両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り ヘラブナが寄るには

 ヘラブナ釣りを成立させるためには何をすべきか。当然餌を打って寄せることとなるはずです。野池なら1時間2時間打ち続けて当たりが出るか出ないかでしょうか。場合によっては半日打ってやっと触りが出るなんてことも極普通のことかも知れません。


 一方釣り堀ではその場に確実にヘラブナが居るわけですから、半日も打って当たりが出ないなんてことは無いはずですが、何故か半日どころか1日打ち続けても当たりが出ないことがあります。
 水温や気温などの季候によるものが大きいとは思うのですが、他の人達が釣り上げているのに自分には当たりすら出ない場合もあるわけです。これはいったいどうしたことなんでしょうか。


 団子餌や両うどんの場合も同じ事だと思うのですが、打っても打っても当たりが出ないことがあります。ここで色々なことを書いてきていますが、今までに1度丸ボーズだったことがあります。
 真夏の水温が31度もあった管理池のことです。バラケを打てども打てども触りすらなく、小当たりを合わせるとジャミだったりと、結局ヘラブナの気配は感じる事が出来ませんでした。
 この時は団子餌でしたが、餌のサイズやバラケ方そして棚の変更と6時間私の知っている限りのことを試してみたのですが、結局1度も綺麗な当たりどころかそれらしい迂愚貴すら出す事が出来なかったことがあります。


 今にして思えば長竿を出して、少しでも水温の低い深いポイントを攻める方が良かったのかとも思うのですが、その時は13尺で通してしまったが為に答えを得ることは出来ませんでした。


 他の場合には触りすら出ない場合には、餌のタッチや配合を変えることで数枚だったとしてもヘラブナの顔を見る事が出来ました。
 やはり当たりが出ない場合の最大の原因としては、根本的には餌だろうと思えます。確かに仕掛け等を変えることで当たりが出る場合もあるのですが、それは合致していない餌を食わせるが為の方法であって、餌さえヘラブナが食いやすい状態であれば、仕掛けが少々不具合があったとしてもヘラブナは応えてくれると思うのです。
 結果的に釣果が伸びるかどうかはまた別の話となるのですが、寄っても食わないのか根本的に寄ってきていないのか、その判断をどの段階で付けるのかでしょう。


 うどん餌の場合は、まぶし粉の変更とうどんサイズで対処出来るのですが、団子餌の場合は配合からタッチまで、どれがマッチしているかは作り直さなければ解らないでしょう。そういう意味では1度に沢山の餌を作らないことでしょう。
 長くても2時間以内に使い切る程度の団子餌であれば、寄りの確認も出来ますし食い当たりが出るかどうかも確認出来るでしょう。


 勿論竿の尺数についても影響が出ます。短竿では使える程度の柔らかい団子餌で当たりが出るとしても、13尺では団子が落ちてしまったり棚にまで保たないのですから、もっと硬いまたはまとまりの良い餌にする必要があります。そのような硬い餌を使うと当たりすら出ないなんて事も起きてしまいますので、餌の硬さやバラケ方で寄る差がある場合には、当初に選択した尺数が大きな影響が出ると思います。
 反対にソフトでバラケやすい餌では釣りにならないほど寄りすぎることがあります。そうなると硬めの餌に変更する必要があるのですが、一旦集まりすぎてしまうとなかなか散ってくれないなんて事もありますので、床休めをしてある程度散ってくれるのを待つなんてことも経験した事がありました。


 集めるほど良く釣れるとは思っているのですが、集まりすぎると釣りにならないのも事実ですから、程々の寄せ方を工夫する必要がありますが、先ずは寄せることを心がけた餌作りが必要となります。
 その上で釣りやすい餌作りも必要なことでしょう。実はうどん餌の場合も硬いうどんより柔らかいうどんの方が、当たりも出やすく針掛かり率も上がります。ただこの場合も長竿を使う場合は、柔らかすぎると飛んでしまって釣りになりません。そういう意味では食いの落ちている時期には出来るだけ柔らかく作って、そのうどん餌が落ちない程度の短竿を選択することで釣果が上がることも期待出来るでしょう。


 悩ましいのは短竿より長竿の方が寄りが良いということです。浮き桟橋のある釣り場では短竿でいいでしょうが、池周辺が釣り座の場合は池中央を狙った長竿に分があります。そうなると食いの良い餌や寄りの良い餌が使えないので、そのバランスをどこで取るかがその日の釣果に現れることになります。


 単純に寄りを良くするためには、ソフトでバラケ易い餌に分があるのは間違いないと思っています。但しそれで当たりが増えるかというとそうでもないのが悩ましいところで、増して当たりを多く出して釣れ続けられるようにするとなると、単にバラケ易いソフトな餌ではダメだって事になってしまいます。


 数釣りには寄りが良い餌が必要ですが寄り過ぎる釣れない。この現実にほぞを噛む思いをするのですから、今日の餌がマッチしているかどうかはその日その日によって違うことであり、それをいち早く見つける事で今日の釣果は決まってしまいますね。


 しかし関西的には大型サイズ至上主義ですから、単に数釣れると良いとはならず如何に大助を釣り上げるかは、寄りが良い悪い葉直接関係なさそうです。大助を釣りたいとすると・・・さてどうしましょうね。