両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 2月のヘラブナ釣り

 変に暖かい日もあるようですが、水温も1番低くなっている事と思います。1日頑張っても触りすら貰えない日もあることでしょう。それでも尚どうにかして釣ってやろうとするのがヘラブナ釣り師達ではないでしょうか(笑)。


 無理しないで暖かい炬燵に入り込んで、ゆっくりとテレビでも見ている方が良いような気もするのですが、手もかじかみあまり暖かさも感じないストーブをつけて、吹きっさらしの中を、それこそ鼻水を垂らしながら一心不乱に浮きを見つめている図は、滑稽でありますがその真剣さは常人には理解し得ない世界となっています。
 現実的には家に居ても仕方ないからとか、奥様に釣りにでも行っておいでと追い出され、悲しい一日を過ごしている人も案外多いのかも知れません。
 デパートなどでよく見る光景に奥様方が買い物をしている間中、エスカレーター横の椅子に黙って座って待っているおじさま方を見かけますが、案外釣り堀に来ている釣り師達は、そのエレベーター横の紳士と同じなのかも知れないとすると、何となく悲しい感じもしないわけではありませんが、それも家庭円満に過ごす術だとすると少しでも釣果を得て、無駄な一日ではなかったと帰って行って欲しいものです。


 
 ただこの厳寒期のまっただ中で、奥様だけでなくヘラブナにも見向きもされない紳士には、少しでも釣果を伸ばす方法はいったい何があるのか、もしヘラブナにも相手にされなかったとしても、そんな悲哀を感じながらの釣りではなくて、和気藹々とした笑い声の中で楽しい釣りが出来るなら、有意義な一日だったと帰路につけるというものです。


 こんな事を書いていると悲しくなってしまいますね(笑)


 おはようございますの後に寒い日に釣りになんか来なくて良いのになんて挨拶を返されるより、やはり笑顔溢れる釣りとしたいものです。
 その為には兎に角1枚でも多く釣り上げなければならないでしょう。その1枚を求める方法は何があるのか。居着き3匹は盛期の格言でしょうか。厳寒期では生命反応すら返してこない事がありますが、それをどのようにして口を使わせるのかです。


 当然仕掛け全般が整ったとしての前提でなければ先には進めません。その時期に適した仕掛けが成立していたとしても、当たりが返してくれない場合は何をするかとなるはずです。
 もし触りすら送ってこない時期に、盛期と同じ仕掛けだとするとその弱い反応を見極める眼力が必要となってきますが、一般的釣り人には至難の業です。
 YouTubeのヘラ釣り動画を見ていても、浮きの反応があったのが全くわからない状態で、パシっと合わせて釣り上げている釣り人がいます。何度同じ所を再生したとしてもわからない浮きの変化を、食い当たり捉えて合わせているのですから、真似は出来ないなぁって諦めの言葉が口から漏れてしまいます。
 そんな神がかり的な当たりに反応するより、しっかりとした当たりと判別出来るような当たりを返してくれるためには、先ずは仕掛け全般を整えておく必要があるでしょう。
 勿論それは普遍的な仕掛けがあるとは思えませんので、自分の釣りスタイルに合ったものを作り上げておく必要はあります。仮にA氏がこの仕掛けただと良く釣れるとしても、それが自分の釣り方と違っている場合は当たりが貰えないでしょう。
 ある釣り人は、良く釣る釣り人の全てを真似して釣果を伸ばしている人が居ます。竿から道糸ハリスは勿論のこと、浮きやハリスの長さまで完全コピーしているのです。
 そこまで行くとなかなか大したものだと思いますが、振り込み方も同じですからなかなか凄いですね。
 そこまで真似の出来ない釣り人には、何が良いのかは釣行回数を増やして経験していくしかないのですが、その経験値の差がベテラン釣り師と私のような素人釣り師との違いとなって現れてしまいます。
 素人釣り師は暗中模索を繰り返し、やっと細い巧妙が見えてくるのではないでしょうか。


 さて、その1つの答えで作り上げた仕掛けでもって、いざ鎌倉と釣行するのですが得てして討ち死にとなってしまうものです。それでも諦めずに次の釣行へとなるのですが、何度も何度も駄目な方法を繰り返したところで、毎回返り討ちを喰らってしまいます。やはり少しずつ改良を加えて違った事を試していく必要があると思うのです。


 それは仕掛けの取組方の違いが先ずあります。


 私的には、盛期と厳寒期とは全く違った仕掛けを作っています。その上で釣り場で修正出来ることは試していますが餌についてもそうです。
 両うどんの底釣りですから、うどんの種類を数種持ち込むのは難しいのでまぶし粉のみ数種持ち込んでいます。
 そのまぶし粉も自分なりに意味を持たせているのです。
 先ずは寄せるためのまぶし粉、次は食わせるためのまぶし粉と2大分けをしています。
 寄せるためのまぶし粉を3種程度、食わせるためのまぶし粉を3種程度、そしてまぶし粉の付け方も数種試して、どれが今適しているかを探っています。
 1日の内でまぶし粉を変え付け方を変えています。
 それがピッタリ当て嵌まった場合は、当たりすら返して貰えない釣り人を余所にして、快調に釣り上げる事が出来ています。
 ただ冬期といえども同じ調子ではなさそうで、先週は爆釣も出来たにもか変わらず、今週は極端な貧果に見舞われる事が起きてしまいます。何かが違っているのでしょうね。
 それを見つけることが出来れば、家から追い出された紳士達も意気揚々と帰宅出来るというものです(笑)。


 さぁて、次はいったいどんな組み合わせが合致するのか。試してみたいのですが2月3日(日)は大会の日です。
 大助は無理だとしても大会参加規定をクリアー出来る釣果をあげたいものです。