両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 釣り堀の適正価格とは

 釣り堀は当然有料釣り場ですから遊漁料が必要になります。ただ遊漁料に適正価格があるのだろうかとふと疑問にお待ったのです。


 京都での釣り場は2000円平均でしょうか。弁慶池2000円、中池1800円、天狗池2300円、くつわ池1700円+駐車場代400円です。
 大阪では茨木新池1500円、王仁公園新池釣りセンター2000円、西池2300円、中セ池2500円などなどです。
 滋賀県では甲南へらの池2000円(2100円)、トムソーヤ1900円(2100円)、へらぶな釣り水茎1800円(2000円)、()内の料金は休日料金でその他シルバー・女性割引あり、清風池2000円*会員1500円


 関西ではおおよそ1500円から2500円と1000円の開きが設けられていますが、シルバー割引や女性割引などが用意されていたり、サイズによる買取をされている池もありますので、料金がそのまま釣り人の負担になっているともいえなさそうです。


 今回どうして料金について書いてみようかと思いましたのは、千葉県にあるへら鮒専門 丸山園でなんと一日・半日共に1,000円との料金設定がされていたことです。どの程度人気のある池かまた交通の便が良いのか悪いのかも全く知りませんが、夏の釣果は50枚を超えていそうですから放流量が少なくヘラブナの密度が少ない池でもなさそうです。
 写真を見る限り整備もされています。ただ関東にある自動検量器のような設備もないようですから、その分低価格に設定されているかも知れませんが、とても良心的な料金設定と感じたのです。

 また千葉県は多分ですが日本一釣り堀の多い県ではないでしょうか。その為に全体的に安いのかと思ったのですが、どうもそうでもなさそうで良く大会などが開催されている富里乃堰では、1700円土日祝は2200円てすが女性は1000円の設定です。
 関西人の私でも聞いたことのある池としては野田幸手園ですが、こちらも2000円で日曜のみ2500円で女性は1600円の設定をされています。こちらなどは収容人員が富里乃堰の倍以上の600人とマンモス釣り場ですが、多数の釣り人が訪れるような繁盛している池の様子です。


 西高東低ではなくて東高西低のヘラブナ業界ですが、シマノの本社は大阪の堺市です。針メーカーは兵庫県の播磨地区です。2大メーカーのダイワは東京ですがなんといっても竹竿の本拠地は和歌山県橋本市です。釣り糸の東レモノフィラメントは東レの100%子会社のはずですが本社工場こそ宇愛知県ですが大阪からスタートしているはずです。ユニチカも元々は大日本紡績株式会社で通称ニチボーでしたが兵庫県尼崎が創業地のはずです。社名もニチボーに改名し後に日本レイヨンと合併してユニチカとなりました。そうそうあの東洋の魔女と称されたバレーボールがあの日紡貝塚で大日本紡績貝塚工場のバレー部です。
 そういえば紡績の多くが関西発祥ではなかったでしょうか。東洋紡や日商も大阪のはずです。日商はその後日商岩井と改名し今は双日として商社になっていますね。


 釣具としては圧倒的に関西が発祥だったにも拘わらず現在の地盤沈下は如何ともしがたく、確かに人口の比率によるものだろうとは思うのですが、やはりメーカーの努力を期待したいと思ってしまいます。
 色々な大会を開催するのは良いのですが釣り堀に対する試供品の提供など、営業面でのテコ入れや釣り人の創造などにもやはりメーカーでしか出来ない事だろうと思ってしまいます。
 一時的にコロナ禍で釣り人口が増えたようですが長続きはしないでしょう。団塊の世代の皆さんが卒業されてしまうと、釣り堀も立ちゆかなくなってしまうのではと危惧しています。
 釣り客の減少によって釣り堀が単に値上げに走ってしまうと、年金生活者には簡単に釣りにでもと言えなくなってしまいます。といって野池も埋め立てられたり釣り禁止が多くなって釣り場がなくなってきています。ヘラブナ釣りは廃れていく運命なのでしょうか。


 私的には平日を低価格に抑えて年金生活者を迎える努力をすべきだろうと思うのです。釣り客が来ても来なくても同じ経費が掛かっているはずですから、平日割引きをして平日にもっと釣り客を増やす事が結果として釣り堀も生き残れていくような気がするのですが・・・。
 客が減ったパチンコ屋の轍は踏まないようにしてほしいものです。