両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 情けなくも撃沈

 いやぁホント当たりが出ない日に遭遇してしまいました。理屈が全くわからないのですが、これは一体どうしたことだったのでしょう。


 先ずは愚痴からです。釣り座が良かったのかどうかはわかりませんが、私の前のポイントには朝からもじりが起きていました。これは間違いなくそのポイントにはヘラブナが居る証拠です。勿論これは野池ではなくて釣り堀ですから、どこのポイントにもヘラブナはある程度は居るはずです。しかしもじってくれていると余計に集まっている感覚を受けるわけです。


 それこそしめしめとほくそ笑んでいるのですが、朝の第一投を打ち込むと明らかに触りが出るんです。触りが出るということは単にその場にヘラブナが居るというよりも、餌に対して興味を持っている事になるはずです。
 事実その後にはいい当たりを返してきたのですから、今日もいい釣りが展開できると内心思っていました。
 ところがいざ釣り出してみるとモヤモヤはあってもいい当たりを返してくれないのです。当然いつものように打つべし打つべしと餌打ちを繰り返します。明らかにヘラブナの寄りは増えているのも感じますが当たりを返してくれないのです。


 この日は冬期にもかかわらず水温は13度もありました。当然いつも以上にヘラブナの動きは良いはずです。それに伴ってはしゃぎすぎを心配するほどだったのですが、不思議ですツン当たりを返してこないのです。


 その後暫くすると今度はその触りも消えてしまったのです。これでは駄目だと1尺短くしてみました。するとツンと当たりが出て釣れてきたのですが、その後またふわふわして当たりが出ないのです。
 我慢の出来ない性格からもう1尺短くしてみました。この時もツンと当たりが出て1枚釣れたのですがその後当たりが消えます。これは一体どうしたことなんでしょう。


 今度は一気に8尺まで落としてみました。短竿ですから直ぐに当たりは出ないだろうと打ち返すのですが、やっと出た当たりで1枚釣り上げて見たのですが、またまたパタッと当たりどころか触りも出ません。


 当然しびれを切らしてしまいますので15尺に戻してみました。またまたツンと当たって1枚釣れましたが続きません。


 結局この日は7回も尺数の変更をしてしまったので、余計にポイントを分散させてしまったのかも知れません。どこかで我慢すべきだったとは思うのですが、私的には打ち込んでから1分も経たずに当たりが出ることを理想としていますので、待ってもツン当たりが出ない場合は我慢が続かないんです。
 これが根本的に致命傷だったのでしょう。最低でも5分から10分程度は待ちの釣りをしても良かったのでしょうね。事実そうやって待っていた釣り人には大助が釣れたのですから。とはいえ13度も水温があったのですからもっと当たりが出ても良いはずと思っていましたが、案外もう少し上の層の方が1度か2度温かかったかも知れません。その為に集まったとしても底にまで誘導が出来なかったのが敗因かも知れません。


 1回目に8尺を使ったときは気配すら出なくて、突然ツン当たりが出て1枚釣り上げました。その後何の触りも出なくなったので我慢できずに尺数の変更をしたのですが、最後にもう一度8尺に戻した時はウロウロするヘラブナの姿が確認できたのです。ところが当たりを上手く出すことが出来ませんが、我慢して我慢して3枚釣り上げる事が出来ました。
 この頃になると気力はすっかり萎えています。もう惰性に近い状態で竿を出していましたので、余計に釣れなくて当たり前だったのかも知れないのですが、訳がわからないと悩み続けていたのです。


 当日は焦りもあってカウンターで数えなかったのですが、6枚か7枚程度釣り上げただけだと思ったのですが、思い返してみると尺数を変える度に1枚か2枚釣っていましたので10枚近くは釣れていたのかも知れません。
 そういう意味ではボーズや1枚程度だった人に比べると釣れていたのかも知れませんが、当たりが出せないことでフラストレーションが溜まってしまった1日だったのです。


 そこにはこうしたら釣れるはずとの思い込があったのは間違いありません。前日には良い調子でそれも午前中は快調に当たりが出て釣れていましたので、翌日のことですから同じように釣れるだろうとの思い込みが強すぎたのかも知れません。
 ただ前日は12.5度で当日は13度です。誰が見ても良く釣れる日のはずだったのですが、実際は私だけでなく池全体として調子を落としていた様子でした。


 その状態を見る限りで私の餌が悪いわけではないとは思うのですが、そんなときこそいい釣りが出来るような工夫をすべきだったはずです。
 基本尺数の変更は多くて4回までと思っていたのですが、余りにも調子が出なかったために何度も変えてしまって、その間のタイムラグもあったのでしょう、やっと食い気を示しだしたであろう頃には、もう次の尺数の竿に変更していたのですから良い結果は望み薄だったのかも知れません。


 実は通常であれば浮きの変更やハリス長など、仕掛けそのものに手を加えるようにするのですが、今回は全く同じような仕掛けで尺数の変更だけで対応してみたのです。案外尺数の変更が有効だったりするので、そのつもりでの変更だったのですが、今回は好転する兆しを確認することが出来ませんでした。


 ただこの日は強風の予報です。風が強くなった時間もあって長い尺は使い辛い状態だったのですが、それでも我慢して釣り続けていた人には大助が上がったりしていました。私的には軟弱なものですから強風に打ち勝つ努力が出来ません。1度だけしっかりとオモリの背負う浮きに変更すると打ち込みはしやすくなるのですが、ただでさえいい当たりが出ない日でしたから、疑心暗鬼になってしまって重いオモリの浮きが使えなくなっていました。


 結局この日は1度たりとも黒線のような小当たりを出すことも合わせる事も出来なかったのです。釣れてくる当たりは綺麗な1節当たりやもっと大きな当たりだけだったのです。これもおかしな事ですから案外バランスそのものを狂っていたのかも知れません。


 もう一つは冬期でもありますので柔らかめの餌作りをしてしまったことです。強風に打ち勝つように振り込みますので、案外餌を飛ばしてしまっていたかも知れないのです。本来であればなじみが出るかどうかでわかるのですが、両針の1つにでも餌が付いているとなじみが出てしまいます。特に浮きが負け気味のバランスを取っていましたので、1個でもなじみが出てしまったのです。


 今更悔やんだところで後悔先に立たずで如何ともしがたいのですが、次はどうやって攻めようかと迷いが出てしまっています。それこそ良く釣れる池に訪問して心を癒やす方が良いのか、それとも同じ池でリベンジを果たして次に繋げるのか、今週を通じて悩み続けて見るようにしましょうかねぇ。ハァ困ったことです。