両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り ヘラブナ釣りはコロナを吹き飛ばすか!

 ハレの日は晴れの日と書きます。正月や結婚式などは晴れの日ですから晴れ着を着るわけです。晴れの日とは特別な祝いの日という意味で、反対に日常の日をケの日といいます。ケの日は褻の日と書きます。この褻は「けがれ」と読めるので汚れの日と勘違いされるのですが、あくまでも日常に対して特別な日が晴れの日であるわけです。


 今日は2月2日が節分です。では節分は晴れの日か褻の日かどちらでしょう。私の解釈では褻の日です。何故になら節分は翌日2月3日が立春だからです。
 立春こそ本当の正月のような気がするのですが、旧正月は旧暦月齢で導き出されるのですが、立春は太陽暦で導き出されています。求め方の違いがあるとしても春を迎えるという意味では同じような気がします。
 そういう意味では中国の春節は旧正月と同じ日ですから合理的といいますか、間違いのない新年となるはずです。


 春の始まりが立春ですから前日の節分に豆をまいて邪気を払い、晴れの日として立春を迎える事となりますので、立春こそ晴れの日となると思っています。立春は多くが2月4日だったのですが、今年の立春が2月3日になっているのは太陽の黄経によるもので、日本の国立天文台の観測によって太陽の黄経が315度と決まっているからです。厳密に言いますと今年は315度になるのが2月3日の23時59分なんです。その為に2月3日となったのですが、後1分遅れていれば2月4日だったのですから惜しいですね(笑)。


 前文が長くなりましたがここで本題のヘラブナ釣りのお話です。日曜釣り師としましては日曜日がヘラブナ釣行日となるのですが、その日こそ非日常なわけですから自動的にハレれの日となることになります。それ以外はまさに日常ですから褻の日が続くのですが、ハレの日を非日常から解放されてリフレッシュを図る。まさに現代風に言うところのストレス解消の日のはずです。
 ところが冬期の渋い時期では、当たりが遠かったり釣果が少なかったり、寒風吹き荒れる最悪のコンディションの日になったりするのですから、ハレの日なんて暢気なことは言っていられないことになります。


 やはり1にも2にも釣果を上げて面白かったと思える日を過ごし、ストレスを綺麗に発散して翌日からのケの日を過ごすようにすべきとなるはずです。


 まさにハレの日は大安仏滅などの六曜は全く関係ありません。ハレの日はどちらかというと神社にお参りしてお祓いを受けた清らかな日ですから、六曜とは全く解釈を異にしますが、日本人は一神教のキリスト教やイスラムとは違って、多神教であり一神教の人たちより日常にその宗教的感覚を取り入れていると思います。多分世界に希に見る宗教心の強い民族のような気がしています。勿論意識はしていない無意識の状態の話です。


 何か悪いことをすると罰が当たると直ぐに言いますし、何か特別なことをする日には大安を選んでいます。初詣も欠かせませんしクリスマスも祝っています。仏教徒でありながら教会で結婚式を挙げ、誓いますかと問われて素直にハイと言えるその宗教心。熱狂的な宗教感を持っているとは思いませんが、日常生活にしっかりと入り込んでいるのは間違いないでしょう。


 テレビですら何の根拠もない星占いを毎朝公共の電波を使って垂れ流しています。有名寺社から毎年暦が出ています。我が京都では疫病退散の祭りであるはずの祇園祭が、京都市民だけでなく全国民を巻き込むような形で長年続いていました。まぁ新型コロナで疫病退散効果がない事を露呈させてしまい昨年は中止されてしまいましたが、有名寺院でも新型コロナの疫病退散法要を執り行われましたが、今のところ全く効果を発揮することが出来ていません。


 実際の宗教は具体的に何か特別な奇跡を起こすことではなく、人間の生きるための教えを説いたものですが、日本人的には祓いたまえ清めたまえと、教えよりは苦しいときの神頼み的な心の安定を求めたものと解釈すべきだと思っています。そういう意味ではヘラブナ釣りも案外宗教に通じるような気がしてきます。


 食べもしない魚の代表でもあるヘラブナを1日中相手にしているのですが、良い当たりを出して良いサイズを釣り上げそれなりの釣果を上げることが出来たら、心の安定が図れるのですからまさに宗教で得られる心の安らぎそのものではないかと思えてきます。


 朝は意気揚々と出かけて撃沈されて帰ると心が沈んでしまいますが、良い釣果に恵まれると気持ちも高揚させて帰宅することが出来ます。まさに祓い清められたような清々しさを得られるのではないでしょうか。それが毎週続く事が出来たとするとそれはそれは心の安定が続くわけです。当然次の1週間も心静かに過ごせるのではないでしょうか。


 そんな日曜日を迎えられるためにも、いつもいつもなにがしかを考え続けて対応する必要があります。
 ただ全くわからないのですが、ある釣り人が釣っていて全く当たりすら出ないのですが、その仕掛けで同じ餌を付けて釣り始めると、直ぐにツンと当たりが出て続けてポンポンと釣り上げる事が出来た事がありました。これはいったいどうしたことなんでしょう。この日は6時間かけて6枚だけだったようですが、そのポイントで私がそのままの仕掛けと餌を使って釣り始めますと、20分間で4枚釣り上げる事が出来ました。特別に変な当たり方をしていてそれを見極めて合わせたのであれば別ですが、誰が見ても間違いのない綺麗な1節のツン当たりが出て、それを当たり前に合わせたに過ぎないのですが、これは一体どうしたことだったのでしょう。それこそ神がかり的な違いを感じてしまいますが、私にはそんな幸運の女神は着いていなさそうですから疫病神か貧乏神が憑いているんでしょうか。


 しかし人間ほど精神的なものに支配されているものはないと思っています。病は気からはその通りです。心が沈んでいると病気になってしまいます。ストレスを溜めないことが一番ですが、知らず知らずに溜まってしまい病を引き起こしてしまいます。私自身突発性難聴や帯状疱疹とこの1年間全くストレスが原因の病にかかり続けていました。
 良い釣りを続けてストレスを解消する。そんな日々を送ることで免疫力が高まり新型コロナにも打ち勝てるような気がします。
 過信は駄目ですよ!!


 良い釣りでストレス解消をしてリフレッシュを図って英気を養うようにしましょう。次の釣行には英気ではなくて鋭気を持って臨みましょう!!