両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 淀の釣り天狗池 釣行記 2月14日(日) 晴れ

 懲りもしないでいつもの淀の釣り天狗池です。


 最近程々の水温が高いにも拘わらず難しい対応を迫られる場合があります。季節要因としての水温や風などにも影響されるのでしょうが、13度近くもある水温にも拘わらず釣果がそれ程延ばせない日が続いていました。それこそ1月の方がまだ釣果が良かったと感じるほどですが、これにはいったい何が影響しているのでしょう。


 ただ攻め方次第で私自身はそれ程難しいとは思っていないのですが、今月に入ってベテランでもボーズになってしまうほど渋い日がありました。どんな工夫をされているのかはわからないのですが、超ベテラン揃いのヘラブナ釣り界ですから生半可な対応をされているとは思えません。それにも拘わらず翻弄されてしまうのですから、今更ながらヘラブナとは難しい対象魚なのかも知れません。


 ところが盛期とはいいませんが極普通に動き出している時期であれば、ベテランに掛かると50枚や60枚はお手の物で、うどん池でありながら70枚80枚の釣果が上がることがあるのです。それが冬期になるとその様相が一変してしまいます。まぶし粉を付けたうどんを幾ら打ち込んでも、ヘラブナが浮くことはあっても底で食ってくることがないのです。


 実際は待ちの釣りをするよりも、これでもか!って程に餌打ちを繰り返す必要と思うのですが、如何に底にまでまぶし粉を届けるか、如何に底で素早くまぶし粉を落としてしまうかが冬期の秘訣となるのでしょう。


 冬期のヘラブナが寄り出すのは時間が掛かるのですが、寄ってくる要因はうどんにあるのではなくて、うどんにまぶしたペレットに寄ってくるわけですからまぶし粉は必須なわけです。しかし水面に打ち付けたうどん餌からそのまぶし粉が剥がれてしまいますので、ヘラブナは上へ上へと導かれてしまう道理となります。


 両うどん釣りの条件は底釣りですから、水面で剥がれるのではなくて如何に水底までまぶし粉を届けるかが肝になります。しかし不思議なことにうどんにまぶし粉がくっついた状態では食ってくれないのです。理屈は全くわかりませんがそれが現実ですから仕方ありません。


 そこでいち早くうどんから剥がれてくれる必要があるのですがその加減が難しいのです。水面で剥がれずに水底で剥がれるにはどうすべきかですが、ここで何度も書いてきましたように、うどんにまぶし粉を付けてからコロコロで押さえて水面で剥がれ難くするとしても、まぶし粉を着けた状態で長時間放置してしまうと水中でも簡単に剥がれなくなってしまいます。それはコロコロで押さえたまぶし粉は時間と共に付着力が増してしまって、5分10分では全く剥がれなくなってしまうからです。場合によってはペレットの色がしみこんでしまって、剥がれたとしても茶色いうどんになってしまいます。
 そうなるとやはり簡単には食ってくらなくなりますので、直ぐには当たりが出なくなってしまいます。当たりが出ないのですから打ち返すことが減り、結果としてヘラブナの寄りが悪くて釣果も貧果となってしまいます。


 前置きが長くなってしまいました。天狗池は大池と小池に分かれているのですが、今日は小池に入ることと致しました。大池では絶対的に数が稼げるのですが大助率は落ちてしまいます。最近になってまたまた大助から遠ざかっていますので、大助の確率の高い小池に釣り座を構えることと致しました。
 でも小池はなんとなく窮屈さを感じてしまうんですよねぇ。


 小池ですから使用する竿は当然短くなってしまいます。そこで最近お蔵入り状態となっていた竹竿の登場です。14~15尺ではなかなか疲れてしますがなんとか使える程度ですが、13尺以下になると一気に使いやすくなります。それが9尺を下回るようになると今度は竹竿が硬くて仕方ないのです。やはり竹竿の本調子の良さを体現するためには、少なくとも11尺以上が適していると感じています。


 川久保名人は1人大池に入ります。なんとなく寂しそうに見えますが・・・


 暫くすると足音が聞こえて来ます。手には玉を持って・・・入っている魚がこれで何と41㎝の大助じゃないですか!!


 私は小池で当初の予定を少し変更して今回は竹竿ではなくて合成竿の響です。少し硬調なので大助でもストレスなく引けます。

 この時に釣れたのがこれで34.3㎝ですが、久しぶりに尺1を超えるサイズで良い引きでした。


 暫くして釣り上げたのがこれ41.5㎝の大助!・・・ですが実はスレでした(T.T)


 遅れてやった来た淀の松本さんが私の真向かいに釣り座を取ります。こらこら少しは遠慮しろよと思いますが心優しい私は当然ニコニコ顔で何も言いません(笑)。

 そしてなかなかの引きの様子で1枚目を釣り上げていますが、そのヘラブナは私が一生懸命に寄せたはず・・・

 それで釣れて来たのがこれ・・・40.5㎝の大助ではないですか!!なんで向かい側の餌を食うかなぁ。ヘラブナ君もう少し場の空気を読みなさい!!


 暫くすると川久保名人が動きます。小池に釣り座を移動する様子、やはり1人大池に入っていると寂しいんでしょうねぇ(笑)。

 ってことで、松本さんの隣に釣り座を構えます。なんと前日の土曜日に大助を2枚釣り上げた釣り座だったのです。


 小池に人が集まったのですが、どうも当たりまでが遠く感じます。また食い当たりが上手く出せない状態となってしまいました。そこで1時になった段階で大池に移動しました。
 実は今日は東風が強く吹くとの予報でしたので、東風を背中から受けるべく小池の桟橋側に入ったのですが、予報は大ハズレで強くても2mも吹いてないのです。それなら大池で横風に苦労することもないと思って移動したのです。


 やはり大池の方がいい当たりの反応があります。今日はとても良い天気でパラソルが必要なほどです。
 いい竿の曲がりをしていますがこれはダイワの兆です。合成竿より本調子的に胴から曲がります。


 この時に釣れたのがこれで37.5㎝が釣れてきました。


 なかなか調子が良いぞと思ったのですが、ポンポンと釣り上げたところで今日の淀の釣り天狗池らしいと言いますか、どうも上手くツン当たりを出す事が出来なくなってしまいました。1つは私の悪い癖で当たりが待てなくなっていたのです。
 それまで小池で随分とじらされましたので、そのじらされていた感覚が尾を引いてしまって、大池で良いツン当たりが出るにも拘わらず、ややこしい当たりを合わせてしまって釣果に繋がらなくなってしまいました。


 結局今日はたった17枚で撃沈してしまったのです。当たりの少ない小池で粘った為でもあるのですが、大池での無理な合わせも影響してしまったのです。その証拠にリャンコで釣れた程に寄せられていたにも拘わらず、スレで6枚も釣り上げてしまっていたのです。
 この時少し我慢して当たりを待つことが出来たら、もう少し釣り上げられていたはずです。またカラツンも多くて今日のカラツンは20回を簡単に超えていた感じがします。多分これもヘラブナの反応に対して待ちきれずに、的確な食い当たりを合わせられなかった証拠だと思います。ただ誘いの後の当たりもカラツンになったり、それこそ教科書道りの当たりにも拘わらずカラツンとなっていたのです。ってことは私の持っている教科書は間違っているのでしょうか(笑)。


 なにも焦る必要はないのですが、1分経っても当たりや触りが出ないと待てなくなっています。ヘラブナが確実に寄っているのがわかるんです。そのヘラブナ達が糸ズレなどても起こすのでしょう。結局食い当たりを待てないような状況に、自分を追い込んでしまっていたのでしょう。
 とまぁ終わってから幾ら反省しても始まらないのですが、次回はもう少しじっくりと待って的確な食い当たりを拾うように致しましょう。無理かなぁ・・・