両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラ竿から持ち替えて海釣り釣行記 3月28日(日) 福井県小浜市

 思いだしますと山にこぶしが咲き始めると早春の海釣りに出かけていたのですが、いつも早すぎてまだ水温も低く乗っ込みには巡り会うことは出来なかったのですが、今年は随分早く桜が咲き出したのでどこかの虫が騒ぎ出したのか、モゾモゾと心持ちが騒ぎ出すというか、案外行けるんじゃないかと土曜日の仕事終わりに押っ取り刀でいつもの海に行ってきました。


 来月の第一日曜日はまたまた清風池でのヘラブナ大会ですから、1週間前に試し釣りに行こうかと思っていたのですが、日曜日は雨で荒れるとの予報も出ていましたのでお試し釣行です。実は美味しい魚を釣って食べたいとの思いが強いのですけどね。


 食べられないヘラブナをいつもいつも相手にしていますが、私の釣りは近くの池や川から始まりましたが鮎や海釣りを始めてからは、やはり食べたいものを釣りたいと思うようになっていました。
 それが海までの行き帰りの運転が億劫になってきたのもあって、随分と海釣りから遠ざかるようになっていたのです。ところが昨年に海釣りを復活させた初日に74㎝のスズキが釣れたのですから、またまた釣りたい食べたい意欲が頭をもたげてしまいました。とはいえ毎週行くには体力が持ちません。そこで1ヶ月に1度程度と決めて釣行するようになりました。
 運良くというか運悪くといいますか、毎月の釣行の度に食べら程度のサイズの魚が釣れますので、昨年は6月にスタートして10月まで月1回の海釣りが止まらなくなってしまいました。ただ海水温には決定的に左右されてしまいますので、真冬でも積雪がなければ釣りも可能なのですが、遠路はるばる運転して釣れなかったり寒い季節風に悩まされますので、やはり安全も考えて冬期はお休みとなっていたのです。


 本来であれば4月の後半からが水温も上がって乗っ込みの本番となるですが、桜も咲き出したことでもありますので、取り敢えず様子を見るためにも行ってみようかと日本海まで車を走らせることとなりました。


 海釣りというと本来であれば撒き餌と差し餌を用意して、船に乗ったりまたは磯に渡してもらったり筏や防波堤のような釣り場が当たり前なのですが、撒き餌を全く使わない釣り方で尚且つ車横付けで釣りが可能な場所への釣行をするようになりました。
 まだ若かりし頃は朝の4時頃に筏に渡してもらって、夕方近くまで1日頑張って釣り続けるなんて事をしていました。あるポイントでは伝馬船を自分で漕いで書き筏に固定して、牡蠣を餌にして黒鯛を狙ったり、カーバイトを炊いてアジを釣っていたりと、それはそれは体力のいる釣りをしていました。そうこうしているうちに船に乗るようになり、それこそポイントまでの時間と釣っている時間で16時間ほど船に乗っているようになり、それこそ体力の限界から短時間血栓ができる磯に釣り場を移し、夜中の2時3時に磯に渡してもらって8時には引き上げる。そんな釣り方をするようになったのです。


 ところが磯釣りですらなかなか大変だと思うようになってからは、釣り場に来るまで横付けできるようなポイントを見つけて、それも4時間程度で勝負が付くような釣り方をし出しました。それこそ誰も釣っていないそんな場所を探すのが好きで、良いサイズが釣れたことも多々ありました。今では消滅しているポイントが舞鶴湾にはあったのです。舞鶴湾に面して製材所や合板工場があったがために、湾内に輸入された材木が浮かべられていたのです。その木材に着く虫やエビを狙う魚が集まりその材木の隙間が好ポイントだったのです。活きエビを撒きながら刺し餌として利用することで面白い釣りが出来たのです。環境問題なのかどうかは知りませんが各所にあった貯木場が消滅してしまったのはとても残念です。海上貯木場がまだ残っているところがあれば好ポイントですからお試しあれ。


 今回も対象魚はスズキと黒鯛そしてソイです。困ったことに大きなフグが餌取りでこの写真のフグも30㎝近くあります。こんなのが秋には大量に沸いてしまいます。


 さて今回は春も早いためにボーズ覚悟での。上手くすると産卵前の大型が釣れるかとも期待したのですが、やはり産卵時期には随分と早すぎたと感じました。浮きが全く動きません。餌取りは困った相手ですが餌取りすら少ない様子です。そしてやっと釣れたのがスズキの子です。昨年ここで産まれた2歳魚25㎝程度しかありませんでした。


 そして次に釣れたのがこの黒鯛です。思った以上に良いサイズです。

 持って見てハイポーズ!なかなか立派でしょう(笑)。


 この後にも黒鯛を釣り上げたのですが30㎝ありました。その後当たりもなくやっと釣れたのが、何ともっともっと水温が高くなってから釣れるはずのフグじゃないですか。ただやはり痩せている様子ですが20㎝を超える良いサイズです。


 今回は黒鯛2匹、スズキの子1匹、フグ1引きでした。フグは海にお帰り願いましたがこのフグは食べられるんですよねぇ。食べませんが・・・


 大きい方の黒鯛は45㎝尺半ありました。ただ調理してみますと海藻しか食べていなくて痩せています。ここで釣れる黒鯛は貝を食べていることが多いのですが、まだ水温が低くて稚貝が育っていないのかも知れないですね。


 来週はヘラ釣りの大会ですから海は暫くお預けですが、行きたい病が頭をもてげてしまうと、またまた海向けて車を走らせているかも知れませんね。道中道の駅に寄っていくのですが、土曜日の午後は晴れて人でも多かった印象です。コロナの感染予防は十分に対応して頂きたいと思いますが、中にはマスクをされずに店舗に入ってくる人がいましたが十分注意したいですね。


 この写真は福井県名田庄村の道の駅ですが、名田庄名物として鹿の角が安く売られていました。興味のあるか他は是非!