両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 両うどんで非常識を試そう

 ヘラブナは他の釣りと違って1年中対象魚となります。そのために真夏の炎天下の猛暑の時期から、雪が積もる真冬の厳寒期まで同じ対象魚であるヘラブナを追い求めているのですが、実際同じ対象魚だとしても同じ餌で良いのだろうかと思うことはないでしょうか。


 悪食といわれる黒鯛ではまさに千差万別の餌が使われています。最近でこそルアーでの対象魚となっているのですが、やはり基本的には生餌を使用されているでしょう。ただ技術の進歩でしょうか団子餌も使われるようになっています。鯉などでもヨーロッパからの釣技が流入してきましたので、旧態依然とした釣り方しか知らない私には理解できないのですが、多くの対象魚の釣り方が変わってきているのは間違いありません。


 先の黒鯛ではその昔はサナギを使うと決まっていました。曰く養蚕が盛んで蚕から必要でなくなったサナギを川に捨てたから、それを食べるようになったのだとまことしやかに伝えられていたのですが、常識的に考えるとそれはあり得ないのです。
 今では当然公害の元になりますがその昔だってでサナギを川に捨てるなんてことはあり得ません。まさに人間的発想から生まれた想像でしかないはずですが、静岡地方ではスイカで釣れるのもスイカを捨てていたからだとか、人間の想像力の限界を感じてしまいますが、how to本にも書かれていたのですから、所詮その程度の範疇が関の山だったのかも知れません。


 進化論に至っては突っ込みどころが多数あります。キリンは高い木の枝にある葉を食べるために首が伸びたと言われていました。仮に高い木にしか葉がない状態に陥ったとして、首が伸びる進化にはいったい何年有するのでしょうか。100年200年では起こりえないでしょう。最低限数千年単位となるはずですが、それまで高い木の枝にある葉を食べずに生きながらえたとするなら、首は伸びる必要はなかったはずです。仮に高い木の枝にしか葉がなくなったとすると、キリンは進化する前に絶滅していたはずです。
 また進化は突然に起きるのですから、徐々に変化していくことは先ずありません。仮に金魚の先祖はフナだと言われていますが、三つ尾に突然変異が起きたとしてそれを固定するには、同じ三つ尾同士を掛け合わせる必要があります。赤色が現れたときも同じで、赤色を固定するためには赤色同士を掛け合わせる必要があります。
 人間の手によって突然変異同士を掛け合わせることは出来るでしょうが、自然界で突然変異同士が交配する確率はいったいどの程度なのか。首が少し伸びたキリンが、他の首が伸びたキリンに出会う確率、またそれが雌雄である必要があるのですが簡単な確率ではないことがわかります。
 このような進化論は人間の想像力の範囲での見方をしていると、キリンの首は進化によって伸びたのだとなってしまいます。もう少し柔軟な思考力があったとすると、高い枝にしか葉がなくなったとしても、キリンは元々首が長い種だったがために生き延びることが出来たと考える方が妥当でしょう。勿論これでは首の伸びたキリンが世に出現した進化の説明は出来ないのですが、後で伸びたと考えるよりは自然ではないかと思ったりします。


 おーっと!またまた脱線しまくりましたが、黒鯛が今まで食ったこともないサナギで釣れる事実は、以前に食べたことがあるという経験値は全く無視できるというものでしょう。
 同じように淡水魚でもサナギに対して興味を示します。鯉はサナギの原型のまま食いますし、フナなどではサナギ粉は優秀な集魚材であるのは周知の事実でしょう。それが今年生まれてサナギなど全く知らないフナであっても興味を示します。


 つまり人の想像を超えたところに自然の動物たちがいるわけですから、少し常識から逸脱するのも方法ではないかとなるわけです。といってそうは簡単新しい餌が見つかることはありませんので、今までの焼き直し程度しか素人釣り師では手が出ません。


 そこで最初に戻るのですが、ヘラブナ釣りの餌はこれだ!とする公式に捕らわれないことだろうと思うのです。年中同じ組み合わせ組み立て方ではなくて、季節にあった配合が肝要だと思うわけです。
 当然団子餌系の釣り師の方たちには常識のことでしょう。団子餌は夏のものでしょうから季節の移り変わりに合わせて、両団子から両グルテンまたはセット釣りとなることでしょう。勿論そま両団子や両グルテンだとしても配合は変わるでしょうし、使用する餌も違ってくるとは思うのですが、勿論加水率も調整されることでしょう。これから活発に動くヘラブナに対してどのような組み立て方をする角、大きな釣果の差となって現れるのは間違いのない事実でしょう。


 では両うどんの場合はどうでしょう。うどんの尿素うどんかワラビうどんでしょう。まぶし粉はペレットでしょうか。この組み合わせは年中変わることがないのが事実ではないでしょうか。団子餌やグルテン餌では工夫されていることを、うどん餌では無頓着にも年中同じうどんに同じまぶし粉だったりすると思うのです。
 ここになにか工夫の余地はないのか、いったいどんな工夫が出来るのかを考えるのも、秋の夜長には面白いのではないかと思うのです。


 ワラビうどんを絞るとき、そのワラビに何か混ぜてみるのはどうでしょう。日本酒・ウイスキー・ワイン・カルピス・オレンジジュース・醤油をためしてみるのはどうでしょう。
 ペレットにカレー粉・ガーリックパウダー・バニラエッセンス・インスタントコーヒーも面白いかも知れません。ただ多く入れるのは感心しません。池がくさくなっては困りますし、どこからかカレーの香りがするのもどうかと思いますから何でも程々ですが、黒鯛は食べたこともないサナギだけでなくコーンもごく普通に食ってきます。案外うどんのまぶし粉にトウモロコシの粉が良いかもしれませんね。
 そういえば誰かはシナモンが良いっていってましたが、その後も使われているのでしょうかねぇ。


 自分だけの餌を作り上げるのも楽しいかも知れませんが、野池では良いとしても釣り堀ではルールに沿った工夫をしてください。怒られても責任は持ちませんからね!!