両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 年金生活者に最適かも

 色々な釣りがありますがヘラブナ釣り業界では高齢化が進んでいます。圧倒的に多いのがやはり団塊の世代でしょうか。1947年(昭和22年)〜1949年(昭和24年)に生まれた方がその団塊の世代となるはずです。


 御年73から75歳でしょうか。経営者や役員の方達以外では年齢的にリタイヤされている方も多く居られると思いますが、当然リタイヤするのですから蓄えの大小に関係なく年金受給者となるはずです。


 実際年金でどの程度生活できるのかどうかは全く解らないのですが、当然給料よりは少なくなっていることでしょうから出費は出来るだけ抑えなければならないはずです。出費を抑えて楽しむ趣味となるとなんとなく安上がりに感じるのが歩こう会です。 
 好き勝手に歩くのは良いのですが会に参加する場合は、都道府県別または地域別に歩こう会が組織されています。私は良くは知らないのですが年会費や参加費などもある様子で、入会金1,000円、年会費5,000円などが必要な様子です。当日参加は毎回300円程度の様子です。
 確かに所要時間も短くて9時半から2時程度までの様子ですが、参加費以外に行く先々の入場料や拝観料等も必要でしょう。食事などはどうなっているんでしょうね。詳しくは知らないのですが、費用そのものはそれ程高額にはならない様子です。


 もう少し過激になると京都トレイルのような少し若い方達の参加している工程がありますが、足腰が丈夫でないとやはり難しいものもあります。また旅行業者の主催するものではインストラクターが付いていて参加費1万円前後になる様子ですが、京都1周トレイルとなると5回くらいに分けて開催されています。知らない山道にも入り込みますので余程慣れない内は単独では危険ですね。


 庭いじりも広い庭があれば出来るでしょうが、鉢植え程度であれば道にはみ出したりしてご近所迷惑になる人も偶に見受けますが、1年を通して楽しめるかというとなかなか難しいのではないでしょうか。


 そろそろヘラブナの話です(笑)。釣りをしない人にとればジーッと浮きを見つめているだけで退屈で仕方ないと映るはずです。使う餌も臭くて魚の臭いはとんでもなく生臭く、使った玉や餌に汚れた服もまた臭くて、家人には臭いと叱られるのが関の山ではあるのですが、釣りをしない人は誰が好き好んでヘラブナ釣りなんかするか!となるのでしょう。ただどんな対象魚であろうとも釣りを1度経験しそれなりに釣れてくれると、それはそれは楽しい時間が訪れるのは間違いないと思うんです。その経験が釣りにのめり込むスイッチの役割をしているはずです。


 趣味としては関東のタナゴ釣りなんてのもあるでしょうが、関西では残念ながら見向きもされません。タナゴそのものがボテジャコと蔑んだ魚としか思っていないのですから仕方ないのですが、小さい魚としてはモロコやコアユにワカサギが対象魚になりますが、釣って楽しいというよりもその後の食べる楽しみが優先していることでしょう。案外タナゴも食べられているようですが関西では見かけることはありません。


 その点ヘラブナ釣りは一部の方を覗いて食べる事をしませんので、単に釣り上げる楽しみでしかないのです。キャッチアンドリリースをスポーツフィッシングと称されますが、人にとっては食べないので遊びでしかないのでそれをスポーツと捉えているのでしょうが、ヘラブナにとっては命がけでもありますので、そんな安易なスポーツフィッシングなんて表現はどうかと思ってしまいます。


 が・・そんなことをいっても釣り人が楽しんでいるのですから、遊びの釣りでしかないのは自明の理でもあります。


 罪を背負いながらのヘラブナ釣りですが、趣向は他の釣りには例えられないものがあるような気がしています。それも自画自賛的に両うどんの底釣りにこそ野武士のような精神統一と、5㎜から1㎝程度の小当たりを業物の名刀のような名竿を使って間髪入れずに合わせ、1枚のヘラブナの重量と引きを楽しみながら釣り上げソッと針を外して池に戻す行為は、静寂から一瞬の当たりを掛け合わせて喧騒へと移りながらも、また何事もなかったかのように静かに取り込む動作へと移り、静まりかえった池でパシャと小さく水音をさせて取り込む様は、それこそヘラブナ道と銘打っても良いようなものだと思うのです。


 道具類も高価のものもあるのですが特別高価な物を使う必要はなく、餌もうどんとまぶし粉程度であれば1回100円もかかりません。野池や河川では無料で楽しめるところも多数ありますが、釣り堀だとしても他の遊びに比べても低額で楽しめるのではと思うのです。


 色々と考えることで惚け予防になるのではと思うのですが、但し運動にはまったく役に立ちませんので別に考えていただくとしても、年金世代にも懐に優しく釣りを長く楽しめるのはヘラブナ釣りを置いて他にないと思うのですが如何でしょう。


 そうそうこの前に買ったハリスは100m850円で送料150円で丁度1,000円でした。ということは送料込みで1m10円ですからハリス長50㎝で使ったとしても1本5円ですよね。これはとんでもなく安いと思いませんか?実は道糸も同程度の価格の物を使っていますので、18尺でもロスを含めて6m程度でしょうか。ということは10円×6=60円で仕掛けが出来てしまいます。
 私は浮き止めゴムを使用せずに刺繍用の木綿糸を使っていますので300m300円程度です。1回にカット分を含めて10㎝程度を使いますが0.1円しかかかっていません。針も300本入りを購入していますので1個3円程度で済んでしまっています。少々作り直してもとても安価で仕上がるのですが、思った以上に同じ仕掛けを長く使っていますのでとても安上がりに出来ています。


 このように私の仕掛けはとっても安いのですが・・・貧乏性過ぎますかねぇ(笑)でも残った予算で新しい竿を手にするのも良いような気がするのです。といってまた手放してしまうのも落ちですが、なんとなく使って見たいと思わせる新しい竿は今のところ出てないです。ただ内心最新の枯法師は使って見たい気がするのですが・・・そこまでの余裕は(T-T)