両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り そろそろ春の準備?

 昨日のブログとは正反対の内容であり、また先日書きました漂う餌とは正反対の考え方にもなるのですが、これもまたヘラブナ釣りだと広い心で読んで頂ければと思っています。


 まだまだ厳寒期と称する時期であるはずですが、今年は暖冬傾向のために水温も思ったより下がらずにいますので、厳寒期仕様にするまでもなく程々の対応の仕方でもある程度釣れてきてくれます。
 ホームグラウンドの淀の釣り天狗池では、今年に入ってから一度も水温が10度を割る日はありません。平均的に12~3度と安定しているのです。その為に食いは落ちたようにも感じますが、うどんのまぶし粉程度でもしっかり寄っていることが確認出来るほどです。
 ただ食いが落ちているのは間違いなく、爆釣を演じるほどにまでは行きません。精々30枚程度が限度のように感じていますが、この先水温が下がる事があったとすると、厳しい釣りになることが懸念されますが、それでもまだ釣り方次第で何とかなりそうです。


 さて、それ程の厳寒期や水温低下も有る程度落ちついてきますと、そろそろ春釣の準備が必要ではないでしょうか。厳寒期対策のままでは上ずらせすぎてしまったり集まりすぎて釣りにならないことになりかねません。
 仮に集魚効果を上げる餌対策をしていたとすると、その成分も減らしていく必要があるでしょうし、浮きや仕掛けも繊細さから鈍感さも必要になるでしょう。そんな春に向けて何から始めるのが良いのか、またどのタイミングで変更を余儀なくされるのかどこで見定めるかですが、私的には底釣り専門ですから落ち込みで積極的に食いだしたタイミングが1つの目安ですし、上ずっているヘラブナの数が多くなりすぎている場合、極端な場合は打ち込んだ音で反応し出す頃を見計らって鈍感対策をするようにしています。


 ヘラブナは繊細な釣りだと思われている方が殆どだと思うのですが、確かに極端に小さな当たりを返してくることがあります。それは別にヘラブナが繊細な魚であり繊細な食い方をする魚ではなくて、その時その時の仕掛けバランスや水温季候などの総合要因でしか無いと思っています。現に黒節の半分程度の当たりも出るでしょうが、1節2節の当たりも返してくれるのですから、特に繊細な魚だとは思っていないのです。
 ある程度活発に動き出したヘラブナを相手にしていますと、繊細に反応する浮きや仕掛けでは落ち着きがなく、浮きも変に動きすぎて当たりが取りにくくなってしまいます。そんな時に私の場合は積極的に鈍感を求めるようになります。そうすることで余計な浮きの動きを制限することが出来るからです。


 その1つの方法が、パイプトップで浮力の高い浮きを使うことです。それだけでもあおりなどの余計な動きがセーブされると思っていますが、同時にハリスを短くしたりすることで対応出来ると思っています。
 また両うどんの場合には、まぶし粉は極力シンプルなものにして集魚し過ぎないようにします。


 どんなに多く集まったとしましても、最終的に食わせ餌を食ってくれないと始まりません。まぶし粉にだけ興味を持たせることなく、食わせ餌にも関心を持ってくれるためには、十分に漂うまぶし粉を減らしてやる必要があると思うのです。
 ヘラブナは食わせ餌を食わなくても十分に漂う餌があれば、それだけで満足してしまうので集まっているのに釣れないなんてことになってしまいます。冬期にバラケが有効ではないのはこんなところにもあるはずです。


 ある程度の寄せ効果は絶対的に必要ですが、寄せすぎによる弊害も視野に入れた組み立てが必要だと思っています。
 また釣り堀といえども産卵を控えていますので、抱卵ベラを狙う場合も集魚効果が高すぎないような対策が必要と思うのですが如何でしょう。