両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り ヘラブナの魚体保護

 新型コロナはいわゆるコロナウイルスですから、従来からある風邪ウイルスと同じですが、その型が違うので新型コロナと表現されています。
 ウイルス学に詳しい方に確認したわけではありませんが、素人目には風邪ウイルスも新型コロナそしてインフルエンザウイルスも同じように見えます。宿主の違いや症状の違いで色々と分かれているとしても、素人にとっては同じような風邪症状が現れて免疫力が低下している私のような既往症のあるものは治りが悪くて重症化してしまいます。


 過去に風邪に罹ると短くても1週間通常は10日間の感染期間があり、インフルエンザの場合は3週間で途中3日間ほどは寝込んでいました。ただそれもまだ少しでも若い頃の話であって今ではもっと重症化するだろうと感じています。事実今年風邪に感染したのですがやはり10日間風邪症状が消えることはなかったのです。ただ不思議なことに熱が全く出なくて重症化もしなかったので、案外コロナワクチンの効果が出たのかも知れませんが果たしてどうでしょう。


 ところでとっても不思議なんですが、新型コロナやインフルエンザは飛沫感染することは解っています。そのために手洗いやマスクで予防することが推奨されているのですが、従来型の風邪は近くに感染者がいなくても罹ってしまうと感じています。コレはいったいどうした事でしょう。従来型の風邪ウイルスは常にどこかを漂い続けているのでしょうか。それとも風邪症状が現れていない保菌者が多数いて知らず知らずに感染していて、体力の低下や免疫力が落ちたときに症状として出てしまうのでしょうか。ご存じの方がいれば是非教えて戴きたいと思います。


 さてヘラブナも菌に冒される事がとんでもなく多くあるのですが、菌だけでなく寄生虫にも冒されていることがあります。釣り堀などでは高密度に放流をされていますので、当然感染しやすく死んでいくヘラブナの数も多くなっています。
 勿論菌や寄生虫だけでなく釣り人のスレなどによって、鱗が剥がされてそこから菌が侵入しやすくなり水カビ病に冒され、結果感染症が増え死んで行くヘラブナの数も多くなります。


 菌に冒される病気として尾腐れ病・穴空き病・エラ腐れ病そしてヘラブナに多く現れる血がにじんだように見える赤班病など多数あり、これらは体力が落ちたヘラブナには特に感染がしやすく、傷やストレスによって冒される率が高くなります。


 他に寄生虫としてはイカリ虫症・ウオジラミ症・白点病・繊毛虫症・吸虫症そしてハリガネムシ症と多数ありますが、釣り上げたヘラブナが目に見える状態で虫が寄生している場合は、そのまま池に放さないでピンセットなどで取ってから戻すようにすると、少しは減るかも知れませんが・・・薬剤散布が効果的なんですよね。ただ閉鎖水域での薬剤散布は薬剤の半減期が結構長いので、釣り堀に散布されると一気に釣果が落ちる傾向があると感じています。


 いずれにしても釣り人も魚体保護に努めるようにしなければなりません。そのためには如何にスレをかかないようにするかです。的確な食い当たりを合わせることで減ると思うのですが、多分釣り方や棚の取り方などの要因も多いのではと思うのです。
 見ていますとベテランさんでも良くスレをかく方とそうでない方がいます。浮きに出る当たりの出方にそれ程の違いがあるとは思えないのですが、多い方の特徴としてズラシ巾を多くとる釣り方です。


 私の行く池は底釣り限定池でですから皆さん底釣りをされています。底釣りの場合は先ずは床計りをしますが、その状態で釣り出すことを浮き下トントンと表現しますが、そこから1節または2節と浮き下を長くされてから釣り出す方法があります。いわゆるズラシ巾と表現しますがそのズラシ巾が1㎝2㎝と増えていきそれこそ5㎝以上増やしてしまいこともあるようですが、その意味は床を餌が切らないためが最大の理由ではあるのですが、それ以外にジャミ当たりを少しでも減らしたい場合やカラツンを防ぐためが次に来る理由でしょうか。


 そのズラシ巾を大きく取りますと結果として食い当たりは小さくなります。そのために余計なジャミ当たりや的確な食い当たりで浮きが動くので良いのですが、反応が鈍ってしまいますのでしっかりとした食い当たりしか表現出来なくなり、同時に強いスレあたりでも食い当たりのような当たりが出ることがあり、結果としてスレ当たりを合わせることも多くなると考えています。


 私は反対に浮き下トントンの釣り方しかしないのですが、つまり浮き下トントンでは微少な当たりでも浮きに食い当たりとして表見さますので、数を稼ぐには的確な釣り方だと思っていますが、反対にカラツンも多くなるのは仕方のないす事です。当然ジャミ当たりも多く出てしまいますので、その中から食い当たりを見定めるのはひと苦労です。ただ大当たりも表現しますので明らかにスレだと解り、合わせる事も減りますのでスレで掛けることも減ると思います。


 他の釣り方としてカッツケや浅棚釣りがありますが、盛期の釣り方でしょうからヘラブナは湧きに湧いていることでしょう。その中での食い当たりを的確に取るのは至難の業だと思うのです。私自身カッツケも浅棚釣りもしたことがないので想像でしかありませんが、湧きに湧いているヘラブナをスレを避けて食い当たりだ取るのはとても難しいのではないでしょうか。反対にいうと餌に対して猛烈にアタックしてきますので否応なしにスレで掛けてしまうと思うのです。


 釣り場によってはカッツケ釣りを禁止されているはずですが、やはり魚体保護の観点から禁止となっているのではないでしょうか。幾ら釣りやすい釣り方だとしても鰹の一本釣りではないので・・・と思うのは、ただの底釣り愛好家としての嘆きでしょうか。


 難しく釣ってこそヘラブナ釣りだと思うので、安易な釣り方をするのはちょっと違うのではと思うのですが、こんな主張はいつも釣れない下手くそな私の言い訳でもありますね。


 でも少しでも魚体保護は池主にだけ押しつけるのではなくて釣り人側も考えるべきではないでしょうか。特に昨年はヘラブナが色々な菌に冒されて多く死んでいたように感じています。そんな時釣り人側は何が出来るのかも考えても良いように思いますが如何でしょう。