両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 第40回天釣会 釣り大会 淀の釣り天狗池 7月4日(日)

 第40回の釣り大会をホームグラウンドである淀の釣り天狗池で開催しました。
 5月に淀の釣り天狗池で開催する予定でしたが緊急事態宣言下でしたので中止となり、6月は清風池でしたが7月になり淀の釣り天狗池に戻ってきました。
 基本的には毎月1回の開催で既に40回を迎えるのですが、年12回ですから3年と半年が過ぎたことになります。過去には頻繁に参加して頂いていたベテラン釣り師が残念にもお亡くなりになった方も居られるのですが、基本的には初期のメンバーが参加し続けて頂いています。これからもコロナに負けることなくお元気で末永く楽しんでいただければと思っています。


 本日は小野会長がコロナワクチン接種のために欠席されましたので、竹藤副会長による開会の挨拶でターとします。続いて菱田規定委員長の挨拶と私から新しい賞の紹介です。

竹藤副会長挨拶


 朝はあいにくの雨ですが多数の方達に参加して頂きました。北側の釣り座の皆さん。

 南側の東寄りの皆さん。

 南側の西寄りの皆さん。この時の私はHERA Xの9尺でしたが規定の3枚の登録が出来ました。



 楽しんでいただくためにも公平に上位入賞が出来る意味も込めて、今年からハンデ戦を取り入れて開催しているのですが、ハンデは連続優勝を阻止するように働いていますので、取り敢えずはハンデは有効に機能しているということもいえそうです。


 今回はノビノビとした釣りをしたいと思いましたので大池に陣取って開催することと致しました。冬期は水温の低い時期でも釣果が期待できる大池で開催するのですが、気温も水温も上がったことですから小池にて開催することも考えていました、ただ小池は大池に比べて数は釣れないのです。ただ小池は数より型が釣れる要素が高いのです。そういう意味でも大会そのものが面白くなるだろうと思っていたのですが、やはり釣れないより釣れた方が面白いと思いますので今回は大池で開催することと致しました。


 いつものように1枚目は強制登録で入替が出来ませんので、如何に1枚目に良いサイズを釣り上げることが出来るか運の要素が高いのですが、2枚目は選択登録が出来ますが入替なしですから慎重に登録する必要があります。そして3枚目は入替自由ですから最後の最後の終了の合図が掛かるまでチカラが入ります。そういう意味では大会終了時間まで大いに楽しめるのが利点ですから、淀の釣り天狗池では大層盛り上がった大会となります。


 ただどうしても先に良いサイズを釣り上げられてしまうと、我こそはと思う釣り師は大型が釣れるまで粘りに粘ってしまい、結局その後にいいサイズが釣れずに登録できないまま撃沈してしまうなんてことも起きてしまいます。
 本当は飛び賞や大物賞にぴったんこ賞そしてブービー賞まであるのですから、先ずは登録を完了を目指していただきたいと思っていますが、ついつい欲と二人連れですから粘ってしまうんですよねぇ。
 そうそう朝の挨拶にも伝えたのですが、今大会から小物賞は廃止してぴったんこ賞を創設しました。終了後にサイズを抽選で決めそのサイズにぴったこんまたは近似値の方をぴったんこ賞で表彰します。基本ダブル受賞はなしとして上位入賞者は除外して決定します。結果としてこの場合も釣り終わるまでわからないのですから、最後の最後まで盛り上がるのではないかと思っています。
 挨拶の中で1枚目より選ぶとしていましたが、ぴったんこサイズが43㎝と大型となってしまいましたので2枚の登録サイズの中から決定いたしました。3枚目の更新サイズからは選んでいません。また他の賞とはダブル受賞が起きないようにしました。


 今回はまだまだコロナの影響を受けてしまいます。ワクチン接種された方もおられますが、ワクチンも万全ではありませんので黙釣を心がけて、マスク着用で開催することと致しました。なんといっても命がけで楽しむ必要はないですからね。自らの命は自らが守ることに心がけたいと思います。


 さて今回の様子です。8時50分スタートですが皆さん1枚目が直ぐに来ません。実は前日に釣り天狗で試し釣りをしたのですが、集まりすぎてしまって釣りにならなかったのです。その為集めすぎないような工夫をして釣りスタートと致しました。ところが1日違いでどうも様子が違いなかなか当たりが出ないのです。
 そんな中でも吉村さんが8時52分に早々の登録されて続いて8時54分に藤田さんが登録されます。ただ30㎝前後と良いサイズが上がりません。そんな中であの川久保名人は1枚目に37.7㎝を8時57分に釣り上げるではないですか。1枚目に良いサイズを釣り上げると上位入賞は保障されたも同然です。私はというと9時4分になって31.5㎝と入賞とは程遠いサイズです。ところが2枚目に登録出来たのが36.5㎝と先ず先ずのサイズです。


 但し私は先月優勝していますので-3㎝のハンデが付いています。36.5㎝が33.5㎝と同寸という意味でもあるのですから、なかなか辛い大会となっています。じつはもう少し待てば37㎝を2枚目に登録出来たのですが後の祭りで3枚目の登録と致しました。

 実は今日の尺数選択は前日の結果も踏まえて超短竿の7尺ではなく9尺を選んでのスタートとしました。それが結果として良かったのですが、規定の3枚目の登録を終えてから16.5尺の嵐月に変更です。ただ16.5尺はどうも良い当たりが出ません。どうしたものかと色々と考えていたのです。そうこうしていると小雨が降り続いていたのがやっと止む気配です。パラソルをたたむことでたすき振り込みができます。そこで本式に変更です。
 なんと第一投・・・でもなかったかも知れませんが、1枚目に42.7㎝の大助が釣れるではないですか!これで-3㎝のハンデが付いていたにも拘わらず、逆にアドバンテージが捕れた格好になったのです。そう実はこの段階ではトップだったのです。しかし大助を掛けたときは合わせた瞬間に大助だとわかる重量感が竿に伝わってきますね。


 今日の釣果はもう一つだったので竿の尺数を4度も交換してなんとか31枚を釣り上げて終了してしまいました。


 大助を釣り上げて喜んだのもつかの間でなんと隣の関さんが良いサイズで竿を曲げています。

 慎重に慎重に測ります。見るからにいいサイズですよね。

 なんと43.4㎝もあるじゃないですか。幾分恨めしそうな目をしているヘラブナですが、私の恨めしさが伝わったのでしょうか(笑)。


 向かいでは今回の検寸を担当して頂きました今井さんと広瀬さんが頭を付き合わせて慎重に測っています。

 
 またまた川久保名人が釣り上げています。3人揃って慎重に検寸です。

川久保名人



 ってことで本日の成績です。17人中15人が登録完了されました。先ずは14位のブービー賞で吉村さんです。当たりか頻発していましたが上手く乗せられず苦労されていました。


 大物賞が伏見の松本さんです。端の大助ポイントに入っていいサイズを釣り上げられていました。

 そして今回の新設しましたぴったんこ賞は今井さんです。今日は北側の検寸係をしていただきました。なかなか忙しくされていたのですが釣果は伸ばされていた様子です。

 続けて飛び賞の11位で良い人賞の淀の松本さんです。いつもいいサイズをポンと釣り上げる方ですが今回は苦労されていた様子です。

 続けて7位のラッキー7賞の竹市さんです。静かに静かにマイペースで釣り上げられていた超ベテランのヘラ釣り師です。

 そして第3位は私の村田です。ハンデの-3㎝を引いても3位でハンデなしでも3位でした。

 第2位が関さんです。後半になってサイズも数も調子よく釣り上げられていました。

 そして優勝の川久保名人です。ハンデの-1㎝をもろともせずに優勝です。


 なお本日も大西王位よの野菜のの差し入れを頂きましたので皆さんで持ち帰って頂きました。今年は何故か大西王位は調子が出ない様子ですが、3年連続の年間チャンピオンを達成されていますので、もう優勝は飽きてしまったのかも知れないですね。



 本日の成績です。
 1位   川久保  113.5㎝(114.5㎝-1㎝)
 2位   関    110.8㎝
 3位   村田   107.7㎝(110.7㎝-3㎝)
 大西賞   川久保  114.5㎝



 1位   川久保  37.3 37.8 39.4 114.5㎝-1㎝ 113.5㎝  100
 2位   関    30.1 37.3 43.4 110.8㎝         100
 3位   村田   31.5 36.5 42.7 110.7㎝-3㎝ 107.7㎝  200
 4位   松本 伏 27.8 37.0 35.5 101.3㎝         100
 5位   大西   28.5 33.5 36.7 98.7㎝         100
 6位   竹藤   33.6 30.2 34.9 98.7㎝ タイム差    200
 7位   竹市   27.1 31.5 38.8 97.4㎝         500
 8位   今井   30.8 36.5 29.3 96.6㎝         500
 9位   広瀬   32.0 29.6 34.2 95.8㎝         100
 10位    藤田   29.4 35.0 34.8 97.7㎝         200
 11位    松本   28.0 33.8 29.7 92.5㎝         500
 12位    西垣   28.3 28.8 34.0 91.1㎝         100
 13位    菱田   29.5 30.9 31.0 91.4㎝-2㎝ 89.4㎝   200
 14位    吉村   29.2 30.0 27.5 86.7㎝         100
 15位    紅    26.1 29.5 28.5 84.1㎝         1,000
       近藤   29.6 30.3                 100
       高沢   29.0                     500


  尚今回提案のありました竿規定について、次回の天狗池での大会より尺数の規定が加わります。大池の場合は7尺から15尺となりますが、ポイントによっては7尺から12尺までとなります。小池につきましては7尺から12尺までですが、竹竿の場合は端数が出てしまいますので大池では16尺まで小池では13尺までは認めたいと思います。詳しい尺数の規定につきましたは次回の釣り座決定の段階でお知らせいたします。


 また竿以外の仕掛全般につきましてはシマノジャパンカップ及びダイワへらマスターズの規定に準じます。
 竿は1本で予備竿は竿ケースに収納すること。
 浮きは竿先より前で餌の落下位置は浮きより前方です。
 針は2本限定です。
 魚は口を水面上に出してから玉で掬い取ります。
 口掛かり限定です。


 上記大会で規定されていない仕掛長やハリス段差について当分の間は規定いたしません。またハリス段差につきましても当面は自由とします。あくまでもバランスの底釣りですから両針共に着底していることが前提となりますので、段差の釣りのような極端な段差は作れないと思います。


 詳細等変更点につきましてはまたの機会に話し合いたいと思いますが、本来両うどんの底釣りはこうあるべきとのべき論ではなく、あくまでも和気藹々とした親睦の延長線上にある大会として、あまり厳しい規定はそぐわないのではないかと思っていますので、天釣会として今後とも楽しい釣り大会の運営を目指しまして参りますので皆さんのご協力を宜しくお願いいたします。