両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 底釣り用浮きの新たな発見

 最近新しい浮きを手に入れました。基本的に私が使っている浮きは仕掛け糸共に安物と決まっていますが、数千円1万円もする高価な浮きを使われていると釣果が良いのでしょうか。実際何が違うのかよくわかりませんがそんなことを思うこと自体が小市民的貧乏性所以でしょうか。


 実際問題として高価な浮きだと爆釣できるけど、安価な浮きだと釣れないなんてことがあるのだとすると、皆が争って高価な浮きを手に入れたいと思うのでしょうが、本当のところはどうなんでしょうか。確かに浮きを交換するだけで当たりが的確に出て釣果が伸びることがあります。しかしそれは高価な浮きに変えたからではなくて、浮きの持っている特性の違う浮きに変更することで、その時々の状況に合ったことによって釣果が良いことはあると思うのです。そういう意味でも今使っている浮きの特徴をどの程度理解しているかが、とても重要な気がするのですが如何でしょう。


 最近ファッションも垢抜けていますが、元々釣りの服なんてものは汚れることが前提となっていましたので、日々着なくなったものとか汚れても平気なものと相場が決まっていました。ところがルアーやフライフィッシングが入ってきて、それはそれはオシャレなファッションに身を包み、まさに釣りスタイルまでお洒落でそんな様子全てが1つの形となって若者達に受け入れられました。


 ところがそんな時代の流れから取り残されてしまったヘラブナ釣りは、高年齢の方が多いためか見た目より実質を求める傾向があり、どうみてもお洒落とは程遠いファッションであり、スカートを履いて汚れ防止や防寒対策として利用されています。正直言ってとてもファッショナブルとは程遠いスタイルだと思うのですが、スタイルより実質を追求した結果でしょう。まぁ年寄りに冷えは禁物ですから致し方ないということにしておきましょう(笑)。


 そうそう冬期のカイロはとても重宝します。使い捨てカイロは腰に貼る物だとの思い込みがあるように感じるのですが、私には厳寒期は腰に貼っても暖かさを感じる事が出来ませんでした。そこで試しにと両肩に貼るのですがこれは素晴らしく効果があり、肩こりも治りますし動脈に近い部分のためか直ぐにホカホカになったのです。それがなぜか最近両肩に貼るほどの寒さを感じなくなっているのですが、これも暖冬の影響なのか又は防寒着の性能が良くなったのかも知れませんね。
 ただ足に貼るカイロは重宝しています。これも2種類あって足の裏に貼るタイプと表に貼るタイプがあります。これだけは今年も何度かお世話になりましたが、足は痛いほど冷えてしまいますのでなかなか辛いのであります。先日も3月に入っているにも拘わらず上下防寒対策をしても寒いくらいに感じましたので、車から防寒着を降ろすことが出来ないでいます。


 またまたいつものように横道に逸れてしまったのですが話を戻して浮きの話です。


 底釣り用の浮きは足が短く胴が長くそしてトップも比較的短いタイプが使われています。このようなタイプを使いますと浮きの立ち上がりが遅いのですが、トップが短めですから素直に立ち上がります。素材も多くが羽根の2枚合わせで竹足と相場が決まっていました。
 下の写真はイメージ写真です。(大阪にある松岡釣具店のHPより拝借しました。)


 同じような形状でもトップがムクで柔軟度の高い浮きは


 最近とても安く手に入れた浮きがあるのですが、それは胴は羽根ですが寸胴で足は竹ですが比較的長く、トップは底釣りらしく細パイプで短めに仕上がっています。つまり今までの底釣り用の浮きより胴の形状がスリムタイプではなくて、寸胴で足が長めの形状ということです。
 こちらも大阪にある(松岡釣具店のHPより拝借しました。)


 多分今までには決して選ばなかった形状の浮きなのですが、当然そこには底釣り用の浮きの形状はこの形との固定概念があったためです。それがこの形状が欲しいと思って手に入れたのではなくて、とても安く手に入れることが出来ましたので単に使ってみたに過ぎません。


 私の個人的好みもあって浮きのサイズは全長24㎝~35㎝程度を良く使っています。この程度の浮きのサイズでも新しく手に入れたタイプは、その形状のために今までの浮きより胴が短く仕上がっています。結果としてオモリが今までのように背負わないのです。


 最近私の浮きバランスは比較的浮きが負け気味のセッティングをしているのですが、以前よりオモリが背負わない浮きであるがために、なじみ巾が出すぎてしまうことになります。しかし浮きがなじむまではやや竿を引き気味で保持して、浮きがなじんだ後に定位置に竿を戻すことで理想的なトップの出方に調整します。
 そんな極端に負け気味のセッテイングであったとしても、胴の形状と細パイプのトップの特性でしょうか、とても綺麗なツン当たりを出すことが出来るのです。


 また足が比較的長めで今までの底釣り用の足より倍近い長さです。底釣り用の足は3㎝程度でしょうか。それが5~6㎝程もある竹足になっています。足が長い分浮きの立ち上がりが良くて、ハリスの余計な弛みが出にくいと感じるのです。その結果として綺麗なツン当たりが出るのかも知れません。
 今までの固定概念として足が長い浮きは宙釣り用と決めつけていたのですが、案外使えると感じたのです。


 実際浮きの形状による違いは水の抵抗など、考慮すべき要素はあるに違いないと思うのですが、理屈では割り切れない何かがあるような気がして今回のつぶやきとなりました。そんなの当たり前だとの意見もキットあるのでしょうが、底釣り用の浮きはこれだとの決めつけをしていた自分が恥ずかしくなってきます。
 多分それ以外にも色々とあるに違いないと思うのです。それはどこに隠れているのかわかりませんが、柔軟な考え方で一つ一つ試してみることも必要なんでしょうね。


 最後に話はまた横道に戻るのですが、ヘラブナ釣り師の中でお洒落を決めている人はまだ見ないように思うのですが、朝早く家人を起こさないようにして出かけている方もキットいるのでしょうが、そんな様子を見て家人達はヘラブナ釣りの何が面白いのか理解に苦しんでおられることでしょう。ただ朝早くからお洒落な格好に身を包んでイソイソと出かける様子を見た家人からは、ヘラブナ釣りは口実だと余計な詮索をされてしまうことになるのでしょうね。ってことはやはり薄汚い格好で出かけた方が家庭円満ということでしょうか。


 もうそんな歳でもない!!って声が聞こえてきそうですが、女性は棺桶に入るまで女性ですから安心は出来ません。勿論親父さん達もまだまだこれからですからね!


 なんて言って良いのかなぁ・・・(笑)


 あっ!今回は浮きの話でした。その他は穂忘れて下さい。