シマノより2021年9月に朱紋峰 鉾(しゅもんほう ほこ)が新発売されます。

　コマーシャルメッセージとしては次のように書かれています。

誘い、喰わせ、取り込む。力強い胴寄り本調子に操作性を求めた、攻めの新機軸「朱紋峰 鉾」。

そして「操作の利く本調子へら竿、それが『朱紋峰 鉾』です」と締めくくられているのですが、この竿のトータルイメージとしてはチョウチン釣りに重点を置いた設計のようですから、本調子といえども胴がしっかりしているのではないかと思う訳です。ということはまだ未発表ですが朱紋峰 煉の後継機種ではないかと思うのですが間違っているかも知れません。
　後継機種と思わせる文言がありますそれは、「素早い取り込みで、魚群を散らさない強靱な胴」煉は正に胴がしっかりしていた竿でしたからね。また二代目煉が発売されたのが2012年ですから丁度10年目になりますので、モデルチェンジのインターバルの年だったことになります。普天元 獅子吼が発売されたのも普天元 独歩が発売されて丁度10年目でしたから、シマノのインターバルとして可能性は高いと思うのですが如何でしょう。

　7尺から16.5尺までとなっていますので、まだ公式に重量は発表されてないのですが普天元 獅子吼に似た重量かも知れません。また価格的にも普天元 獅子吼の7尺が70,000円ですが朱紋峰 鉾は63,000円と少し安い設定になっています。ただ最長寸である16.5尺を比べますと鉾が99,000円に対して獅子吼127,000円ですから価格差が一気に広がっている感じがします。

　この価格帯から見ても煉の後継機種とみるのが正解のような気がしますが決めつけないで起きましょう。ただなんとなく現代のシマノの竿の特徴である本調子から胴調子へと柔軟度を重視した竿造りがされている印象があります。
　高弾性カーボンを使っているとどうしてもピンシャンとしてしまうのですが、それを本調子や胴調子に仕上げるには技術力の高さを要求されるのではないでしょうか。

　ここに来て煉の後継機種である事が確定しました（令和3年9月6日）

　カラーリングはなんとなく本式の方に似ていますので、本式の後継機種かと思う部分もあるのですが、本式は2014年ですからまだ8年目で違うだろうと思う根拠です。まぁこれもわからないですけどね。
　ってことで本式とは関係ないことが判明しましたので削除です。
詳しくはこちらのインプレッションを見て下さい

　握りも最新のしっとり綾織り握りIIですから少し硬めの握りとなっています。グローブ着用不要となっているのですが、嵐月も同じ握りでしたが私には硬く感じて痛かった記憶があります。

　竿そのものの固さランクは煉や本式と近いのですが、やや本調子から胴調子に振られているようです。QRコードを作成しましたのでスマホで読み込んで下さい。鉾を含めたシマノの竿の強弱などがわかります。

特徴を挙げて終わりにしておきます。
■スパイラルXコア
■ナノピッチ
■しなり調律Ⅱ
■高精度テーパー合わせ
■マイクロまわリリアン（ショートタイプ）
■タフリリアン
■タフテック∞（半無垢穂先）
■しっとり綾織握りⅡ
■立体竹節仕上げ
■4節（7.8は3節）
■力節
■手仕上げ（製品によって色味・風合いが微妙に異なり、それぞれ独特の表情を持っています）
■ミゾ切り口栓
■二層式撥水竿/口栓収納ポケット付き

スペック表です。何故か10.5尺だけ重量が発表されていますが、合ってるかどうかは微妙です。実は以前にも閃光XXの表示が間違っていてシマノに指摘したことがありました。
尺数　継数(本)　　仕舞寸法(cm)　　自重(g)　先径(mm)元径(mm)　本体価格(円)
7　　　　 3　　　　　 77　　　　　　未定 　　　0.9／ 8.5 　　　　63,000円
8　　　　 3 　　　　　87 　　　　　  未定 　　　0.9／ 9.1　　　　64,000円
9　 　　　3　　　　　 97　　　　　　未定　　　 0.9／9.7 　　　　66,600円
10.5 　　 3　　　  　 112.1 　　　　　77　　　 0.8 ／10.2 　　　71,400円
12 　　　 4　　　　　 99 　　　　　  未定 　　　0.8／ 10.2 　　　78,000円
13.5 　　 4 　　　　  110.3 　　　　 未定 　　　0.8 ／10.5 　　　83,700円
15　　　  4　　　　　121.5　　　　　未定　　　0.8／ 10.9 　　　91,500円
16.5 　　 5　　　　  110.6 　　　　　未定　　　0.8 ／11.5　　　 99,000円

各釣具店では既に予約を開始されていますが平均的な値引きは30%程度のようです。