両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り シマノ独歩がカタログ落ち

 最近になって新しいヘラ竿が発売されているのですが、当然それに伴ってカタログから消えていく運命にあるものがあります。


 最近ではダイワのHERA Rが発売されるに伴って飛燕峰 烈火S がカタログから消えました。軽量系の先駆け的存在であった烈火も、次の世代であるRに取って代わられる形です。
 シマノでも普天元 獅子吼が発売されたことが影響しているのでしょうか。2月に入って伝統ある独歩がカタログから姿を消しました。場合によってはバージョンアップされて再度発売されるかも知れませんが、ここに来て世代交代が起きている様子です。


 そしてダイワを確認してみました。なんとダイワでもHERA FXもカタログから姿を消しているではないですか!。軽量系のパワーロッドとして地位を築いていた竿ですが、販売も長尺では好調だったはずです。やはりある一定の期間が過ぎるとカタログ落ちする運命にあるのでしょうか。果たして次世代はどんな竿が出てくるのでしょう。


 まだ不確かな私の思い込みですが場合によっては枯法師も姿が消えるかも知れません。それは先のブログにも書きましたが、枯法師の握りがFXと同じ古いタイプで作られています。そういう意味もあってなんとなく新しく出てきそうな予感がするのですが、こればっかりは先に情報が出てくることは皆無です。


 ただフラッグシップの竿がカタログ落ちするのですから、メーカーとして大きく方向転換を図ろうとしているようにも窺えます。本来であれば伝統ある名前ですからカタログから消したくはないはずです。もう何代目かにバージョンアップされ続けてきた独歩ですから、バージョンアップタイプで出されてもおかしくはないはずですが、その冠の名を消してしまうのですから余程のことと思えてしまいます。


 案外シラーッと昔の名前で出ていますって事になるかも知れません。その良い例がダイワの兆です。一時期完全に姿を消していた名前が復活されたのですから、ある一定の知名度はメーカーにとっても財産のはずです。


 現在シマノでは鯉竿を含めて28アイテムが売られています。ダイワでは19アイテムと後れを取っています。反対に竿受けや玉の柄ではシマノが3アイテムと少なく、ダイワでは9アイテムのラインナップです。
 今後両メーカーの熾烈な争いが続くとは思うのですが、なんとなく釣り人にもシマノ派ダイワ派があるように感じます。その他としてがまかつも熱狂的な支持派が存在しています。こればっかりは好みの問題でもありますので仕方ないですね。
 いや私も磯竿は少数派のNISSIN製・宇崎日新を使っていました。なかなか安くて使いやすい竿だった記憶があります。ヘラ竿もある事はあるのですが、何故か圧倒的に振り出し竿が作られています。これは一体どうしたことなんでしょうね。やはり技術力の差なのかもしれませんが、とっても安く手に入るメーカーの1つと感じています。


 私的にはシマノとダイワそして西村カーボンを使ってきたのですが、あくまでも個人的な感想でしかないのですが、信頼度という意味ではダイワに軍配が上がるような気がします。ただ実直といいますか愚直といいますか、新しい取り組みや新感覚の竿バランスなど握りに至るまで、シマノの開発力か高いと感じてしまいます。
 まぁダイワのヘラ竿も金色のFXや玉虫色のXそしてスカイブルーのFなどと挑戦的な色もありましたが、どうしたの?っていいたくなる色使いでもありました。


 ただその技術力の高さや開発力の良さが一般釣り人の技量に合っているのかどうかです。私のような日曜釣り師としましては、力強い合わせをしてみたり無理に引き寄せようとしてみたりと、竿に対する負担を掛ける無茶な竿操作もしてしまいます。それでもその操作に耐えられるようにするために、理想的な軽量化を犠牲にして少し重くなったとしてもエラーが出ない設計をしているのがダイワのような気がしてきます。勿論ただの思い込みかも知れません。


 私が単純に抱いているイメージでしかないのですが、イタリアのフェラーリやイギリスのロールスロイスを開発しているのがシマノで、ポルシェやベンツを作っているのがダイワのように感じています。
 シマノの皆空なんてまさに非日常的なフェラーリ的ですし、ダイワのHERA Sなんかは同じトーナメンター御用達でありながら、Sは日常使いが出来るポルシェのようなスポーツカーのイメージです。いや実際は知りませんよ!あくまでも私の勝手に作り上げているイメージです。そのイメージついでにいいますとダイワにはHERA SよりもFが社風に適していると思うのです。軽量化もそこそこで価格は軽量系の中では最安値と庶民的。日曜釣り師にはとても使いやすい軽量ロッドだと思っています。


 そうそう新しく出ているダイワのHERA Rですが、殆どHERA Fと操作性は似ているのです。但しRはFよりは随分と軽く出来ています。Sよりも明らかに軽いのですがS程硬くなくてFのような曲がりに仕上がっているのです。
 そうなるとRの26尺以上の超長尺を使うのでなければ、私的には3割ほど安いFで十分だと思ってしまうのですが、小市民的な貧乏性の選び方なんでしょうね。



 今後どんな方向性で新しい竿が出てくるかわかりませんが、ヘラブナ人口が減っている今となって、その狭い市場を奪い合うこととなるのですが、どれほどヘラ師達に共感を得ることが出来るのかが今後の課題となるのでしょう。どちらかというとこの勝負は今のところシマノが勝っていると思うのですが、次の一手が大いに期待されるところです。