両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り その行為は危険です

 これから益々暑い季節となりますのでパラソル必須は間違いないのですが、絶対してはいけない事がいくつかあります。その1つが半袖や半パンのような肌を露出する行為です。幾らパラソルをしていたとしても日焼けを起こしてしまいます。パラソルは赤外線の多くを遮断するのですが、紫外線は通してしまいまた湖面からの反射もあって日焼け止めクリームを塗らないと火傷状態になってしまいます。
 それが何日も続くとシミや場合によっては皮膚癌になる可能性が高く、暑くても長袖長ズボン着用で肌が露出している顔や手には日焼け止めを塗って日焼け対策をしっかりするようにしましょう。


 そして次は高温多湿の日本ですから脱水による熱射病です。水分補強はしっかりとする必要があるのですが、どこかで間違った情報が届いているようで案外塩分を取り過ぎてしまっています。
 スポーツ選手や高温な環境で働いている人達には塩分補給も必要ですが、風通しの良い屋外でパラソルをしている状態であれば水分補給だけで十分なはずです。勿論いつも以上の汗をかいて服を酷く濡らすほどの場合は別ですが、単なる汗程度であればお茶や水で水分補給をするだけで十分です。塩分の撮りすぎは高血圧や心臓に負担を掛けてしまいますので、状況を理解した上での補給に心がけるようにしなければなりません。特にお年寄りは脱水症状と体内に熱がこもることも危険です。塩分の取りすぎは特に危険ですので、主治医に相談をしておくことを強くお勧めします。


 次は見かける人は少ないのですが決してしてはいけない行為があります。それは足を池の水に浸けてしまうことです。確かに暑い日は冷たい水に足を入れると気持ちいいものですが、池の水は入れ替わりが殆どありませんので雑菌の巣になっている可能性が高いのです。勿論少々の事であれば良いのですが、もし足に傷がある場合はそこから細菌が入り込んでしまって、最悪の状態では髄膜炎菌敗血症を起こしてしまいます。そのまま放置すると死に至るのですが良くても足の切断をしなければならなくなります。


 そういう意味では池の水で団子餌を作る場合も気をつける必要があり、具体的な傷が無かったとしても指先に逆剥けなどがあると細菌の侵入を防ぐ事が出来ません。それこそ手や指の切断に繋がりますのでむやみに池の水を使うのは考えものです。
 私はその予防策としてゴム手袋をしています。あの手術用の手袋ですがニトリルの製品を使うと破れ難くて良いのです。案外皆さん無頓着というか気にされないで池の水で餌を作られていますが、決して池の水は清潔には保たれていませんので細心の注意を払う必要があります。万一感染したとしても当然ですが池主に賠償を求めることは出来ませんからね。


 実はドクターフィッシュという言葉はお聞きになった事があるでしょう。フィッシュスパとして足湯に小魚を泳がせて、その湯に素足を浸しその足を小魚が突くことで角質を取るとされているものです。ガラ・ルファというコイ科の魚ですが歯がないので角質は実際は取れないはずです。


 そんな小魚が泳いでいるのですからその水槽の水の殺菌は一切されていません。そのために見た目は透明な水ですが雑菌が一杯の可能性が高いのです。事実タイの女性で右足の指全てを切断しなければならないことも起きています。


 アメリカでは感染症の危険性が高いということで既にドクターフィッシュの輸入が禁止されているのですが日本は何故かまだ放置されたままです。


 金魚や熱帯魚の水を交換するのに水道に含まれてい消毒用のカルキ(塩素)は、魚には死に至らしめる可能性がある程の毒性がありますので、水の交換の都度カルキ抜きをしなければならない程です。
 実は旅館の大浴場や公衆浴場の湯船などの塩素濃度は水道水の4倍の濃度です。プールはもう少し高いのですがそれほど高い濃度にしなければ雑菌が繁殖してしまうのです。ということはドクターフィッシュのいる湯は一切の殺菌消毒はされてないことになりますので怖いのです。


 もう一度言いますが、池の水は釣り堀などでは魚の病気予防や傷からの感染を予防、そして皮膚に着いているイカリ虫などを駆除するために薬を入れる場合があります。その薬が人間に対してどの程度の影響があるかどうかはわかりませんが、最低限池の水の細菌を殺すような処理はされていません。そんな水に足を入れるとそこに水虫でもあれば一発で感染してしまいます。手に傷があっても感染リスクは高いのです。
 餌作りや手洗いの水も池の水を使われる方が多いように見受けます。私の場合餌は池の水で作りますが手洗水は水道水を使うようにしています。案外皆さん無頓着に池の水を使われていますが、最近はコロナ騒ぎでウイルスについては気をつけておられると思いますが、細菌も命を落とす危険がありますので十分に注意をして下さい。
 使っているタオルを池の水で濡らすなんてもってのほかですからね。


 (掲載している写真はネットから拝借しました)