両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 淀の釣り天狗池 釣行記 8月15日(日) 雨のち晴れ

 このところ大雨が降り続いていますが、被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。


 自治体のハザードマップを見ますと色分けされて危険地域が示されています。それこそ昔からある町並みが該当するのであれば仕方ないと思うのですが、新しく開発された地域が指定地域だったりすると、どうして自治体はその地域を住宅として開発許可を出したのか不思議でなりません。もし開発前の形状であれば危険地域でなかったとすると、開発の仕方を限定して許可を出すべきだったのではないかと思うのです。
 実はいつも行く淀の釣り天狗池の近くに極最近建った住宅群があります。どう見ても低地で大きな川の土手を降りたところにあります。もしその川が氾濫すると間違いなく浸水してしまうと思うのですが、またその家を買われて住まわれているのも不思議でなりません。色々な事情があるのでしょうが、同町のハザードマップを見ると真っ赤でした。


 実は淀は桂川と宇治川という共に大きな一級河川に挟まれています。川としては大阪方面の海から登る京都への玄関口に当たるのですがとても重要な起点でもあります。その為に秀吉は淀城を築城して淀君を住まわせたのです。
 その両河川のどちらの川でも増水すると他方の川へ流す用水路が用意されているのですが、その用水路は淀の釣り天狗池の北側を流れています。その両岸には河津桜と染井吉野桜の名所になっていますが、いつもは膝下程度の少量の水が淀んでいるのですが今日は流石に増水していました。この川が氾濫水位まで上がってしまうと、釣り天狗池のヘラブナは全部川に逃げ出してしまうことになりますね。



 さて今日は久しぶりに午後から雨が上がるとの予報でしたので淀の釣り天狗へ行ってきました。
 そうするといつもの天釣会のメンバーが雨の中を先着しているではないですか。小池の屋根下に入っていますが、それでも雨が吹き込んでくるのでしょうパラソルが必要なようです。それでも傘を差さずに頑張っているのが我が天釣会の小野会長です。


 今日はお盆の間になるのですがヘラブナ釣りは殺生はしないはずと、自分に言い訳をしての釣行と相成りました。今年のお盆休みは土日が間にありますので、実質の夏期休暇とはならず単なる土日に祝日が付いた程度の休みでしかありません。なんとなく損をしたような気分になるのは仕事人間ではないからでしょうね。


 しかし世の中には仕事が好きでたまらないなんて奇特な人が居られますが、仕事が好きだとか趣味ではとても不幸なことだと私的には思っているのです。勿論仕事が好きなのですから息抜きなんて必要ないでしょうし、ストレスなんか溜まったりはしないのでしょうが、私のように人は仕事にだけ生きるものではないと思っている段階で、世の中から取り残された落ちこぼれ的なんでしょうね。


 そうそう人物の大きさは取り扱いの金額に比例すると思っています。10万円の仕事をしている人は10万円の仕事しか出来ませんので、その人に1,000万の仕事を依頼する人もしないでしょう。1億の仕事をこなす人は10万円の仕事には見向きもしないでしょうが、1億の仕事をする人に1,000億の仕事は出来ないでしょう。取り扱いの出来る金額がその人の大きさと思っているのですが間違っているでしょうか。


 建築業では町屋を作る工務店に1,000億の橋は架けられないのです。まぁ物作りとしては一緒のように見えますが、家屋の建設と高架橋の建設は全く別の仕事ではあるのですが、橋を架けられてもトンネルは掘れないとか色々と専門制があるとしても、高層ビルを建てる大手ゼネコンでは当たり前の高額建設事業でも、中小工務店では全く手に負えないのですから仕方のないことです。
 これが販売業だとしても100億の売り上げが出来る人と100万の売り上げをする人とは自ずから違っているのですから仕方ないですね。


 ああ・・こんなことを書いていると益々自分の小ささがわかってしまって嫌になってしまいますが、以前プロジェクトXという番組がありました。地上の星として成功した人たちを取り上げた番組ですが、自分は如何に落ちこぼれているかを突きつけられる番組だった事を思いだします。


 嘆きの言葉はこの辺にして釣果へと移りましょう。川久保名人や大西王位とは先の例ではないですが人間的大きさの違いでしょうか。私には大助がなかなか釣れないのですから困ってしまいます。仕事と同じように私にはその程度の実力しかないと諦めるのが、今日1日の釣りを楽しむには必要なことなのかも知れないですね。


 雨が小降りになったころを見計らってパラソルをセットして釣り開始です。流石に今日は釣り人がいません。私達のたった6人だけですからただのバカですよねぇ。


 小池の屋根下に陣取っていた方も大池に出てきました。実は来週大会を開催するのですがそのポイントで試し釣りをするためのようです。


 私もパラソルを出していますのでとても釣り難いのですが、雨が降り続いていたためでしょうか、ヘラブナの食い気も随分高まっているのです。いわゆる活性が高いという表現がぴったりで、1投目から即当たりが出たのでビックリしました。しかしパラソルは邪魔ですよねぇ。


 私と並んで入ったのが元トーナメンターの菱田規定委員長と地元淀の松本さんです。


 今日も少人数ですが小大会を開催しましたが、大助ばかり釣り上げる川久保名人と大西王位はお休みです。その為でしようか私が運良く1位を獲得です。但し38.1㎝でトップですからご両人がお休みだったから勝てたのかも知れません。このヘラブナは先に測った38.0㎝でこの後に測ったのがとても良い形のヘラフナで38.1㎝でしたが写真無しです。

 向かい側の竹藤副会長が良いサイズを釣り上げています。

 今日は少人数でしたので1位のみで2位は無しです。惜しくもその無い2位になったのが竹藤副会長で37.3㎝でした。今回登録したのは私と竹藤副会長の二人だけでした。


 今日はとても活発に当たってくれたヘラブナですが、当然ジャミだって活発に当たり続けたのは間違いありません。こんなのがいっぱい突いてきますので浮きが止まりません。


 朝の雨が嘘のように晴れ上がった午後は雨ではなく日差しを除けるためにパラソルが必要でした。

 しかし大雨が降り続いてくれた結果でしょうか池の水がとても綺麗になっていました。釣り終わり竿を拭いても汚れが全く着かないのです。先週はアオコが発生するほど水温も上がって汚れも出ていたのですがとても綺麗になった淀の釣り天狗池でした。


 今日は竿を4回交換して色々と試してみたのですが、竿は中長竿から7尺の短竿まで試してみました。結果としてはどの尺数でも釣れてきたのです。それも一投目から当たりを返すのはビックリです。池一面にヘラブナがいるのではないかと思うほどでしたが、なかなか難しい状況なのは間違いありません。それは先にも書きましたようにジャミも同じようにとっても活発なことです。
 ジャミがヘラブナと同じようにツン当たりを返してきます。それでいてジャミのような当たりでヘラブナが釣れてくるのですから、いわゆる食い当たりを見定めるのは至難の業です。というか実際は食い当たりかも知れないとの半信半疑で合わせていたのです。
 それでもやはり食いが良いのでしょう口の奥に掛かることが度々で、食い上げ当たりもとても多かったのです。爆釣するときは決まって食い上げ当たりが出のですが、今日は流石に爆釣まで行かず34枚で終わってしまいました。


 先週は乏しい釣果でどうなるかと思っていた淀の釣り天狗池ですが、これで来週の大会も良い大会が出来そうだと思いました。
 大会でも良い成績を上げたいのですが、私のポイントは・・・・ハァ。。