両うどんのヘラブナ釣り

ヘラブナ釣りで人生を楽しんでいる日曜釣り師です

常時50枚の釣果と大助を釣り上げるために

 ヘラブナ釣り 釣りクラブは自ら襟を正そう

 私達天釣会は、釣りクラブではなくて釣り大会専門の集団です。その為に会費も当日会費のみで会の運営資金は必要としていません。また当日集まった人達で開催するだけで、事前に話し合ったりと運営についての協議もありません。つまり釣りクラブのような集団ではないともいえるわけです。
 一般的な釣りクラブは、会費があり会員としての登録がされているはずです。クラブとして一種の集団が形成されていることとなります。その為に当然仲間意識が高まりますので、和気藹々とした雰囲気が保たれていたり、釣り師同士の釣技の向上など情報交換の場にもなっているはずです。そういう意味では、釣りクラブはとてもいい団体だと思っているのですが、仲間意識が高くなりすぎているために色々な弊害が見え隠れします。


 1つにマナーの悪さが目立つことです。勿論全ての釣りクラブが問題ではありません。とても穏やかに釣り続けられている皆さんも多数おられるのですが、一部に仲間意識が高くなりすぎているためか釣り座が離れていても大声で話し合ってしまいます。釣り座が隣同士であればそんな大声も出す必要はないのでしょうが、屋外に於いては小声では聞こえませんので、ついつい大声となってしまいます。当然その声は他の釣り師にも届きますので、全く不必要などうでも良い会話を聞かされてしまいます。その不快感は逃げ出したくなるほどですが、他人のことなどお構いなしに大声となっている釣りクラブがあります。


 多くの場合は、そのリーダー格の性格に起因するところが多いと思うのですが、リーダーが大声で話したり大声で笑ったりしていると、他の会員にまで伝染してしまって静かに釣ることを良しとする雰囲気から逸脱してしまっている様子です。
 そういう意味では、リーダー格の方が礼儀正しい釣りクラブの場合は、とても静かに釣り続けられていますし、漏れ聞こえる会話も微笑ましい事が多いように感じています。


 野池ならまだしも釣り堀のような閉鎖空間では、他の釣り人に対して如何に迷惑を掛けないかが、ヘラ釣り師としてのマナーであるはずです。
 桟橋は静かに歩くなんて誰かが指摘するまでもなく当たり前のことです。にもかかわらずドンドンと闊歩する人がいたりしますが、個人での釣行の方には少ない印象があります。クラブなどの団体で現場に入られると、先に入っている釣り師の事などお構いなしに、我が物顔で闊歩される姿は見苦しいものでしかありません。


 またある釣り池では常連となっているが為に、我が池のような振る舞いをされるクラブがあります。そんな場合も釣り池が作ったルールと言うより、そのクラブのルールのようなものを持ちだしていたり、その釣り池に私物を平気で置いていたりして、その釣り池を仕切っていたりするのですから閉口してしまいます。当然そんな釣り池に私は決して行こうとは思いません。
 私が見ている限り釣り堀は衰退の傾向があります。そういう意味では常連的釣りクラブが使い続けてくれることを良しとしている場合もあると思うのですが、そんな池であればあるほど他の釣り師が訪れない池となってしまって、余計に衰退の一途をたどる結果となっているようです。
 池主による経営方針がしっかりしているところでは、そんな釣りクラブに対して阿る(おもねる)ような対応はされないのですが、衰退傾向にある釣り池ではどうしても頼ってしまうこととなるのでしょう。


 現状として衰退傾向のある釣り池が、今後とも繁栄をするためにはある特定の釣りクラブに対しての便宜を図ったりすることなく、また釣り客が喜んでくれる企画運営をすることで池の維持が出来ると思うのですが、それを池主にだけに押しつけるのではなくて、釣りクラブの皆さんもその池の雰囲気を壊すことのないように、ヘラ師としての威厳と紳士的振る舞いを求めたいと思います。


 ある池ではそんなマナー違反者には出入り禁止も辞さない対応をされています。それでこそ一般釣り師達が気持ちの良い釣行が出来ると思っていますが、このような意見に賛同する釣り師達がそんな池に集まっている様子が窺えます。。
 もし心当たりのあるクラブの方は、煩いことを言うな!ではなくて、マナー違反しているかどうかをもう一度確認して頂ければと思います。どうしても大声で話したいのであれば、釣りが終わってから仲間で集まって大いに盛り上がれば良いだけです。
 または池全体を貸し切って他の釣り師が居ない状態を作ってから大いに叫んでいれば宜しいのです。


 我が天釣会では、行儀の悪い釣り師にはその都度注意をするようにしていますが、それでもある程度の目こぼしをして雰囲気を壊さないようにしてしまっています。
 また釣りを早めに終わってからゆっくりと話す時間を設けています。ただついつい話し込んでしまって帰宅が遅くなりがちですから、そこの辺りは頃合いを見計らって打ち切るようにはしています。気の弱い人が早く帰りたいのに言い出せなくて、最後まで付き合うようになりがちですが、そんな素振りを見せた人にはもう良いですよと声がけするようにしています。


 やはりヘラ釣り師は紳士の釣りであるとの自負の元で、日頃の行いを振り返る必要があるでしょう。私自身も含めてですが、ヘラ釣り師は行儀が悪いなんて言われないように心がけたいものですよね。


 ただ口は災いの元といいますか、仲間意識があり過ぎてついつい出てしまった言葉で相手を傷つけてしまっている場合があります。発言した本人は気にもしてないのでしょうが、言われた側はカチンと来ているはずです。そのためにその会から脱会される方が出たり、黙って行きつけの釣り堀には顔を出されなくなったりします。
 良い年をしているのですからそのくらいは解りそうだと思うのですが、身体的特徴をあげつらったり大の大人をパシリに使ってみたりと、見ていて恥ずかしいというよりは情けなくなってしまいます。会の中でいつしか上下関係が出来上がるのは、人間界の自然の流れなのかも知れませんが、子供じゃないんですからそこの辺りもわかりそうなものですよね。それこそ仕事関係の繋がりがあったとすると、余計に趣味の世界にまで上下関係を引きずっている人もいます。こればっかりは致し方ないのかも知れませんが、周りで見ていても不快な気持ちになるだけで余り気持ちの良いものではないですよね。



 なんやかやと書き連ねましたが、次の日曜日には気持ちの良い釣行が出来ますように、マナーの悪い釣りクラブと合わないようにしたいですが、それにも増して爆釣と大助を釣り上げて十分満足して帰宅したいものです。
 現実的には少々煩い人達がいたとしても、それを上回る程の良い釣りが出来ると、案外煩さも気にならないのかも知れないですね。


 さぁて、釣るべし釣るべし!!