世界ですからそこには有名な家元や政治家達が遊んでいます。一目見るだけで誰だか解るような有名人が顔を綻ばせて遊んでいるのですが、その様子は決して外の世界には漏れ出すことはないのです。勿論そこで語られている内容は決して外には漏れません。
 この祇園に一角にそんなお店が潜んでいるのです。


 そんな世界からまたある大物の隠し子が産まれたりしています。有名な歌舞伎役者に隠し子がいることなど当然のようになっていますが、それによってバッシングが余り起きないのが不思議ではあるのですが、少しずつ時代が変わり女性の地位向上と共に良識の範囲は広くなり、誰に対してでも品行方正を求めるような時代へと入っています。


 芸能界でも不倫をすると一気にバッシングを受けますが、その昔では不倫の後に籍を入れた場合はおめでとうと祝福されたのです。
 それでもまだ近い時代では石橋O明さんと鈴木O奈美さんの例があります。石橋さんが離婚後2週間で鈴木さんと入籍したのですが、既に妊娠3ヶ月だったのですから不倫していたことは事実でしょう。
 その他にも多数の芸能人が不倫の後に入籍していますが、おしどり夫婦として親しまれていた愛川O也さんとうつみ宮O理さんは、不倫関係の末に入籍されたのですがおしどり夫婦として共にデレビで活躍されていたのです。他にも野村O也さんとサッチーこと野村O知代さんもW不倫の末入籍だったのですが芸能界から干されることはなかったのです。ところが入籍までの不倫中に発覚すると鬼の首を取ったように報道し芸能人としての芸能生命を絶ってしまいます。


 思い返すと自ら商品表示偽装を発表した新阪急ホテルでしたが、その後次々と他の会社でも発覚していきますが、自発的発表をした新阪急ホテルの社長だけがマスコミによって辞任に追い込まれました。マスコミは取り敢えず責任を取らせることが最優先で、事件の真相や今後の再発防止には興味がなく、昔からの日本人的発想である切腹を求めるのです。


 世の多くの大人達も誇れるほどの品行方正な行いはしていないと思うのですが、勿論そう思うのも私の基準が下品だからで私自身の行動も決して品行方正ではありません。その基準に於いて今の世の風潮を見ていると、どうしてそこまで人の行為を許さない時代になってしまったのかと思ってしまいます。


 芸能人や芸人にどうして品行方正を求めるのでしょう。どうしてバッシングを平気で行えるのでしょう。政治家に対しては大いに追求しても良いとは思うのですが、諸外国では特にイタリアでは下半身の行為には許容範囲が広く、大統領として政治能力とは関係ないとのスタンスを国民は取っています。アメリカでもクリントン大統領とモニカ嬢との関係も日本では決して許されないでしょう。


 どうしてそんな風潮に変わっていったのか解りませんが、次代は全てに於いて品行方正を求めています。
 それはヘラブナ釣り界に於いても同じ事でしょう。釣り堀では女性の釣り師もよく見かけるようになりましたので、男女別のトイレを設置している池もありますがまだ未整備の池もあります。女性の釣り師がいることなどお構いなく猥談を繰り広げている時代遅れの人たちがいます。
 ある特定の場所では羽目を外して遊ぶのもいいでしょうが、そうでない場所では品位を保つことが求められています。そんなことすら難しいことなのでしょうか。でも今の時代はいつどこででも品格を求められている時代になっていることを知るべきでしょう。


 釣技の向上は見習いか手習いかどちらだろうと思うのですが、自分で行き詰まった時には良く釣れている釣り師を盗み見て、何か盗めることがあれば取り入れようとする探究心を持つことが重要で、人に教わる場合にも謙虚に聞き入れることが出来ればいいのですが、パワハラやモラハラは受け手側の印象ですから、こうすれば良く釣れると指導しているつもりでも、受け手側が嫌な思いとして受けた場合はパワハラになってしまいます。


 仲間内のためでしょうか平気で釣り方などを貶している方がいます。私も例外ではなくどうしてそんな釣り方をするのだろうとついつい突っ込みを入れたくなってしまいますが、こうすれば良く釣れますよと指摘も出来ない時代になっていることも理解しなければならないのではと思ったりします。


 問われれば答えるけれどもこちら側からは指摘しない。なんとなく世知辛い世の中になってしまったと思うのですが、それが時代の流れだとすると人との関係はとても難しいことになりますね。お互い気をつけないといけない時代に入っていることを自覚する事が肝心です。


 昭和は既に過去の時代だと理解する必要がありそうです。ご家庭でも老いては子に従えを実行するようにしましょう。昔はこうだったなんて話は禁句ですからね。


 あれ?ヘラブナ釣りの話は最後の付け足しのようでしたね。失礼しました!!!