両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り シマノ獅子吼の紹介

 昨年の8月に9月に発売されるとの情報を得ましてここで発表致しましたが、半年後に独歩がカタログから消えてまさに世代交代が行われました。ここでもう少し詳しい画像などをシマノのHPより拝借して再度の情報を載せたいと思います。


 ただ残念ながらとても高価な竿のために私には手に入れることは出来ません。なんたって15尺で114,000円+税で実売価格としては、今はまだ発売当初ですから値引きもそれ程見込めませんので、多分ですが税込みで10万は超えてしまうのではないでしょうか。それこそおいそれとは購入できません。その為に素人目線で操作性などのインプレッションが出来ないのが残念ですが、最終項にあるカタログのページへ飛んで頂くことで、小山圭造氏を初めとして10名のテスターが座談会形式で感想を述べられています。ただ少しばかり自画自賛しすぎていて歯が浮きそうです(笑)。


 獅子吼の特徴とされているのが次の項目です。


■スパイラルXコア
■ナノピッチ
■しなり調律II
■高精度テーパー合わせ
■マイクロまわリリアン(ショートタイプ)
■タフリリアン
■タフテック∞(無垢穂先7~9、半無垢穂先10.5~13.5)
■チューブラー穂先(15~21に採用)
■しっとり綾織握りⅡ
■超写実的立体竹節仕上げ
■4節(7は3節)の芽出し段塗り
■力節
■穂先合わせ部に竹色(19・21は#2合わせ部も竹色)
■手仕上げ(製品によって色味・風合いが微妙に異なり、それぞれ独特の表情を持っています)
■銘入りミゾ切り口栓(7~9のS以外)
■二層式竿袋/口栓収納ポケット付き/撥水


 ■スパイラルXコア これらだけを読んでいても何が何だかわかりにくいですが、先ず初めのスパイラルXはカーボンテープをX状に巻かれているものですがコアと付くことで何が違うかですが、それは東レのナノアロイ® という高強度材のカーボンスリットテープが使用されているとのことです。


 ■ナノピッチ ナノピッチもなにが?って感じですが(笑)。テープのラッピングをナノ単位で巻いているとの表現ですが、本当にナノ単位というわけではないような気もしてきますが実態は知りません。
 ナノという単位は1mの10億分の1を意味します。これではピンと来ないのでもう少しわかりやすく言いますと100万分の1㎜です。う~ん・・・わかりませんね(笑)。1,000分の1ミクロンということになります。昔人間としましてはミクロンがなんとなく最小単位としてわかったような気になりますが、そのミクロンの1,000分の1ですから0.001ミクロンってことになります。
 このミクロンも最近効かなくなっていますが、実は既に国際的に廃止されている単位となっています。


 ■しなり調律II しなり調子は伊吹で採用された竹竿調子の軟調子の意味ですが、そこまでの軟調子ではなさそうですがどうなんでしょう。


 ■超写実的立体竹節仕上げ 超写実的立体竹節仕上げはこちらも伊吹で既に採用されている作り節で、段塗りと合わせて竹竿に寄せた作りとなっています。ダイワの枯法師もそうですがどうして竹竿に似せて仕上げるのでしょうね。これではいつまで経ってもカーボン竿が竹竿に劣っているために似せている印象が残ります。


 下記の写真を見てもわかる通り作り節や色合いに至るまで竹竿そのものに仕上げられています。確かにとても手間の掛かる仕上げだろうとは思うのですが、竹竿には竹竿の良さがありカーボンにはカーボンの良さがあるはずです。今回重量が15尺で105gもあります。本式では87gで剛舟でも84gに仕上がっています。しなり調子の伊吹が115gですから柔軟度を高めると重量が増してしまうのかも知れません。
 ただ設計の妙味でしょう。実際の操作性はとても軽く感じるように仕上がっているとのことで、そんとなころも先進性のテクノロジーが使われているのでしょうね。その為でしょうかカタログには下記のように誇らしく書かれています。


【獅子吼】ししく
獅子吼とは、獅子が吼えるが如く
熱弁をふるって真理・正義を説き、
百獣を恐れさせる威力にたとえるという意味。
この言葉にシマノが託したものは積み重ねてきた技術の矜持です。
私たちは「これこそが、シマノのカーボン並継へら竿である」と
誇れるひと振りを仕上げるに至りました。
前作から10年の英知を結集して、
へらぶな釣りを満喫するためのすべてがここにあります。


 尚、独歩がカタログ落ちしたあとで調子体系が変更されたのですが、独歩のあった位置と同じ場所に獅子吼が掲載されています。ということは独歩と同じ調子を狙ったことにもなるのでしょうか。もしそうだとするとメーカーの思いと座談会での感想が少し違っていそうです。さてどんな捉え方が出来るでしょう。
獅子吼の載っている調子体系
http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/pdf/hera_chart_2020.pdf
独歩の載っている調子体系
http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/pdf/hera_chart_2019.pdf



 下記は獅子吼のデジタルカタログです