両うどんのヘラブナ釣り  天釣会のブログ

京都「淀の釣り天狗池」のヘラブナ釣り愛好会

京都 淀の釣り天狗池

 ヘラブナ釣りの科学的思い込み

 ヘラブナ釣りといえども科学が入る余地は多々あると思います。以前のブログでも科学的根拠によるイメージの話は書いてきましたが、今回は特にヘラブナ釣りでの釣法として利用される落とし込みと振り切りによる釣り方の違いを、科学的側面から検証してみましょう。


 ヘラブナ釣りもジャミ対策は必要な時期があります。これから冬期に向かうにつれてジャミは減って来ますので、あまり気にしなくて良いのですが、同時にジャミが少なくなった冬期だからこそ有効な事もあると思います。


 餌の投入で落とし込みと振り切りの場合、水深に関係なく沈下速度が明らかな違いがあります。
 仕掛けにオモリも餌も付けず針のみつけた状態で仕掛けを投入するとして、1m沈下する速度は、落とし込みの場合では約10秒掛かるのに対して、振り切りの場合は約30秒かかります。
 落とし込みの場合は、真下に沈んでいきますので水の抵抗が受けにくいのですが、振り切りの場合は、扇状に(現実的には逆U字)に落ちていきますので、道糸とハリスに水の抵抗が掛かり沈下速度にブレーキが掛かります。


 この仕掛けにオモリをつけた場合は、オモリの量にも寄りますが3倍の速度で沈下していきますので、落とし込みでは3秒で振り切りでは10秒掛かる事になります。
 ではうどんでも団子でも良いのですが餌を付けるとどうなるかですが、こちらは中間的速度で落とし込みが6秒、振り切りが20秒程掛かっています。
 この秒数が1mに対してですから水深を掛けるとその釣り場での沈下速度が割り出せます。
 つまり5mの水深があれば、餌を付けた落とし込みをすると約30秒掛かるのに対して振りきりでは100秒もかかる理屈になります。
 まぁ水深が深ければもう少しオモリの量も増やすでしょうから、現実的にはもう少し早く落ちていくはずですが、いずれにしても落下速度に明らかな違いが出てしまいます。


 この落下速度の違いを利用しない手はないはずです。


 ジャミが多いまたはヘラが寄りすぎている場合や餌が途中でもまれたくないと思うのであれば、落とし込み釣りが有利になるはずです。これは団子だけでなく両うどんでも同じ事です。
 反対に振り切りの場合は、沈下速度が遅いのでアピール度が高くなりますのでジャミ対策は無理としても、渋い釣りを強いられる冬期は有効に釣り方になるのではと思うのです。


 このように落下速度の違いを上手く利用すると攻め方に違いが出てくるので、他の人を圧倒する事も可能ですし、反対に全く置いて行かれる事にもなってしまいます。
 周りを見渡し良く釣っている釣り人の様子をうかがい、どんな釣り方をしているか盗み見て(笑)、対策を考えるのも方法と思うのですが、いくら同じような釣り方をしていても差が出てしまうのもヘラブナ釣りの奥深さではあるのですが、同じスタートラインに立つ事から始めなければならないでしょう。


 そして次に、餌の大きさ、餌の重さや軽さ、針の大きさや重さ、ラインの太さや重さ、オモリの量、浮きの形状などこれらの違いによって、沈下速度が全く違ってきますので、ヘラブナに対する合うピール度に違いが出てしまいます。
 その日その時の釣り方として、どれが適しているのか探るに1日の時間は短いと思いますが、同じ餌を使い同じ仕掛けを使っているにもかかわらず釣果に差が出るのは、餌の落下の違いかも知れません。


 そして次に確認すべき事としては水温の測定です。


 表面水温・水中水温・水底水温を調べて記録すると、次の釣行に役立つのではないでしょうか。
 両うどんの底釣りの場合では、水中温度が高いとしても浮き下を合わせる事は出来ませんが、冬期の場合は少しでも水温の高い層にいるはずですから、そこから如何にして水底に向かわせるかを苦心すればいいわけです。
 水底が1番水温が高ければなにも苦労する必要はないのですが、良くある現象で水底より30㎝上にいる場合が多く、それが最適水温なのかどうかを確認するのも良い方法と思っています。もし適水温でなければ泳層を替えやすいのではないかとも想像出来てきます。


 また池中が同じ水温であるとは思えませんので、釣り座を決める前に水温を測り0.5度でも良いので、高い水温を示す所に入るのが良いのではないでしょうか。
 ヘラブナは同じ所に留まってはいません。大きく泳ぎ回る事はないのですが、右へ左へと常に泳ぎ回っています。その泳ぎが少しでも停滞する場所こそ、水温の高いところだと思っています。
 海などでは、冷たい水が入り込むと当たりがピタッと止まってしまいます。池でも同じような事が起きているのではないでしようか。
 風が出て流れが出来た場合や水が掻き回された場合などでも、水温の変化があると思うのです。これから北西の風が強くなる時期ですので、そんな事もあるのではないかと思うのですが如何でしょう。
 勿論込み入った釣り堀では出来ないでしょうが、もし余裕があるとすれば水温による釣り座を決めるのも1つの選択肢になると思うのです。


 まぁ、これも実際の釣果に結びつくかどうかは別として(笑)。この場所でこの釣り方だと釣れる!!と思い込んで、その日の1日を何の疑いもなく釣り続けられると思うのです。
 どうしてだろうとか、なんで自分には釣れないとか、何が間違っているのだろうとか、余計な事を考え出すと益々釣れなくなってしまいます。
 自信を持って浮きを見つめ続けられると、不思議と釣果に繋がると思うんです。


 さぁ、明日は待ちに待った日曜日(笑)。自信を持って釣行しましょう!!


 あっ!これって全て思い込みですからねぇ(笑)


 

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