両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 大会ルールを見直すのもアリかと

 今年も12月も終盤となり慌ただしい日々を送られている事でしょう。PayPayの割引に乗り遅れてしまい、今日にでも買い物をしようと思っていたにもかかわらず、朝から終了の情報が流れなんと前日で終了との事、せっかく安く購入出来る機会を逃してしまいましたが、皆さんは買い換えはスムーズに出来たでしょぅか。
 逃した魚は大きいと言いますが、PayPayで逃した割引も大きかったと今更ながらに思うのであります。


 そんな恨み節は横に置くとしまして、世間のヘラブナ釣りクラブでは第3日曜日には多くの例会が開催されます。早釣りや長寸、枚数から重量とそれぞれ競い合う方法があるようですが、優劣は何で決めるのが良いのでしょう。
 やはり枚数競争が本来ではないかと思うのですが、結果として重量となるのかも知れません。大小は時の運でもあるはずですので釣技を競う事にはなりません。
 如何に枚数を稼ぐかこそ腕の差となるはずですが、私達のしている大会は基本的に長寸大会で統一しています。
 不思議と時の運であるはずのサイズの大小が、何故か毎回大助サイズを釣り上げる人がいるのですから、やはりそれも釣技の差ではあるのでしょう。納得したくないのですが結果として納得せざる得ないのです。


 時の運を少しでも減らして、釣技の差を競うために生まれたのが3枚長寸です。単純に3枚長寸を比べるのではなく、スタートから1枚目に釣り上げたヘラブナは自動的に記録とします。1枚目ですからどんなサイズが釣れてくるかは全くわかりませんが、幾ら小さくてもその魚を登録しなければなりません。
 2枚目の登録にはハードルを設けていまして35㎝以下は登録出来ません。反対に35㎝以上であれば登録できることになるのですが、35㎝以上であれば登録しなければならないのではなく、もっと大型サイズを釣る自信があれば登録しなくても良いわけです。つまり35㎝のハードルと共に釣り人の意思で判断出来ます。
 そして3匹目は、枚数制限なくサイズ更新が出来ることにしてサイズアップが狙えるようにしています。
 つまり2枚目に35㎝以上を釣り上げる事が出来なければ、また3枚目が登録出来なくなりますので大会に参加していないのと同じ事になってしまいます。


 このような3匹長寸ルールを設ける事により、釣り人の腕とは関係のない1枚目の自動登録、釣り人の意思と一定のハードルのある2枚目、3枚目は釣り人の腕が反映される。そのような組み立てに於いて競う事で、ある程度公平になり誰でもトップが取れるチャンスを増やす事が出来ます。


 ある特定の人の釣技が良いために、いつもいつも常勝を繰り返すような事が防げるルールだと思っているのですが、そんなルールを組み立ててすらいつも勝ち抜いていく猛者がいるのですから恐れ入ります。
 確かに2枚目の35㎝以上を釣り上げても簡単に登録しないで、40㎝越えの大助サイズを釣り上げるまで我慢して、大助サイズを釣り上げてから登録するとトップが見えてくるのですが、私には到底出来ない相談で大助を待っている間に大会が終わってしまいます。



 そこで私でも勝てる!そんな緩いルールはないかと思い巡らすのですが(笑)、そこで考えた出したルールが次の通りです。


 1.3匹連続登録 釣り初めてから大小選ぶ事なく入替なしで3枚目まで自動登録してしまうことで、その中に大助が混ざらなくても釣り人の意思に関係なく登録してしまう。時間も決めないので、腕の差も出にくいので公平なルールと思うのです。
 2.5枚早釣り  5枚目まで誰が早く釣り上げる事が出来るか。早釣りの延長戦のようなルールです。たたこれは自己申告になりますので検証が出来ない難点がありますし、自分で枚数を忘れてしまう事もあるので難しいのですが、腕の差がしっかりと出る大会となります。
 3.次の1枚登録 ある時間を決めて次に釣れてくるサイズを測る方法。これもまた時の運の要素が強いのですが、釣れるまでの早さを競うルールではありませんので、こちらも枚数の上げられない釣り人にも優しいルールと思うのです。
 4.極細ハリス大会 0.1号のハリスで釣り上げた最大サイズを競い合う。太めのハリスを使い、40であろうが45であろうが釣り上げてしまうのではなく、0.1号で如何に切られずに大型サイズを釣り上げられるかどうかを競う、まさに釣り技を競うルールです。
 5.サイズ指定大会 例えば30㎝と指定したとします。釣り上げたヘラブナが如何に30㎝に近いかを競い合うルールです。大きすぎても小さすぎても負けてしまいます。現実的にはサイズを選んで釣り上げる事は無理ですが、誰でも釣り上げる可能性のあるサイズを指定する事で、誰でも優勝のチャンスがあるルールとなります。


 その他としては、餌の統一や仕掛けの統一なども考えられると思うのですが、餌はまだしも仕掛けは使用する竿にも影響がありますので、なかなか難しいとは思うのですが、いつもいつも決まった人が上位を占める大会では、入賞出来ない釣り人にとってその大会は面白くなくなってしまいます。
 釣りクラブなどは親睦が第一でしょう。その親睦が乱れる可能性のある大会ルールはやはり見直さなければならないと思うのです。腕そのものを競い合う事はトーナメンターに任せれば良いわけで、日曜釣り師まで血眼になって競い合うよりは、その日を如何に楽しめるかが重要と思うのです。そういう意味からも5のサイズ指定大会が平等なルールになるのではないかと思います。


 確かに釣技を競い合うのも如何にして釣り上げるかと、色々と工夫をしますので釣技向上に繋がります。ただ誰しも個性というか能力の差はあるわけで、頑張った末に全員が金メダルを取れる事はないのですから、大会も面白いと思って参加を続けるためには、私にも勝てるチャンスがあると思えなければ出たくなくなってしまいます。


 所詮大会は遊びですし親睦の輪が広がらなければ面白くありません。どこかの会が解散したり消滅するのも、誰かの声が大きいのも原因ですが、勝てもしない大会に出たくはなくなるというものです。
 1枚1枚釣り上げる毎に一喜一憂するスリルと楽しみはあるとしても、結果としてフタを開ければ同じ人とならないように、ルールを決める必要があると思うのですが如何でしょう。



 大会なんて出たくない、釣りクラブには入りたくない人の多くは、楽しみにしていたヘラブナ釣りが苦しみに変わる事が嫌だからではないでしょうか。
 他の釣り人と競い合う事で楽しみが増える感覚の持ち主はそれで良いと思いますが、私のような大人しい釣り師にとっては、カーボン竿を駆使してポンポン合わせを早くして餌を撒き続け、如何にして早くヘラブナを寄せて釣り上げるかよりも、竹竿を出して優雅にして厳しい釣り道を楽しみたいとも思うのです。


 ただ今のところ大会の中心的な立場にいますのでなかなか優雅な釣りは出来ないでいます(T.T)。ですが土曜日には誰かと競うような釣りは避けて、1日の釣りを優雅に楽しむ事で釣り全体としてのバランスを取るようにしています。


 世知辛い世の中だからこそリフレッシュできる釣りを目指したいと思うのです。ヘラブナは特に趣味の釣りの部分が大きいと思います。だからこそ道具に凝って自己満足の世界が築き上げる事が出来ると思います。


 今月の第3日曜日は師走の大会として盛大に開催される事でしょうが、終わって楽しかったなぁと思える大会運営を是非心がけて、その気持ちのままで正月が迎え続けて初釣りへと突入する(笑)。まさに年中釣り三昧と行きましょうか。