両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 清風池 釣行記 3月6日(土)

 今年に入って初めての清風池です。


 京都から滋賀の池に行く場合には雪が最大のネックになります。京都南部では雪が降ることは殆どなく、1年で数回降ることがあったとしても積雪となるとあるかないかで精々1度か2度程度でしょうか。その為に冬季用のタイヤのスタッドレスに履き替えることは殆どなく、年中ノーマルタイヤで過ごすことが可能なわけです。


 ところがお隣の滋賀は雪国の様相を呈します。北部の余呉町などでは東北のような積雪にみまわれる事があります。知ってましたか?滋賀県の伊吹山が日本での最高積雪量の記録を持っているんですよ。なんと11.82mでなんとこの積雪量は世界一でもあるんです。この数値が正確なのは、まだアメダスとか観測装置のなかった時代ですが、気象庁の伊吹山観測所で計られたデータですので、間違いのない信頼の置ける積雪量となります。


 積雪量と言えば青森県の酸ヶ湯が有名ですが、ここの最高積雪量は5.66mで国内2位の記録ですが、その量は伊吹山の半分しか積もっていないことになります。ついでに3位が新潟の守門で4.63m、4位が山形の肘折で4.45mとなります。豪雪地帯として有名な東北や上信越地方より滋賀県の方が積雪量が多いのですから、どうしても二の足を踏んでしまうことになります。それこそ積雪による孤立が起きたりするのですが、滋賀県全域で積雪はごく当たり前に起きてしまいます。


 清風池への道中も例外ではなくノーマルタイヤしか履いていない私にとっては、晴天で積雪が全く残っていない場合にのみ訪問できるわけです。そういう意味では高速道路上での立ち往生も人ごとではないですね。


 そんな滋賀県は京都よりは寒くなる地域でもありますので、当然池の水温も極端に下がっていることでしょう。先日も池一面に氷が張ってしまってその氷を割ることから1日が始まったとの事です。そのために冬期の清風池はとても釣り難く、それこそ釣果が得られないボーズ覚悟なんて事も当たり前のように起きてしまいます。だったら行かなければ良いじゃないかとなるのですが、そこはまたなんとなく行きたくなるような気にさせられる池でもあるわけです。


 今年はコロナによる緊急事態宣言も発出されたこともあり、余計に県をまたいでの釣行には気が引けていしまいます。緊急事態宣言の解除がされない場合には滋賀まで遠征することは中止にするつもりだったのですが、最近になって急激に感染者の減少に勢いを増していましたので、予定通り開催することと致しました。但し大騒ぎすることは厳禁ですから黙釣を徹底できればと思っています。


 取り敢えず2月末で宣言解除を受けまして土曜日に試し釣りです。翌日曜日には月例会本番を迎えることとなります。今まで試し釣りをした結果大会当日に良い釣りをした経験はないのですが、釣り座が決まっていますのでそこに入れるかどうかわかりませんが、そのポイントで適した尺数の確認と使用する餌の確認が出来ればと思っての釣行です。


 さて今日の結果です。いつものように朝一番に水温を測りますと11.5度ほどあります。この程度あれば釣りは成立するだろうと思ってスタートしました。
 今回は餌を事前に特定して他の餌は餌箱から出してしまいました。それは釣り場で餌を迷わないようにするためです。私としてははやりいつものように当たりを早く出したいので、当たりが出にくい餌でじっくり待っての釣りは出来ないのです。その為に早く集められる餌を重点に使っている傾向があるのですが、案外それが失敗することも多々あったのです。
 確かに寄りが良い餌を使えば使うほど数は釣れるのですが、今回はまだ水温も低いのでじっくり待つしかない状況を作ることで、否応なしに待つ釣りが出来るのではと思っての餌の選択でした。


 取り敢えず15尺でスタートしてみます。1時間半餌打ちを続けます。なんとなく触りらしいものを感じるのですが食い当たりを出す事が出来ません。浮きを感度の良いものに変更してみますがやはり結果は変わらずでした。回りの釣り人達がどの程度釣り上げていたかわからないのですが、直ぐ背中合わせに入っている釣り人は3~4枚は釣り上げていそうですが、他の釣り人が釣り上げている様子はありません。見ていると竿そのものが上がらないのですから団子やグルテン系の餌ではなくてうどんを使われているのではないかと思われます。


 2時間ほど頑張ったのですが当たりらしいものがありません。そこで早めにランチを取ることとしたのですが、実は清風池の近くにはとても安くて美味しい店があるのです。道具はそのままにして池主に断って外出です。


 実は海鮮丼を食べに行ったのです。どうですこれで690円は安いと思いませんか?ご飯もただの白飯と寿司飯を選ぶことが出来ますので当然寿司飯で作って頂きます。
 明日は大会ですから外まで食べに行くことは出来ませんが、また行きたいランチのお店です。


 美味しいランチの後に再度釣り開始ですが、15尺で無反応だったために9尺に変更して釣り開始です。9尺にしても直ぐには反応が出ません。やはりいつものように打つべし打つべしと餌打ちを繰り返します。ただ寄せ効果の高い餌ではないので、なかなか寄ってきませんが取り敢えず1枚目が釣れてくれました。痩せていますがなんと40.5㎝あります。これが明日釣れてくれると大会も良い感じだったのですがそうは行かないですよね。 

 結局バタバタと釣れた後はまた沈黙の時間もあったりして、午前はボーズで午後から10枚の釣果でした。しかし餌のタッチを変えたりと苦労する1日だったのですが、風がとんでもなく強くてとても釣り辛く餌桶が風で飛ばされる程の強風が吹いていました。
 日が差す時間もあったのですが、概ね曇り空で強風というコンディションはなかなか大変です。明日は風は弱まりそうですが気温が上がらない冬に逆戻りする1日となりそうです。