両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り ああ当たりが出ない!

 底釣り専用ですが自由池でのことです。ダンゴ餌やグルテン餌を使っての勝負勝負をスタートしました。しかし当日はなんで当たりが出ないのか。なんで触りも出ないのか。誰か教えて!!と叫びたくなるような状況だったのです。


 確かに周りを見回しても釣れている様子はとても少なく、池中を見回しても誰かが1枚また誰かが1枚と釣れていたのですが、それ以上の結果を見ることはなかったのです。ところが数は少ないとしてもうどん餌で通された方は、数は多いとはいえませんが何枚かを釣り上げる事が可能だったのです。これは一体どうしたことなんでしょう。


 水温は朝で12度ありました。それ程厳しい状態になるとは思えない水温です。とはいえ12月の池ですからそんなに簡単に釣れてくることはないとしても、それなりの釣果は得られるだろうと思っていたのです。
 釣りをスタートして取り敢えずそれなりの餌打ちを続けました。そうするとヘラブナが集まってくるのはわかります。ある程度集まると続けて当たりが出るはずですが、この日はその当たりが全く出ないのです。暫くしてとても小さな当たりらしき動きを見せますが乗りません。見ていると上ずり気味になっているのはわかっているのですが、それでも全く当たりが出ないなんて事はないはずで、水深も深いところで2本あまりでしたので当たりが出てもおかしくはないと思うのですが、釣り初めて1時間経過した頃に1枚の釣果です。


 やはり上ずり気味が悪いのかとの思いもあって、1本あまりの水深になるように尺数の変更をしてみました。14尺から12尺にしましたのでこの差は2尺です。2尺短くするということは60㎝短くなっているだけです。また2尺短くなるだけで1本も浅くなるのですから、とても急傾斜なポイントだとわかりますが、その近くに居るヘラブナが寄ると思われます。まして水深も1m近く浅くなっていますので14尺で釣っていたポイントからそんなに離れていないことがわかります。仮に上ずっていたとしても1mも浅いポイントですから、そのヘラブナが反応してくれると思ったのです。


 ところがその努力の甲斐もなく寄りはするのですが相変わらず当たりが出ません。全く予想が出来なくなってしまいましたが、取り敢えず今できることとして今度は一気に4尺伸ばして16尺を取り出しました。
 同じように寄る事から始めますが暫くすると集まってきているのがわかります。この場合も何度も打ち返すのですが良い当たりが出ません。もぞもぞとした当たりが出ましたので合わせるとなんとリャンコで共に口に掛かっているではないですか!。あんなに反応が悪いにもかかわらず集まりすぎているほどポイントには多くのヘラブナが居たのでしょう。
 その後は少し浮かせてツンと入る典型的な当たりも何故かカラツンになって乗ることはなかったのです。その後はスレ当たりが何度が続いてまた浮きは沈黙の時間になってしまったのです。


 確かに餌の状態が上手く行かなかったのは自覚しているのですが、餌の状態をあれこれ手変化させてみても当たりが出ないのですから一体何をすれば良かったのでしょう。


 その時の対応は水温が低いことを前提として浮きのオモリ負荷はとても少ないタイプを選んでいました。尚且つハリスは長めで針は小さめです。その結果餌はゆっくりと沈下してアピール度を増すようにしていました。それこそアピール度が良すぎて沈下途中に反応が多数出るはずでした。ところがとても素直に沈下していくのです。人一倍ヘラブナを集めることは出来ているはずですから、ヘラブナが好まない餌を使っているわけではないはずです。


 今思い返しますとアピール度を増すがための軽い仕掛けが、案外裏目に出たのではないかと思うのです。上ずり気味になっているのですから反対に餌を一気に沈めて、底の方向に関心を任せるべきだったのかも知れません。
 とは今の段階で冷静になってから思うことであって、その時は如何に腑アピール度を増すかしか考えることが出来なかったのです。それが経験不足の結果なのかも知れませんが、そんなアピール度を増した結果良い釣果を得ることもありましたので、一概にだめだったとはいえないのでしょうが、その日その時の状況で柔軟に対応できていなかった事が敗因のような気がします。


 取り敢えずは春には再訪し雪辱を晴らすことにするとして、それまではうどん池で遊んでもらうこと致しましょうか。
 しかしダンゴ餌は難しいですね。