両うどんのヘラブナ釣り

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 ダイワよりヘラ竿 HERA R 2020年10月新発売予定

 ダイワよりHERA(ヘラ)シリーズとしての第5弾のRが今年10月に新発表されます。


  ダイワでは今までHERAシリーズとしては、HERA F・HERA X・HERA FX・HERA Sが発売されていました。X以外は基本軽量系の竿ですが少しずつ性格を変えた製品作りをされていました。その中でも腰の強さを出していたFX、トーナメントを意識したS、軽量系でも手の出しやい価格のFと、色々な思惑を含んだ製品開発をされていたのでしょう。
 ただ私自身の経験では、Xを除くとそれほど大きな違は亡かったと感じています。


 さて今回のヘラRは、ダイワの軽量系ヘラ竿の最高峰として発売されます。またヘラ竿としては最長となる32尺までのアイテムが用意されています。12尺から32尺までのアイテムですが、14尺が間引きされていて21尺からは24.26.28.32が用意されています。


 ダイワのコマーシャルメッセージには次のようなことが書かれています。


「その長さ想定外!」新機軸32尺を含めた13アイテム
 ダイワテクノロジーが可能にした新領域を攻める32尺を含めた12~32尺の13アイテム。
年々へら鮒釣りも振り込み、誘いなど繊細な竿操作が釣果を左右するする場面が増え、長尺は勿論、中尺にも軽量化が求められています。
特に「HERA R」は持ち軽さとシャープな使用感を重視し、より深く・より遠くを狙える新ラインナップ32尺や4本継化された15尺など和竿の常識にとらわれずに各尺のテーパー・節バランスが見直されています。


「その軽さ想定外!」21尺97gの超軽量ロッド
 鮎竿に使用されるスーパーSVFナノプラスカーボンをはじめ、無塗装でカーボンそのものの光輝性を放つエアグロスフィニッシュ、真円度を保ち安定したブランクを造り出すスーパーリング構造などにより、21尺で100gを切る97gを実現!更にグリップ性能を向上させ、しっかり握れる新触感へらグリップを採用することで、持ち重りが軽減され、数値以上の持ち軽さを実感できます。


「その剛さ想定外!」大型べらにも負けないパワーを確保
 軽量=弱いの常識を覆すパワーを実現。
株理論設計による絶妙なバランスと、スムーズな曲がりでパワーを逃がさない『V-ジョイントα』やカーボンブランクスに竹の節のような構造を加えることで、軽量肉薄でもパワーを蓄えられるチャージリングなどにより大型べらを深場から持ち上げる十分なパワーを実現。


「HERA R」シリーズは競技から野釣りまで幅広く使用できる操作性を重視したへら竿シリーズ。
昨今の管理釣り場でのへら鮒の大型化に対応したしっかり止めて浮かせるパワーと、繊細な誘いや振り込みを可能にする持ち重りの少なさの両立は勿論、中通しでの回し振りの方向性や深場のチョウチンでのリフトアップなど安心して野釣りでご使用いただける信頼性など、へら鮒釣りのあらゆるシチュエーションを想定して開発された新しいシリーズです。


・株理論設計:和竿の生地組みにヒント得て尺ごとにバランスを取りながらスムーズな振込み、取り込みを実現する設計手法
・スーパーSVFナノプラス(17~32尺):SVFよりもよりカーボン繊維の密度をが高く、より軽く強いロッドを可能にするカーボン素材「S-SVF」に東レ(株)ナノアロイテクノロジーダイワ独自の製法で組み合わせ、さらなる高強度化、軽量化を可能とした。
・V-ジョイントα:ナノプラスを含む高強度素材とダイワ独自の超高精度ロッド設計、製造テクノロジーによって、よりスムーズなパワー伝達により、株理論設計の精度向上、へら鮒を浮かすパワーが向上
・エアグロスフィニッシュ:カーボンロッドの性能を最大限引き出すダイワ独自の特殊表面処理。軽量化に貢献
・チャージリング:ブランクスの適所に極薄いカーボンシートを加えることで、竹節のようにしなやかで粘り強いブランクスを可能にする機能
・スーパーリング構造(17~32尺):ブランクスの真円度を高めることで、竿ブレ軽減、軽量化など操作性が向上
・新触感へらグリップ:巻糸による立体感と濡れても滑りにくい塗装を組み合わせることで実現した、ソフトでしっかり握れるグリップ
・へら専用極細からまん穂先


品番 全長(m) 継数(本) 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径/元径(mm) カーボン含有率(%) 本体価格
12   3.60   4      99    55    0.9/9.3      98    68,500
13   3.90   4      107   60     0.9/9.7      98    74,500
15   4.50   4      123   64    0.9/10.7      99    85,500
16   4.80   5      108   71    0.9/11.5      99    92,000
17   5.10   5      112   71    0.9/12.1      99    94,000
18   5.40   5      118   79    0.9/12.5      99    99,500
19   5.70   5      123   85    0.9/12.8      99     105,000
20   6.00   6      111   90    1.0/13.8      99     113,000
21   6.30   6      116   97    1.0/14.0      99     122,000
24   7.20   7      116    118    1.0/15.3      99     139,500
26   7.80   7      122    143    1.0/15.9      99     153,000
28   8.40   8      119    165    1.0/16.9      99     169,500
32   9.60   9      123    211    1.0/18.1      99     199,000



 価格的に比べますと21尺でFが83,000円、Sが96,000円、FXが108,000円、そしてRは122,000円となっています。
 シマノの閃光Lに全尺数共に似た各設定で21尺では121,800円です。ただ閃光が17尺からしか用意されていないのですが、Rは12尺から用意されているのが特徴的でしょうか。


 色も今までFのスカイブルー、FXのゴールド、Sのシルバーとなかなか派手な色合いでしたが、今回のRは随分おとなしめで渋い色合いです。まさに黒鯛のいぶし銀をイメージさせるような高級感が出ています。私的には17尺を早速手に入れて試してみたいものですが、そうは簡単に手が出ない価格帯になっていますね。