両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 何が釣果に影響するのか

 先日の日曜日のことです。ヘラブナ釣りの競技会としては枚数または重量勝負の大会が極普通のことなのですが、関西的ヘラブナ釣りの考え方の1つにヘラブナサイズの大小が気になるところです。
 例えば海の魚で仮に鯛だとして関西的には70㎝の大鯛が釣れたとの表現なのですが、関東的には5㎏の大鯛が釣れたとの表現ではないでしょうか。私的には何㎏と表現されてもピンとこないのです。先日釣り上げたスズキは74㎝ありましたが、サイズ的には全長が気になったとしても何㎏あるかは全く気にならないのです。


 魚のサイズで㎏数で表現するのは市場のことであって、釣りの世界では何㎝ではないのでしょうか。
 ヘラブナは大助が大きさの基準の表現でしょう。黒鯛では年無しでしょう。キスでは肘叩きですしアイナメはビール瓶でしょうか。出世魚でもブリも80㎝を超えてからの表現で、スズキは諸説あるのですが60㎝を超えるとスズキと呼びたいですね。ボラも50㎝を超え出すとトドと呼び名が変わります。そういえば「とどのつまり」の語源はボラがこれ以上大きくならないとの意味でとどのつまりとの説が最有力ですが、どうしてボラだったのでしょう。スズキでも黒鯛でもブリでも良かったはずですが、どうしてボラの最終点であるトドを使ったのでしょうね。本当にとどのつまりはボラが語源なんでしょうか。


 さてこのように魚種の成長を表す言葉の変化は、全て全長で呼び名で変わっていきます。決して重量が何㎏を超えたから呼び名が変わることはないはずです。つまり重要なのは重量ではなくて全長であるサイズが基準になっているはずです。
 ただ市場では全長での表現は使いませんので、何㎏釣ったとの表現は市場原理に組み込まれてしまったからでしょう。


 いずれにしても魚のサイズ表現としては、全長で言い表すものではないかと思うのです。ではヘラブナの世界ではどうでしょうか。40㎝を超えると大助と表現します。夢の50㎝なんて表現も存在しますが、関東の人達はどうして何㎏のヘラブナを釣り上げたと表現されるのでしょう。もし重量だとすると仮に40㎝あっても1㎏に満たないから大助ではないとでもいわれるのでしょうか。また30㎝程度でも抱卵していると重量が増えますので、重いヘラブナを釣り上げたので大助と表現されるのでしょぅか。重いヘラブナを釣り上げる事を良しとして満足されるのでしょうか。


 良くインストラクターがヘラブナを釣り上げて、これは「いいヘラだ」との表現されています。何を基準に「いいヘラ」との表現になるのでしょう。傷を負ってないとかヒレが綺麗だとかだとすると、いいヘラ以外は単にに釣り人によってスレなどで傷つけただけのことですから、傷の多いヘラブナを釣り上げると悪いヘラだと表現されるのでしょうか。どんな表現されるのか聞いてみたい気がしますが、それこそ傷が付いていたりするとごめなねって言って欲しいものですが、そんな表現も聞いたことがありません。ということは反対にいいヘラとの表現もピンとこないのです。
 仮に大きなサイズのヘラブナを釣り上げていいヘラだとの表現だとすると、良いサイズのヘラブナだと言って欲しいと思ったりするのですが、いいヘラと良くないヘラはどこが違っているのでしょう。私的には釣れてきてくれたのだから全てがいいヘラに違いないと思っているのです。


 話が横道に逸れますが、グルメ番組などで何か食べた後の感想が「食感が良い」との表現です。これはいったい何を言いたいのでしょう。日本語には歯触りが良い、歯切れが良い、舌触りが良い、喉越しが良いとか、具体的に表現する言葉が存在します。食感が良いとはき何を言いたいのでしょう。
 似た言葉に口触りが良いとの表現がありますが、これと食感が良いとは全く違っているのです。口触りが良いは口に入れた瞬間を言います。そうそう元々食感なんて日本語はなかったんですよ。広辞苑にも載っていなかったんですが今は載っています。新しい言葉として認知されてしまったんですが、私にはどうしても使いたくない言葉の筆頭になっています。


 いつものように脱線しまくりましたが、関西の住人である私にとっては如何に大きな魚を釣り上げるかが重要課題となっています。単に数を釣り上げるだけなら大した苦労もしないのですが、大型サイズを如何に釣り上げるのかに苦労しているわけです。
 そんなサイズを選択的に釣り上げられないとか、サイズの大小は釣れた偶然の産物だといわれます。私もそう思っているのですが、現実に大助を毎回毎回良く釣り上げる名人が居られますので、どこかに違いがあるのでは無いかと思いたいのです。


 そこで先日は使用尺数を色々と交換してみたのです。スタートは16尺からです。次に15尺-9尺-17尺と竿を交換していきました。
 16尺は午前中の4時間ほど使い続けました。数的には30枚を数えていましたが、一向にサイズが伸びないのです。その間にいつもの大助名人達は36㎝42㎝と良いサイズを釣り上げておられます。
 そこで15尺に変更してみました。約60㎝手前を釣ることになりますので、中心には小型ばかりが集まっていて大型はその周辺にいるだろうと考え方です。実際釣り出してみたのですが、大型どころか小型の当たりも極端に減ってしまったのです。
 これは1つに振り切りで釣っていましたので、餌が落ちるポイント近くにヘラブナが集まっていたため、60㎝手前を釣っているつもりが2m以上手前を釣っていたことになっていた様子です。


 そこでしびれを切らして一気に9尺の短竿に変更しました。この場合は改めてヘラブナを寄せる事から始めることになります。
 この時の1枚目に釣り上げたのが淀の釣り天狗池で2匹だけいる変色のヘラブナです。ヒレが赤くて体表は色黒です。池では色物として扱ってくれるので100円券ゲットしました(笑)。



 しかしその後快調に釣れるのですがやはりサイズが伸びません。モタモタしている間に43.2㎝・43.3㎝・42.6㎝と大助が釣り上げられてしまいます。私には全く素振りも見せません。


 そこでまたまたしびれを切らして17尺へと変更します。残すところあと1時間です。これが大失敗で1時間に3枚しか釣れなかったのですから、大助どころの騒ぎではありませんね。
 結局尺数の変更数度したのですが結果は47枚と釣果も伸びずに、大助どころか35㎝の最低採寸サイズすら超えることが出来なかったのです。朝の16尺を使い続けていたとすると、60枚に届いていたと思うのですが、大型を狙いたいスケベ根性といいますか関西的欲求といいますか、色々と変更しても答えが見つけられなかったのです。次はどうすべきなのかなかなか打つ手が見つからないのです。
 何かお知恵を拝借出来ませんか?コメントを是非お待ちしています!!


 
 最後にこれがもう1枚いる変なヘラブナです。下半分だけ金魚に成り掛かっているというか先祖返りなのかわかりませんが、こちらも色物として金券ゲット出来ますので、淀の釣り天狗池に行かれた場合は挑戦してみて下さい。私は不思議とこの2枚を何度も釣り上げてしまうのです。まさに良く釣れてくれるいいヘラですよ!!