両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 居るのに食わない

 根本的にポイントにヘラブナが居なければ釣れないのは至極当然のことですが、そこに居るのにも拘わらず口を使ってくれない事があります。これはいったいどうしたことなんでしょうか。


 実は釣れない原因の1つとしては、食っているのにそれが釣り人に伝わっていない場合があります。


 裸眼で釣っている人はどんな当たり方で合わせているのでしょう。綺麗な一節入るツン当たりを待っているのだとすると、釣れなくて当たり前のような気がします。
 1月の終わりの頃に1日頑張って30枚釣り上げた日ですが、池中では10枚に届くかどうかの日だったはずです。そんな1日の当たり方はとても小さかったのです。綺麗な一節がツンッと入ったのは、鮮明な記憶としては1度切りでややこしい当たり方や、黒線程度の当たりの方が多かった日でした。
 勿論当たりの大きさはヘラブナの食い方だけではなくて、その日の水温や天候などの自然要因もありますが、大きな当たりが出ない仕掛けで釣っていたとするとどうでしょう。
 当然小さな当たりしか返してこないことになるはずです。


 その小さな当たりもまだ黒線程度だったとするとまだ確認のしようがあるでしょうが、それ以下の小当たりの場合は当たりと認識することが出来るでしょうか。
 1つの解決策はスコープを使う事ですが、スコープを使ったとしてもその当たりを判断するのは至難の業で、年々歳を重ねていくのですから余計に判別は難しくなっていきます。当たりだと判断出来たとしても上手く反応出来るかどうかは難しいでしょう。
 それでもホンのショック程度の当たりだとしても上唇センターで釣れて来るのですから、当たり方を見分ける目を養う以外ない事になってしまいます。
 YouTubeのヘラブナ釣りをされている映像がありますが、浮きの変化を見ていましてもいつ当たったからわからない程の当たりに反応されて、的確に食わせられている映像を見ますと、私には無理だなぁって思ってしまうことがあります。
 ですがそんな事は万人誰しも出来る事ではありません。


 そうなると少しでも大きな当たりを出す事に腐心する必要があります。どんな仕掛けにすると当たりが大きくなるのでしょうか。


 1つはショックが上手く伝わる仕掛け作りが必要との事になります。そんなことが出来るのか甚だ疑問ではあるのですが、1つの方法としましては、厳寒期だからムクトップの浮きを使うとの考え方から少し離れることでしょうか。
 パイプトップを使う事で節のある当たりを出す事が出来ます。それも出来れば極細タイプのパイプトップを使うことでしょうか。盛期のような強い当たりは出しにくいでしょうから、太いパイプトップは使わないほうが良いと思いますが、中空のパイプトップには浮力があります。その為に食い当たりがヌーッと入るのではなくてショックのあるツンとした当たりが出やすくなるのです。
 こうすることで当たりがハッキリと判断出来まいので、結果的に釣果が伸びると考えています。


 では仕掛けも万全というより仕掛けそのものを交換したくない場合、それでも食わせたい場合はどうするかですが、私の場合は底釣りですから底釣り限定の話としてましたは、当然底方向にヘラブナの関心を持たせる以外ないのですが、同時に食いやすい餌の状態にする事が重要になってきます。


 団子餌の場合はいち早くバラケさせてる事が重要ですが、水中に分散させるようなバラケ方というよりは、解けるようなバラケ方にすべきであり、食いやすい状態にいち早く演出することで反応が良くなります。
 冬期は待ち釣りの方が多いようですが、その為にしっかりとした団子やグルテンを作ってしまうと、いつまで経っても当たりを返してくれませんので、初めから小餌にしてテンポ良く打ち返すか、針の懐に残るような餌ブレンドをしていち早く解ける演出でしょうか。


 うどん餌の場合は、間違いなくまぶし粉を早く剥がすことです。冬期の上ずり現象は手に負えないのですが、それを恐れる余りペレットに糊やドロをまぶして、水面では剥がれないような工夫をされていますが、夏場ならまだしも冬期ではヘラブナの活発さは半減しています。積極的に餌を突いてまぶし粉が剥がれるようなことはないので、当たりが出るまで時間が掛かって仕方ないことになります。
 その場合の工夫も色々とありますが、釣り方によって変更する必要がありますので、これが正解とはなかなかいえないのです。1つにはペレットサイズの変更でしょうか。
 現在使っているペレットサイズが、2Cだとすると3Cや4Cの大粒に変えてみることでしょう。また反対に大粒を使っている場合は、小粒を使って当たりの出方を見定める事でしょうか。場合によっては粉末を使うのも方法ですが、元のうどんの粘着力や水分量によって、その付着力に差がありますので一概には断定出来ないのです。
 いずれにしましても自分が待てる時間放置して、そーっと餌を回収してみることです。その時ペレットが全く残っていなければそれが正解で、集魚効果を高めようとする余りペレットをしっかりと付着しすぎていると、その時回収したうどんにペレットが残っていたとすると、まだ当たりが出るのはもう少し先になってしまう事になります。
 その待ち時間に合ったペレットサイズと付着力の関係で、ポイントにヘラブナが寄っているにも拘わらず釣れない当たらないなんてことが起きないと思っています。


 なんて偉そうなことを書いていますが、そうは簡単に対処出来ないからこそヘラブナ釣りは面白いのでしょうね。
 さぁ次も悩んで悩んで結果を残すことと致しましょう。