両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 第3の餌

 ヘラブナの餌には大きく分けてうどん餌と団子餌に分かれます。うどん餌はそれ程多くの種類はありませんが、うどんに附着させるまぶし粉には色々と種類がありますが基本はペレットですからたいした数ではありません。


 団子餌には大きく分けて団子餌とグルテン餌に分かれますが、団子餌も麩が主体の餌になりつつありますし、グルテン餌はマッシュと麩がブレンドしたものが出だしています。
 実は冬期のなかなか厳しい日の場合は、グルテン餌でじっくりと待つ釣り方が増えると思うのですが、グルテン餌はご存じの通りバラケ性がとても少なくて集魚効果が極端に悪いと感じています。それでもグルテン量の少ない新ベラグルテンを使ってしまうと、とても軽くい餌であり沈下途中から煙幕状に剥がれてしまって宙釣りでは良い餌だと思うのですが、この餌を底釣りで使うとあっという間に上ずってしまって使い辛い餌の1つだと思っています。


 さてそこで今回取り上げます第3の餌の話ですが、何のことはない昔に戻ってマッシュ餌を取り上げたいと思います。実は私的には単純にマッシュをすり潰してうどんのまぶし粉に使っていることがあるのですが、マッシュはご存じのように集魚効果がとても薄い餌ですから、ついついペレットのような匂いの強い餌を使いたくなってしまうのですが、以前はとんでもなく臭い生ペレットというものが売られていて、冬期にはそれはそれは重宝した餌がありました。残念ながらその強烈な臭いのために製造工場周辺の住宅に配慮して作れなくなってしまったとのことですが、それ程匂いが強いまぶし粉が売られていたのです。今でも同名のまぶし粉が売られていますが全く別物に仕上がっていて残念でなりません。
 これが菅原商会の現在売られている生ペレットですが、以前のタイプは袋からも強烈な臭気が漂うほどのものだったのです。


 おっと!生ペレットの話ではなくて今回はマルキューで販売されているマッシュ餌について取り上げたいと思います。


 このマッシュ系の餌としては5種類用意されていて野池用として推奨されているのですが、このマッシュ系を釣り堀に持ち込むとどうなるかです。
 結論を先に述べるとするならある程度の密度で放流されている釣り堀ではとても有効な餌だと思っています。多分釣れすぎて回りからひんしゅくを買うこと間違い無しですから気をつけて使うようにしましょう。これホントです!


 先ずはマッシュダンゴです。袋に書かれているようにジャミ対策にも有効とのことですから、ジャミの多い釣り堀で使って見たくなるではないですか。実際利用してみてとても有効だった餌のトップに来ました。ただこの5種類全般に言えることですが水加減を決して間違わないことです。他の麩系の餌よりも水分量が厳格に調整しなければ、それこそなんだこの餌は!と思うような餌に仕上がってしまいますが、しっかりと水分量を合わせることでその餌が持っている性能を完全に引き出すことが出来るのです。


 次にマッシュポテトです。これは何の混ざりもない単純マッシュです。このマッシュを単品で使うとバラケ過ぎてとても使い難いので、粘麩やBBフラッシュなど締める餌をブレンドして調整するのですが、粘麩で締めて反対にバラケマッハをブレンドすることで開きの時間を調整する事が出来ますので自分独自の餌を仕上げることが出来ます。


 実は先のマッシュに麩系をブレンドしてあるのがこの1:1です。たた私的にはこの餌に着けられている香料が好きではないので、こちらを使うよりもマッシュと粘麩またはBBフラッシュ等をブレンドしています。


 こちらはマルキューによると尺半上狙いに必携とのことです。こんな魅力的な誘い文句はとても惹かれるではないですか。バラケ性がある程度コントロールされているのですが、こちらにはマッシュと麩そしてグルテンが初めから混ぜられているので、先に紹介したマッシュ系の餌に色々とブレンドするより、こちらを単体で使った方が楽って事になってしまいます。ただ不思議とこの餌が他の4種類の餌より水分量の調整がとても難しいのです。


 最後にこの尺上ですがこちらも名称の通り大助狙い用ってことで魅力的なキャッチコピーが着けられています。この餌は他の餌より放置時間が長くて直ぐには使えないんです。それは尺上1に対して水が1.5ととても水が多いことです。水を加えてみると解るのですが水分量を間違えた!と思うほどで少々混ぜてもバシャバシャなんです。グルテン餌を作っていても餌に対して水分量が多いと感じますが、こちらはそんな比ではない程に水分が余ってしまいます。ところが5分以上放置するとしっかりと吸水されますのでやっと使える餌となります。その為に釣り場についてから荷物の整理をする前に餌を作っておくことです。そうすることで竿の準備が出来ると直ぐに使える餌になっているのです。
 ただやはり集魚効果は薄いので麩系の餌をブレンドして使うのですが、反対にバラケ過ぎてしまったりすると上ずりの原因になりますので、グルテン餌を混ぜてバラ速度を遅くします。

 これにの餌はマッシュが基本ですから餌は白いわけです。そこで他の餌をブレンドする場合も出来れば白色に仕上がるものを混ぜたいのです。グルテンダンゴのような緑色やペレ道のような茶色は極力混ぜたくないので私は使ってこなかったのですが、案外効果的かも知れませんね。


 これら4種の共通点は水加減が重要なことと混ぜてからの吸水時間をしっかりと設けることです。早く使い過ぎるととても使い難い餌に仕上がっていますので、ついつい他の餌餌を混ぜたくなるのですが、そうすることで元餌の特徴を阻害してしまい使えなくなりますので、しっかりと放置時間を設けて仕上げてから使うようにすると理想的な餌になります。
 集魚効果は少ないと感じてしまうかも知れませんが、白い色のマッシュが漂うことで視認性としてヘラブナに対するアピール度によって集魚効果が期待できます。私的一押しの餌ですがあくまでも底釣りを前提としていますので宙釣りでどのようになるかは全く知りません。


 まっ第3の餌といっても元に戻っただけでもあって、マッシュをもう一度見直しましょうって話です・・・ハイ


 そうそうついでの話ですが最近サナギは全く効果がないと感じているのですが、使われている方はどのような感想をお持ちでしょう。