両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 新型コロナ消毒のお話 ヘラブナ釣りでも応用を

 医療崩壊が起きそうなほどの新型コロナの第三波が押し寄せていますが、自らが感染させない感染しないための努力をする以外ないわけです。ヘラブナ釣り人口も高齢化が進んでいますので、自らの命を守るためにも十分な予防対策をする必要があるでしょう。


 そういう意味もあって今回は除菌と消毒のお話をしようと思います。


 先ず推奨されているマスクについては、正直言いましてサージカルマスクが断然優位です。その分息苦しさもあるのですが、予防という意味でもマスクはサージカルマスクに越したことはありません。
 サージカルマスクとは不織布で3重や4重に重なっているタイプです。


 予防を思うがあまりN95なんていう粉塵を防ぐマスクまでは必要ないと思いますが、それこそ慣れなかったり肺気腫傾向のある方は、窒息の危険が伴いますので使わない方が良いと思います。


 では一般に出回っている布製のマスクはどうかとなるのですが、とても呼吸がしやすいと感じることはないでしょうか。つまりそれほど通気性が高い事を意味します。そういう意味では感染防止対策マスクとしては下位に位置しますが、少なくともマスクをしないよりは良い程度とになります。また別途機能として口鼻の湿度を高める役割がありますので、感染リスクを下げる効果は期待できると思っています。その為には日常使いは良いとしても、人が密集する場所や病院などで診察を受ける場合は、感染予防と呼吸を楽にするためにも布マスクの上からサージカルマスクを使うような二重に付けるようにしましょう。


 さて消毒についてです。まず有効性が認められていないものについてです。(製品評価技術基盤機構)
 過炭酸ナトリウム・アルキルエーテル硫酸エステル塩・脂肪酸アルカノールアミド・アルキルベタインは有効性が認められていません。
 過炭酸ナトリウムは酸素系漂白剤です。
 アルキルエーテル硫酸エステル塩は家庭用洗剤です。
 脂肪酸アルカノールアミドとアルキルベタインは界面活性剤の一部です。この界面活性剤を主成分とした有名な商品があります。具体的な商品名もわかっていますが差し障りがありますので、今回は差し控えますので知りたい方は検索してみてください。


 では有効とされるものは何かです。
 よく言われているように流水での手洗いが上げられます。どんな薬品を使うより有効かも知れませんが、ここに石けんまたはハンドソープを使うことがとても有効と証明されています。これにも科学的根拠がありますが、少しややこしくなる話ですが参考までにお伝えするとしますと、コロナウイルスの構成が脂質二重膜で覆われています。この二重膜に石けん成分が入り込むことでこの膜を破壊します。これは石けんの脂質も両親媒性の分子で構成されていますので入り込むことが可能ということです
 両親媒性とは水になじむ親水基と油になじむ親油基の両方を持つ事を意味します。


 その為に石けんで最低10秒もみ洗いして流水で15秒以上洗い流すことで、指に付着しているウイルスが1万分の1に減らすことが可能です。


 1万分の1に減るということは事実上洗い流せたと理解できるわけですが、反対に単に水に手を濡らすようないい加減な手洗いでは意味がないことを意味します。


 消毒といえばエタノールですが、このエタノールは水によく溶けるためにウイルスにエタノールを掛けると、二重膜の親水性と接する水のほとんどがエタノールに置き換わり、その二重膜を破壊してしまいます。
 但し気をつける必要があるのがエタノールの有効濃度です。高濃度の無水エタノールや95%以上のエタノールは使用が禁止されています。高濃度のエタノールは蒸留水で薄めて使うようにしましょう。
 またアメリカの疾病対策センター(CDC)が60%台のエタノールの使用も推奨しているために、厚生省は60%台のエタノールも認める通達を出していますが、実際は濃度70~83%が有効とする考え方が安全かと思われます。
 また私もそうてすがスプレーボトルに入れ替えて使う場合が多いのですが、密閉度が悪いボトルの場合はアルコールの揮発性が高いので、濃度が薄まっている可能性がありますので注意が必要です。
 スーパーなどの入口に置いてあるボトルなどでは、補充して時間の経ってない物は良いのですが、中身が減っている状態で長時間経っている物の中には、濃度が薄まっている可能性があります。濃度が保っている場合でも手のひらに500円玉程度の量を受けて指先から先に消毒するようにしましょう。初期の頃は手首から消毒や手洗いが推奨されていましたが、目や鼻を触る部分としては圧倒的に指先ですから、濃度の高いアルコールである初期に指先から消毒しましょう。
 つまりアルコールをで手を擦り合わせるとアルコールが蒸発していくことがわかると思いますが、手にこすりつけている間にアルコール分から先に蒸発して最後はただの水って事になる可能性があるわけです。


 最後に次亜塩素酸ナトリウムも有効成分ですが、当然強アルカリですから手洗いには使用できません。あくまでもエタノールの代替えとして推奨されたものであり、有効とされているのはテーブルやドアハンドルなどの物に対する消毒であって、手洗いなどでは有効性は確認されていませんし危険ですから、薄めての使用もしない方が賢明でしょう。
 次亜塩素酸とは身近な漂白剤です。何かを拭くにしても色を落としてしまう可能性があります。椅子などの座面を拭き続けると色落ちすると思いますので、お店などでは十分には気をつけてください。今はシンコールのビニールシート地のみ漂白剤に対応したシート地です。万一色落ちした後に張替をする場合は、指定すると対応してくれるはずです。


 そして熱湯消毒が有効なのですが、この場合も80度以上で10分以上となっています。


 最後に界面活性剤の中でも有効成分として認められている物がありますが、純粋な固形石けんが案外簡易で有効だというところを抑えておくだけで良いと思います。


 釣り場で手洗い場があると思うのですが、食事前にアルコール消毒をするか石けんを使ってしっかりと手洗いすることで感染予防が出来ます。同時に冬季で寒いのですがトイレの度にでもしっかりと手洗いをすることもとても重要ですね。


 コロナ騒ぎで大変な年やったなぁなんて噂話が出来るように、今はしっかりと感染予防することに心がけて楽しいヘラブナ釣りライフを送りましょう。